昨年(2022年)の12月8日(木)から10日(土)の3日間、旅行支援サービスを利用して妻と北海道に行ってきた。2泊3日の旅で、しかも行きは午後2時前に新千歳空港(CTS)に到着、帰りも午後5時半頃にCTSを出発する便だったので、近場の札幌と小樽に限定した旅だったが、美味しい料理や美しい景色を堪能できた。航空祭は私一人で行くので自分で段取りしなければならないが(ツアーを利用する場合は、かなり楽だが)、このような旅行は妻が全部企画し、予算確保や各種予約・事前リサーチまでやってくれるので大変気楽である。
その代わり?私は写真記録係の重責を担い、訪れた場所の風景・景色の撮影に勤しむ。相棒として携えたのは航空祭で大活躍しているRX-10M4ではなく、また、昨年奮発して購入したα7ⅣでもなくRX-100M6。文字通りのコンデジなのでボタン操作がしづらかったり、望遠距離が短かったりするが、ジャケットのポケットに無造作に突っ込んでおき、必要なときにさっと構えることができるので旅カメラとしてとても重宝している。
大阪出発⇒札幌到着
関西からの北海道旅行なので交通手段は航空便の一択。いつもはスカイランドHARADAや千里川でITM伊丹空港(大阪国際空港)を離発着する飛行機を撮っているが、今回は立場が逆転し、撮られる側だ(撮られるのは飛行機だが)。
出発日が平日(木曜日)の昼前であったからか、ITMの展望デッキにはほとんど人がいなかった。なお、私がITMで飛行機写真を撮り始めたころ(2013年)は、展望デッキが開放的で、荷物の積み下ろしや給油をするところを間近で撮影できたのだが、久々に来た展望デッキはすっかり様変わりしていてカメラマン・フレンドリーではないように感じられた(あくまでも個人の感想。また、私が今の撮影スポットを知らないだけかもしれない)。
往路の飛行機はB737-800。スタイルは好きで、特にスターアライアンス塗装機だとテンションが上がるが、乗客としてみると座席の狭さを痛感した(もちろん、エコノミー席)。とは言えフライトは順調で予定通り午後2時前にCTSに到着し、JRを利用して札幌駅まで移動してホテルにチェックインした。12月中旬なので各所でクリスマスツリーが飾られていて華やいだ雰囲気を醸し出していた。





1日目:夕食・ホワイトイルミネーションと時計台、すすきの
月並みではあるが、夕食はサッポロビール園でジンギスカン料理を味わった。予約の時間よりかなり早めに到着したので、隣接するサッポロビール博物館を見学した。私は酒類を受け付けない体質(下戸=ゲコ)なのでもっぱらジンギスカンやソーセージなどを食べるだけだったが、妻は美味しいビールを飲めてごきげんだった。
食後はタクシーで大通公園に行き、「さっぽろホワイトイルミネーション」を楽しんだ。そこでは「ミュンヘン・クリスマス市」も開催されていて観光客の他、仕事帰りと思われる地元の方たちも多く見られ、一足早くクリスマスがきたようだった。
そのあと、これも定番と言える「札幌市時計台」を外から眺め、さらに地下鉄で「すすきの」に移動して「すすきの交差点」の写真を撮った。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」への出演やNHK紅白歌合戦の司会などですっかり認知度がマックスになった?大泉洋さん(北海道出身)が主演していた映画「探偵はBARにいる」のタイトルバックにも出てくる「すすきのビル」のニッカウヰスキーの広告が象徴的で、大阪・道頓堀のグリコの看板に匹敵するインパクトがあると思った。なお、余談になるが、映画「探偵はBARにいる」は、札幌市出身の作家、東直己さんの小説「バーにかかってきた電話」が原作であるが、小説の「探偵はバーにいる(ススキノ探偵シリーズの第1作目で東さんのデビュー作)」とは内容が違うのでややこしい(紛らわしい)。







