2022年 小松基地航空祭:台風が接近するも3年ぶりに開催!アグレッサー機やトップガン コラボ機を撮った‼

2022年 9月19日(月)に開催された「航空祭2022 in KOMATSU」に行ってきた。今回の航空祭は、抽選で入場者を制限して開催されたが、台風の接近に伴い開催が危ぶまれ、前日の夕方まで確定しなかった。また、無事に開催されたものの台風の影響でその日に帰阪できず、もう1泊することにはなったが、とにかく3年振りの小松基地航空祭を楽しむことができてよかった。

1. 往路:

1-1 前日の移動・宿泊:

2014年に航空祭デビューして以来、小松基地航空祭は旅行社のツアー(大阪発0泊2日のバスツアー)を利用していたのだが、入場者制限が行われたからか、ツアーが企画されなかったので、初めて自分で段取りして行くことになった。行きは、JRの「サンダーバード号」を利用して金沢入りし、あらかじめ予約していたホテルに泊まった。

18日の午後4時半過ぎに開催確定を確認してからの移動だったため、金沢駅到着が夜の8時過ぎになってしまったが、金沢駅のシンボルである「鼓門(つづみもん)」だけは押さえておこうと、多くの観光客に交じって撮影した。赤や青、紫など、刻々と色が変わるスポットライトを浴びて幻想的かつ荘厳な美しさを放つ鼓門を目の当たりにして夢中でカメラのシャッターを切った。

前日(9月18日)の夜、「サンダーバード号」に乗って金沢入りした
金沢駅のシンボル「鼓門」 ” 赤 “
同じく鼓門 ” 青 “
同じく ” 紫 “

1-2 当日の移動:

航空祭当日は、金沢から電車で小松駅に移動し、そこでシャトルバスに乗り込んだ。シャトルバスに乗れるまで大体30分くらいかかったが、その際、「土居原ボンネット広場」に設置されていた旧特急「白山」や「雷鳥」に使用されていた車両を見ることができた。通常は先端部分の表示が「雷鳥」になっているそうだが、この日は小松基地航空祭の案内表示に変わっていた。

旧特急「白山」や「雷鳥」に使用された「クハ469-501」

シャトルバスで小松基地航空祭に行くのは初めてだったので、「オープニング航過飛行飛行」に間に合うかどうか心配していたが、午前8時前にはエプロンに到着できた。

朝の8時前のエプロン地区の様子 「ミニチュアモード」で撮影
上の写真と同様、プログラム開始前の会場の風景(「ミニチュアモード」で撮影

2. 飛行展示:

2-0 気象観測飛行:F-15J

基地到着後、「オープニング航過飛行」まで時間があったので、いつも通り、カメラの撮影モードを「ミニチュアモード」に設定して会場の風景を撮影していた。ところが、しばらくすると第303飛行隊、第306飛行隊所属のF-15J戦闘機が次々と離陸していったので驚いた。慌てて撮影したのだが、「ミニチュアモード」のままだったので絶好のシャッターチャンスを逃してしまった。しかも、その中には、第303飛行隊の特別塗装機が含まれていて大変がっかりした。エプロン地区に達したらいつでも通常モードで撮れるようにしておかなければならない、という鉄則を忘れていた自分を責めるしかなかった。

観測飛行のため離陸した第303飛行隊のF-15J特別塗装機 
何と「ミニチュアモード」のまま撮影したため機首や尾翼がボケボケっ! 今回最大のミス ‼
離陸する第303飛行隊 ” ファイティングドラゴンズ ” のノーマル塗装機
同じく ” ファイティングドラゴンズ ” のF-15Jノーマル塗装機

2-1 オープニング航過飛行・機動飛行:F-15J

「オープニング航過飛行」と「機動飛行」は、”ファイティングドラゴンズ”こと第303飛行隊と”ゴールデンイーグルス”こと第306飛行隊所属のF-15J戦闘機各機によって実施された。前に書いた通り、第303飛行隊の特別塗装機については、” これぞ ” という写真を撮ることができなかったが、今回の最大の目玉?である第306飛行隊記念塗装機”トップガン マーヴェリック コラボ機”については、” そこそこ ” のレベル(もちろん、私基準)で撮影できたので良かった。

