基本的に私は”くじ運”が悪いのだが、なぜか小松基地航空祭に続いて岐阜基地航空祭の一般応募に当選したので2022年11月13日(日)に開催された岐阜基地航空祭に行ってきた。
とは言え、今回も直前まで行くかやめるか大いに悩まされた。それは、
理由①:今年は南会場の一般開放がなく、北会場限定になるので逆光での撮影になる。しかも、今まで北会場で撮影したことがなかったので不安だった。
理由②:飛行展示は9時から12時までだが1時間以上何も飛ばない時間帯があり、正味の飛行展示時間は2時間ちょっとしかなかった。
理由③どの天気予報(気象庁、ウエザーニュース、日本気象協会)を見ても当日の降水確率が高く、雨の中での撮影になる可能性が高かった。
からである。それでも行ったのは、大好きなF-2A/B試作機が所属する岐阜基地の航空祭で、運よく当選できたこと、「SCW天気予報」で調べたら雨が降り出すのは昼前くらいで降水量も少ない(1~2mm/h)見込みだったから、傘やポンチョ、カメラ用のレインカバー、多めの着替えなどを持って出かけることにした。
1. 往路:
1-1 前日の移動:
岐阜基地は、住まいからさほど遠くないので、新幹線を使えば当日の朝に出ても何とか8時前に着くことができるが、航空祭を落ち着いて楽しみたいので、以前より、前泊することにしていた。今回も前日(11月12日)の昼過ぎに出発し、JRの在来線を乗り継いで午後4時頃に岐阜駅に到着した。その前の日曜日に木村拓哉さんが参加された「信長公騎馬武者行列」で大賑わいであったようだが、この日は普通の土曜で駅前も大変静かだった。と思った途端に目に飛び込んできたのは金色に輝く「織田信長公」の像だった。ネットで調べたらこの像は2009年に設置されたそうなので、以前にも目にしていたはずだが、全く記憶になかった。やはり、最近、TV報道などでしきりに「ぎふ信長まつり」のことが取り上げられていたので目についたのだと思う。
なお、この時点で空は快晴で、天気予報で明日雨が降ると言われているのが信じられないくらいだった。



1-2 基地入場:
航空祭当日、4時半過ぎに岐阜市内のホテルを出て「名鉄岐阜駅」から始発電車に乗って岐阜基地に向かい、朝6時前には「新北門」前の列に並んで開場を待ち、7時前には北会場のエプロン地区に行くことができた。
今までの経験から機動飛行を撮るなら前に行き過ぎない方が良いと分かっていたが、北会場は離陸がメインになるとの情報もあったので、最前列(F-2×4機が駐機されていた辺り)で撮ることにした。

2. 飛行展示:
2-1 異機種編隊飛行:C-1 & T-4 & F-2A/B & F-15J
当初の予定では、T-4中等練習機による天候偵察の後の最初のプログラムとしてF-15、F-2、T-4、T-7による「機動飛行・編隊飛行」が行われるはずだったのだが、C-1輸送機がエンジンを掛け、離陸準備を始めたので驚いた。
事前のアナウンスがなかったので分からなかったが、雨が降り出す前に岐阜基地航空祭の目玉である「異機種編隊飛行」を実施するため、プログラムを変更したようだ。結果的に11時50分位まで雨が降らなかったが、最後の「機動飛行・編隊飛行」を行うころには空がずい分暗くなり、自動設定にしていたISO値が500まで跳ね上がっていたので、ありがたい配慮だった。
「異機種大編隊」は、ポテンシャルの異なる輸送機や戦闘機、練習機が緊密に隊形を組んで飛行するもので、様々な機種が配備されている岐阜基地ならではのプログラム。また、同型機2機が平行して離陸したり、隊形を変える合間に各機種が順番に機動飛行を行ったりするのも見どころで岐阜基地航空祭の目玉となる演目だ。ただ、前回(2019年)の航空祭で元気に飛び回っていたF-4E/EJ戦闘機ファントムⅡの雄姿を見らなかったのが残念。コロナ禍によりF-4戦闘機のラストフライトを見られなかった/撮れなかった現実を再認識させられた。
撮影は、最前列を確保して各機の離陸シーンをストレスなく撮影できたものの、曇り空が背景なので、カメラのオートフォーカスが効きにくく、なかなかピントが合わなかったり、一度合わせたピントが簡単に外れたりして苦戦した。









全機を入れると豆粒のようになってしまう











2-2 救難展示:U-125A
当初、救難展示は、U-125A救難捜索機とUH-60J救難ヘリコプターがペアを組んで実施される予定だったが、UH-60Jの飛行展示がキャンセルになり、U-125A 1機による飛行展示となった。


2-3 機動飛行・編隊飛行:F-15J & F-2A/B & T-4 & T-7
大方の予報通り、いつ雨が降り始めてもおかしくない状況の中、機動飛行・編隊飛行が始まった。編隊飛行は、F-15J戦闘機、F-2A/B支援戦闘機、T-4中等練習機、T-7初等練習機によって行われた。異機種大編隊よりも近接した隊形で飛行したため、各機種の大きさをより実感できて面白かった。
午前10頃から雨が降るとの予報もあったが、最後のフライトがほぼ終わり、各機の着陸が始まるまで降らなかったので、カメラや体が濡れることを気にせず撮影に集中することができて本当によかった。











3. 帰路:
行きと逆ルートで、名鉄電車を利用して岐阜駅まで出て、JR岐阜駅から在来線を乗り継いで帰阪・帰宅した。
4. おわりに:
いつ雨が降り出してもおかしくない曇天下での撮影でピント合わせに随分苦労したし、撮れた写真も全体的に暗く、メリハリがないものばかりだったが、初めての北会場での撮影は新鮮で、少なくとも離陸シーンはストレスなく撮れたので、自分としては結構満足できた。
それは、つぎの3つのmiracleが起こった結果だといえる。
miracle number 1:「一般観覧」に当選した
miracle number 2:悪天候の予報が出ていたが、思い切って行った
miracle number 3:最後の飛行展示がほぼ終わるまで雨が降らなかった
来年こそは、抽選なしで、晴天の下、順光が期待できる南会場で各機の雄姿をカメラに収められるようになることを心から願っている。
了
岐阜基地航空祭 2014年:1回で病みつきに!岐阜基地航空祭 2016年:コンバットデパーチャー最高!岐阜基地航空祭 2017年&2018年:最高の2018年とワースト2位?の2017年岐阜基地航空祭2019年:今年(2022年)の開催が待ち遠しい!!


