今回の「令和4年度 芦屋基地航空祭(2022年9月4日開催)」ほど、行こうかやめようか迷った航空祭はなかった。
行きたいと考えたのは、①人数制限のない航空祭だった、②今年5月の静浜基地航空祭で十分な結果を残せなかったのでリベンジしたいと思っていた、③ひっとしたら2019年の航空祭のように築城基地のスペシャルマーキング機に出会えるかもしれないと期待していたから。
一方、やめようかと考えたのは、①開催時間が午前9時から12時半で、静浜基地の航空祭よりも短かった、②外来のF-15J戦闘機、F-2支援戦闘機の出番?が、それぞれわずか10分だった、③台風11号の接近や秋雨前線の影響を受ける可能性があり、予想降水確率が高かった(60%)から。特に③の当日の天気がどうなるかが一番の心配事で、大いに迷ったが、思い切って出かけることにした。
1. 往路
1-1 大阪~小倉駅:
往路は、あらかじめ予約(人数制限がないことが分かった直後の6月に予約)していたWILLER EXPRESSの高速夜行バスを利用した。大阪の梅田を前夜の9時40分に出発して当日の朝7時過ぎに小倉駅前に到着する便だ。4列シートのバスで横方向は狭かったが隣の乗客との間に仕切板があって肘や膝が当たることはなく、前後方向はゆとりがあったので、いつも利用していた航空祭バスツアーよりは快適な旅だった。
当日、最後の休憩で壇之浦サービスエリアに止まったのだが、ちょうど朝日が関門橋にかかるタイミングで大変美しかったので、何枚も写真を撮った。


1-2 遠賀川駅~芦屋基地:
芦屋基地の最寄り駅である遠賀川駅からシャトルバスに乗って、3年ぶりに芦屋基地に到着した。シャトルバスに乗るまでに時間が掛かったり、基地到着後の入門チェックで手間取ったりすることを心配していたのだが、すべてスムーズに進み、午前8時半には基地内のエプロンでスタンバイできた。
今回も決して早いタイミングで基地についた訳ではないが、たまたま、最前列にいた方が別の場所に移動されたので、珍しく最前列を確保でき、「今日はついているぞ」と思ったのだが、実は、これが今回のリベンジ失敗の一因になってしまった(勿論、一番の原因は、私の腕の未熟さだけど)。


2. 飛行展示:
2-1 オープニングフライト:T-4 & U-125A
プログラムの最初は、地元の ” レッド・ドルフィン ” ことT-4中等練習機2機とU-125A救難探索機1機によるオープニングフライトだった。

2-2 救難展示飛行:U-125A & UH-60J
続いて、U-125A救難捜索機とUH-60J救難ヘリコプターによる救難展示飛行が行われた。U-125Aが周回を続ける中、UH-60Jが遭難者を救助するという定番の演目だった。



シャッタースピードの戻し忘れが怖いので、1/1,000秒で撮影
2-3 編隊飛行:T-4
3つ目の演目は、T-4中等練習機8機による編隊飛行だった。例年通り2機がペアになって編隊離陸をしたり、全機で編隊飛行したりしたが、今回は、編隊着陸も披露された。会場のアナウンスによれば、機体に異常が生じた場合、他機が随伴してサポートを行う様子を再現したとのこと。それを聞いて映画「トップガン」1作目で敵機との戦闘でパニックに陥ったクーガー機にマーベリック機が随伴して空母まで戻るシーンを思い出した。ただ、写真で見る限りでは、「編隊離陸」との差が分からず、ちょっと残念。






2-4 機動飛行:F-2A
当初のプログラムでは、T-4による編隊飛行に続き、F-15J戦闘機2機による飛行展示が行われることになっていたのだが、予定時間を過ぎてもF-15Jはこなかった。恐らく、当日の基地のSNSを確認すれば案内があったのだと思うが、それを知らなかった私は、「開催時間が短いんだから、早く来てくれよ‼」と思いながら待っていたのだが、とうとう、F-2A支援戦闘機の出番になってしまった。なお、やってきたのはスペシャルマーキング機ではなく、第6飛行隊(通称ロクスコ)の通常塗装機だった(そもそも、今年のスペシャルマーキング機があるのか、どうか私は知らない)。
静浜基地のリベンジを狙っていた私だが、F-2Aの飛行展示がわずか10分ということを意識しすぎて焦ってしまった。その上、薄雲がかかっていたせいでピントが合いにくく、さらに右側の大型の消防車、左側のUH-47Jチヌーク、私の横や後ろに詰めかけていた人たちで視界が遮られ、思うようにズーミングできなかったので、ストレスフルな10分間になってしまった。そんな悪戦苦闘の末に撮った写真の中から、いくらか ” まし ” なものを選んでアップする。







2-5 曲技飛行:T-4ブルーインパルス機
今回のオオトリは、もちろん、ブルーインパルスによるアクロバット飛行。F-2Aの撮影で大失敗して落ち込んでいたものの、何とか気持ちを切り替えて撮影に臨んだ。青空に白いスモークが映えて美しかった。
なお、あいかわらず、ブルーインパルスの演目には疎いので、各写真の注釈は割愛(笑)。










3. 帰路:
帰路は、高速バスを使わず、JR在来線で小倉駅まで行き、小倉駅から新大阪駅まで新幹線を利用して無事帰宅した。そこで出会った風景や電車の写真をご紹介する。なお、鉄道関係には疎いので、注釈に誤りがあるかもしれないが、お許しいただきたい。





4. おわりに:
私は、諦めの悪い老人で、周りの人にご迷惑をかけてしまうことも多々あるが、今回の芦屋基地航空祭に限っては、それがプラスに働き、あとで「あんなに晴れたのなら行けば良かった‼」と悔やまずに済んだので、自分を自分で褒めてやりたいと思った。
一方で、自分の撮影技術+精神力の低さもさることながら、2019年までに培ったノウハウ(上空に上がってしまった飛行機を撮るのならエプロンの真ん中ぐらいが丁度いい)を忘れて最前列に陣取ってしまった自分が情けなくもある。
ということで、5月の静浜基地航空祭に続き、納得のいく成果(写真)が得られなかったのは残念だが、昨年まではそれを悔やむことさえできなかったので、贅沢な悩みだと言えるだろう。いつまで元気で航空祭に行けるか分からないが、「伸び代しかない」ことを喜んでおこう。
まだまだ、制限付きの開催が多い(浜松基地の午後1時半~3時半開催には本当にビックリ‼)し、台風などの影響で中止になったり、飛行展示がショボくなったりする可能性はあるが、次に期待して腕と精神力を磨いておきたいと思う。
了
芦屋基地航空祭 2018年:逆光メインだけどのんびり楽しめた芦屋基地航空祭 2019年:築城からやってきた赤い”あれ”にビックリ!!