第306飛行隊”ゴールデンイーグルス”のF-15Jトップガンコラボ塗装機 
右側に会場後方を旋回する別のF-15Jが小さく映っている
上の写真の続き
トップガンコラボ塗装機  かなりトリミングしているので、画質が悪い
同じくトップガンコラボ塗装機
もちろん、ノーマル塗装機も大活躍
303飛行隊 ” ファイティングドラゴンズ ” のノーマル塗装機
303飛行隊 ” ファイティングドラゴンズ ” のF-15J特別塗装機 逆光で残念
第303飛行隊と第306飛行隊のF-15J 戦闘機 4機による編隊飛行 ” ド逆光 ” で真っ黒

2-2 訓練飛行:U-125A & UH-60J

「訓練飛行」も地元機であるU-125A救難捜索機とUH-60J救難ヘリコプターによって実施された。U-125Aが離陸して会場を旋回しつつ救難物資を投下し、UH-60Jが遭難者を救助するデモンストレーションを披露した。

離陸するU-125A救難捜索機
会場上空を旋回するU-125A救難捜索機
UH-60J救難ヘリコプター

2-3 曲技飛行:T-4ブルーインパルス機

会場で入手したパンフレットを見るまで、私は定番通り、ブルーインパルスの「曲技飛行」が最後の演目だと思い込んでいたが、実際は、飛行教導群のアグレッサーによる「機動飛行」が最終だと知って驚いた。

芦屋基地航空祭は天候に恵まれ、青空を背景に様々な曲技を展開するブルーインパルスの飛行を楽しめたが、今回の小松基地は曇天。でも、せっかく入場者の抽選に当選し、開催された喜びを噛みしめてカメラのシャッターを切った。

なお、ブルーインパルスの演目に関する知識が乏しいため、キャプションはつけないでおく。

2-4 機動飛行(アグレッサー):F-15DJ

前述の通り、今回の ” トリ ” は、飛行教導群のアグレッサーによる「機動飛行」だった。通称 ” 砂漠 “と呼ばれる#076号機と同じく “ジーパン ” と呼ばれる#094号機の2機が大胆な飛行を披露してくれたのだが、私の腕では背中を撮るのが難しかった。改めて私の ” 伸びしろ ” の大きさを痛感した。

離陸する飛行教導群のアグレッサー#076号機 通称は ” 砂漠 ” だとのこと
上の写真の続き
アグレッサー機 ” 砂漠 ”
離陸するアグレッサー#094号機 通称は ” ジーパン ” だとのこと
上の写真の続き
アフターバーナーを使って加速して・・・
ハイレートクライムをするアグレッサー機 ” ジーパン ”

3. 地上展示:

航空祭の当日朝の時点で、午後1時頃以降の特急サンダーバードが運休になると聞いて小松駅前のホテルの予約を取っていたので、従来以上にゆっくりと地上展示機の写真を撮ることができた。

U-125A救難捜索機
UH-60J救難ヘリコプター
第306飛行隊のF-15Jノーマル塗装機
上手く飛行中の写真が撮れなかった ” ファイティングドラゴンズ ” の特別塗装機
” ゴールデンイーグルス ” のトップガンコラボ塗装機
アグレッサー機 #076号機 ” 砂漠 ”
アグレッサー機 #094号機 ” ジーパン ”
アグレッサー機 #093号機  機体番号から” オクサン ” と呼ばれているらしい
アグレッサー機 #082号機 ” ラムネ “
アグレッサー機 #090号機 ” ワカメ “
ほかにも ” 抹茶 ” や ” メロンクリームソーダ “という愛称があるらしい

4. 帰路:

当初、小松駅から特急サンダーバードに乗って帰るつもりだったが、9月20日朝の時点でサンダーバードの運転再開が午後になるとのことだったので、金沢駅前から高速バスで帰ることにした。午前10時20分に金沢駅前を出発する便に乗り、午後5時前に大阪に帰ることができた。

9月20日朝の金沢駅 スポットライトの照射がない鼓門も風情があって良いと思う
金沢から大阪への帰りに利用した高速バス

5. おわりに:

台風14号に翻弄された航空祭ではあったが、その分、記憶に残る航空祭となるのは間違いないと思う。

※お詫び:文中でいろいろ苦労したと書いたが、今回の台風で被災された方々からすれば、「台風が接近していることを承知でわざわざ遊びに行ったのだから自業自得だ、大したことじゃないのに大袈裟に騒ぐな!」と思われると思う。お気を悪くされたら大変申し訳なく、お詫び申し上げる。

小松基地航空祭 2014年&2015年:航空祭デビュー!

小松基地航空祭 2016年:アグレッサー部隊に初めて出会えた日

小松基地航空祭 2018年:アグレッサーやスペマ機

小松基地航空祭 2019年:コロナ前最後の航空祭、2022年の開催は??

2022年 芦屋基地航空祭:迷った末に行ったら”晴れ”だった‼

今回の「令和4年度 芦屋基地航空祭(2022年9月4日開催)」ほど、行こうかやめようか迷った航空祭はなかった。

行きたいと考えたのは、①人数制限のない航空祭だった、②今年5月の静浜基地航空祭で十分な結果を残せなかったのでリベンジしたいと思っていた、③ひっとしたら2019年の航空祭のように築城基地のスペシャルマーキング機に出会えるかもしれないと期待していたから。

一方、やめようかと考えたのは、①開催時間が午前9時から12時半で、静浜基地の航空祭よりも短かった、②外来のF-15J戦闘機、F-2支援戦闘機の出番?が、それぞれわずか10分だった、③台風11号の接近や秋雨前線の影響を受ける可能性があり、予想降水確率が高かった(60%)から。特に③の当日の天気がどうなるかが一番の心配事で、大いに迷ったが、思い切って出かけることにした。

1. 往路

1-1 大阪~小倉駅:

往路は、あらかじめ予約(人数制限がないことが分かった直後の6月に予約)していたWILLER EXPRESSの高速夜行バスを利用した。大阪の梅田を前夜の9時40分に出発して当日の朝7時過ぎに小倉駅前に到着する便だ。4列シートのバスで横方向は狭かったが隣の乗客との間に仕切板があって肘や膝が当たることはなく、前後方向はゆとりがあったので、いつも利用していた航空祭バスツアーよりは快適な旅だった。

当日、最後の休憩で壇之浦サービスエリアに止まったのだが、ちょうど朝日が関門橋にかかるタイミングで大変美しかったので、何枚も写真を撮った。

往路でお世話になったWILLER EXPRESSの高速路線バス
最後の休憩場所となった「壇之浦SA」で航空祭開催日の朝6時半頃に撮影

1-2 遠賀川駅~芦屋基地:

芦屋基地の最寄り駅である遠賀川駅からシャトルバスに乗って、3年ぶりに芦屋基地に到着した。シャトルバスに乗るまでに時間が掛かったり、基地到着後の入門チェックで手間取ったりすることを心配していたのだが、すべてスムーズに進み、午前8時半には基地内のエプロンでスタンバイできた。

今回も決して早いタイミングで基地についた訳ではないが、たまたま、最前列にいた方が別の場所に移動されたので、珍しく最前列を確保でき、「今日はついているぞ」と思ったのだが、実は、これが今回のリベンジ失敗の一因になってしまった(勿論、一番の原因は、私の腕の未熟さだけど)。

3年ぶりにやってきた航空自衛隊 芦屋基地
今回は、最前列で撮影 右側には消防車、左側にはUH-47Jが展示されていた

2. 飛行展示:

2-1 オープニングフライト:T-4 & U-125A

プログラムの最初は、地元の ” レッド・ドルフィン ” ことT-4中等練習機2機とU-125A救難探索機1機によるオープニングフライトだった。

T-4中等練習機2機とU-125A救難捜索機1機によるオープニングフライト

2-2 救難展示飛行:U-125A & UH-60J

続いて、U-125A救難捜索機とUH-60J救難ヘリコプターによる救難展示飛行が行われた。U-125Aが周回を続ける中、UH-60Jが遭難者を救助するという定番の演目だった。

離陸するU-125A救難捜索機
救難展示飛行で会場上空を周回するU-125A
救難飛行展示を行うUH-60J救難ヘリコプター  
シャッタースピードの戻し忘れが怖いので、1/1,000秒で撮影

2-3 編隊飛行:T-4

3つ目の演目は、T-4中等練習機8機による編隊飛行だった。例年通り2機がペアになって編隊離陸をしたり、全機で編隊飛行したりしたが、今回は、編隊着陸も披露された。会場のアナウンスによれば、機体に異常が生じた場合、他機が随伴してサポートを行う様子を再現したとのこと。それを聞いて映画「トップガン」1作目で敵機との戦闘でパニックに陥ったクーガー機にマーベリック機が随伴して空母まで戻るシーンを思い出した。ただ、写真で見る限りでは、「編隊離陸」との差が分からず、ちょっと残念。

2機編隊で離陸する ” レッドドルフィン ” ことT-4中等練習機
編隊離陸をする別のT-4× 2機
T-4×8機による編隊飛行
編隊飛行をする8機から2機を選んで撮影(全機を入れると豆粒になってしまうので)
編隊着陸からの編隊離陸を見せた2機のT-4
単機での飛行もあった

2-4 機動飛行:F-2A

当初のプログラムでは、T-4による編隊飛行に続き、F-15J戦闘機2機による飛行展示が行われることになっていたのだが、予定時間を過ぎてもF-15Jはこなかった。恐らく、当日の基地のSNSを確認すれば案内があったのだと思うが、それを知らなかった私は、「開催時間が短いんだから、早く来てくれよ‼」と思いながら待っていたのだが、とうとう、F-2A支援戦闘機の出番になってしまった。なお、やってきたのはスペシャルマーキング機ではなく、第6飛行隊(通称ロクスコ)の通常塗装機だった(そもそも、今年のスペシャルマーキング機があるのか、どうか私は知らない)。

静浜基地のリベンジを狙っていた私だが、F-2Aの飛行展示がわずか10分ということを意識しすぎて焦ってしまった。その上、薄雲がかかっていたせいでピントが合いにくく、さらに右側の大型の消防車、左側のUH-47Jチヌーク、私の横や後ろに詰めかけていた人たちで視界が遮られ、思うようにズーミングできなかったので、ストレスフルな10分間になってしまった。そんな悪戦苦闘の末に撮った写真の中から、いくらか ” まし ” なものを選んでアップする。

築城基地からやってきた2機のF-2A支援戦闘機
タッチアンドゴーをするF-2A
ヴェイパーを発生させながら旋回するF-2A
F-2A
2度目のコンバットブレイクをきめた2機のF-2A
F-2A
ランディング・ギアを出し、機体を左右に振って別れを告げたF-2A

2-5 曲技飛行:T-4ブルーインパルス機

今回のオオトリは、もちろん、ブルーインパルスによるアクロバット飛行。F-2Aの撮影で大失敗して落ち込んでいたものの、何とか気持ちを切り替えて撮影に臨んだ。青空に白いスモークが映えて美しかった。

なお、あいかわらず、ブルーインパルスの演目には疎いので、各写真の注釈は割愛(笑)。

3. 帰路:

帰路は、高速バスを使わず、JR在来線で小倉駅まで行き、小倉駅から新大阪駅まで新幹線を利用して無事帰宅した。そこで出会った風景や電車の写真をご紹介する。なお、鉄道関係には疎いので、注釈に誤りがあるかもしれないが、お許しいただきたい。

JR遠賀川駅のプラットホームからの景色
高速で遠賀川駅を通過する特急「ソニック」
小倉駅に到着した快速電車  降車後すぐに撮影したが、すでに行先表示が「鳥栖」になっていた
小倉駅に停車していた「ディスカバー九州エクスプレス787」 もちろん、帰宅後にネット検索して知った
別の角度で撮影した「ディスカバー九州エクスプレス787」

4. おわりに:

私は、諦めの悪い老人で、周りの人にご迷惑をかけてしまうことも多々あるが、今回の芦屋基地航空祭に限っては、それがプラスに働き、あとで「あんなに晴れたのなら行けば良かった‼」と悔やまずに済んだので、自分を自分で褒めてやりたいと思った。

一方で、自分の撮影技術+精神力の低さもさることながら、2019年までに培ったノウハウ(上空に上がってしまった飛行機を撮るのならエプロンの真ん中ぐらいが丁度いい)を忘れて最前列に陣取ってしまった自分が情けなくもある。

ということで、5月の静浜基地航空祭に続き、納得のいく成果(写真)が得られなかったのは残念だが、昨年まではそれを悔やむことさえできなかったので、贅沢な悩みだと言えるだろう。いつまで元気で航空祭に行けるか分からないが、「伸び代しかない」ことを喜んでおこう。

まだまだ、制限付きの開催が多い(浜松基地の午後1時半~3時半開催には本当にビックリ‼)し、台風などの影響で中止になったり、飛行展示がショボくなったりする可能性はあるが、次に期待して腕と精神力を磨いておきたいと思う。

芦屋基地航空祭 2018年:逆光メインだけどのんびり楽しめた芦屋基地航空祭 2019年:築城からやってきた赤い”あれ”にビックリ!!