2日目:小樽散策
ホテルで朝食を摂ったのち、JR札幌駅から電車に乗って南小樽駅に移動し、夜まで周辺を散策した。
札幌市内も雪が積もっていたが小樽はさらに雪が深く、より一層慎重に歩を運ぶ必要があった。また、晴れ間が見えることもあったが、おおむね曇りで時々雪が降って来た。
まずは、メルヘン広場に面した「小樽オルゴール堂」や「小樽洋菓子舗ルタオ(ここでは、ケーキとコーヒーを味わった後、最上階に上がって周辺の景色を眺めた)」を皮切りに「小樽堺通り」の店々を覗いて回った。距離的には大したことがなかったはずだが、雪が積もり、凍っている部分もある歩道をゆっくりと歩いたので結構な時間がかかった。昼食は妻が事前にリサーチしていた「おたる政寿司」で新鮮なお寿司(私は海鮮丼をチョイス)を堪能した。
その後、小樽運河に辿り着いたが、まだ暗くなるまで時間があったので、徒歩で北運河の終点?までゆっくりと散策したのだが、そこで思わぬ絶景に出くわした。雲が散り、広がった青空と山の端に沈みゆく太陽が運河の水面に映り、西日を浴びた倉庫が明るく浮き上がって見える様はとても美しく、しばらく見惚れてしまった。
そして、日没とともに待ちに待った小樽運河のライトアップが始まったのだが、正直、ブルーのイルミネーションの色合いがきつく、「あまり絵にならないな」と感じた。それでも、これが今回の旅の目玉の一つなのでカメラで撮影してみたら、幻想的な雰囲気の写真が撮れていたので嬉しくなって何度もシャッターを切った。
なお、ここで撮影した写真が妻の年賀状の写真にめでたく採用された(私の年賀状には昨年の小松基地航空祭で撮影したF-15J戦闘機トップガン・コラボ機の写真を使用)。
その後、JRの電車で札幌に戻り、人気のスープカレーを食べた。

積雪で真っ白になっていて美しかったが、歩くのが大変だった







妻の年賀状用写真に採用された

3日目:札幌市内観光
最終日は、遠出できないのでホテルの周辺を散策することにして、徒歩で再び「札幌市時計台」を見に行った。そのあと、近くにある「北海道庁旧本庁舎」、通称「赤レンガ庁舎」に寄ったのだが、あいにく改修工事中で作業用の足場やシートで覆われていた。
気を取り直して二条市場で美味しい海鮮丼を食べ、もう一度、「すすきの交差点」まで行ってみたが、やはり夜の方がきれいだと感じた。その周辺で新旧の路面電車を見かけたのですかさずシャッターを切った。新しい1100形シリウスの車体は都会的で洗練されているが、旧型の8500形のレトロな形も捨てがたいと思った。
その後、早めにCTSに移動して土産物を買ったりして時間を過ごした。私としては、CTSで飛行機の写真を撮るチャンスがあるのでは、と期待していたのだが、12月から3月は展望デッキが封鎖されていて願いは叶わなかったが、前日の小樽散策でかなり疲れていたので、それほど悔しいとは思わなかった(あらためて自分が高齢者であるのを自覚)。








大阪帰着
帰りの便は、B-878だった。展望デッキでの撮影ができず、搭乗口付近からのガラス越しの撮影では室内の照明が反射していて、まともな写真が撮れなかったので、以前にスカイランドHARADAで撮影した同型機の写真をアップしておく。
帰りの便の運航も順調で何のトラブルもなく懐かしの?ITMに帰って来られた。



おわりに
寒がりの私にとって冬場の北海道旅行は、ちょっとハードルが高いと心配していたのだが、ベンチコート、ユニクロの暖パン、ヒートテック下着、使い捨てカイロなどのお陰で何とか乗り切ることができた。また、短い滞在期間であったが、札幌の「さっぽろホワイトイルミネーション」や「すすきの交差点」、小樽の運河などの美しい写真を撮ることができて本当に良かったと思う。改めて企画・運営してくれた妻に感謝したい。
了


