今年の4月に開催される「第44回海上自衛隊/米海兵隊 岩国航空基地フレンドシップデー2023」の前哨戦として2023年3月5日(日)に開催された「令和4年度 小牧基地オープンベース(以下、『小牧基地OB』)」に行ってきた。
相変わらずの技量不足と曇り空が原因で飛行展示の撮影はボロボロだったが、地上展示やお向かいの「名古屋県営空港(NKM)」を離陸するFDA旅客機の写真は”まともに”撮れたので、楽しかった。また、3ヵ月ぶりに航空祭の空気を肌で感じられて良かったと思う。
1. 往路:
1-1 前日の移動(岐阜入り):
前回(2019年11月9日)は、当日始発の新幹線で名古屋に入り、名古屋から地下鉄と名鉄を乗り継いで行った。今回も同じようにしようかとも思ったが、前回、入場に手間取ってオープニングフライトに間に合わなかった苦い経験があり、前泊で臨むことに決めた。
名古屋市内で手頃な宿がなかったこと、「名古屋」駅から小牧基地最寄りの「牛山」駅に行くには電車を何度も乗り換えないといけないことから、各務原市内(岐阜県)の宿を手配した。最寄り駅は、名鉄「各務原市役所前」駅で、航空自衛隊 岐阜基地の目と鼻の先だ。
特に急ぐ必要がなかったので、昼過ぎに出発し、JR在来線の普通電車と新快速電車を乗り継いで午後4時頃に「岐阜」駅に到着。そこから徒歩で「名鉄岐阜駅」に行き、電車で「各務原市役所前」駅に移動。翌日の朝食などを買って午後5時頃に投宿した。




1-2 当日の移動(岐阜⇒小牧基地):
当日は、午前4時に起床し、宿で朝食を食べてから始発電車に乗って「牛山」駅に移動。6時半には入場を待つ列に並べ、午前7時過ぎにはエプロン地区に入ることができた。
特に狙っていた訳ではなかったが、幸い最前列の好位置を確保することができた。昨年の芦屋基地航空祭で最前列の場所を確保した結果、地上展示機や背後・左右の人たちで視界が遮られ、絶好のシャッターチャンスを逃す経験をしたが、今回は、真正面に地上展示機がなく、斜め前方にブルーインパルスの7機(予備機を含む)が配置されていただけ。また、背後や左右の人たちが気になるような機動飛行が想定されるのは、最初のF-2支援戦闘機の飛行展示だけだったので、離陸期の撮影にポイントを置いて最前列で撮ることにした。


2. 飛行展示:
2-1 オープニングフライト:C-130H & KC-767
オープニングフライトが始まったのは午前8時頃。
ブルーグレー迷彩とグリーン迷彩のC-130H戦術輸送機、KC-767空中給油・輸送機が飛び立った。
今まで私は、プロペラ機やヘリコプターを撮影する場合でもシャッタースピードを1/1000秒に設定していたが、そうするとプロペラが”ビタ止め”状態で映り、プラモデルを撮ったように見える。それでも1/1000秒で固定していたのは、遅くすると手ブレが出やすくなるし、ジェット機を撮影する前にシャッタースピードを戻し忘れると悲惨な結果になるから。だが、今回は思い切って1/320秒で撮影してみた。もう少し遅くした方が良いと思ったが、それでも ” ビタ止め ” は回避できた。



2-2 展示飛行(KC-767・C-130・F-2):
地元機であるC-130H×3機の編隊飛行、同じく地元機のKC-767やC-130Hの機動飛行、KC-767とF-2A支援戦闘機による空中給油のデモンストレーション、KC-767とC-130Hによる空中給油のデモンストレーション、F-2Aの機動飛行などが披露された。また、このプログラムの最後で着陸したC-130Hが自力でバックする場面があったが、写真ではわかりにくいので割愛した。
F-2Aは、岐阜基地からやってきた試作機(501号機)で赤と白のテスターカラーで塗装されていた。私にとってこの機の飛行展示が今回の最大の目玉で、「これさえ上手く撮れれば、あとは失敗しても良い」くらいの気持ちで撮影に臨んだのだが、結果はボロボロ。薄曇りの空を背景に飛ぶF-2Aの機体は肉眼でも探しにくく、一度見失うと再びカメラで捉えるのに手こずった。また、カメラの撮影画像サイズを小さくしてフルサイズ換算で1,680mmまでの望遠が可能な状態に設定したが、高々度・遠距離の飛行で大写しできなかった。わずか5分弱の展示飛行だったが、早くて小さな機体を追うのに疲れてしまい、最後に比較的遅い速度で会場上空を通過したときに上手く対応できず、よい写真が撮れなかった。本当に悔しい‼
もちろん、私の技量不足や気負い過ぎが主な失敗原因。高速移動する被写体を捉えにくい曇天下であってもよい写真を撮れるよう、技術とメンタルを鍛えなおす必要があると強く感じた。








2-3 展示飛行:U-125A & UH-60J & CH-47J
定番中の定番といえるU-125A救難捜索機とUH-60J救難ヘリコプターによる救難活動のデモンストレーションとCH-47J輸送ヘリコプターの航過飛行が展示された。
なお、CH-47Jの写真は、4K動画から切り出して調整したもの。




2-4 展示飛行(愛知県警):
最初、UH-60Jによる救難活動のデモンストレーションと同様にヘリコプターからロープを伝って降下した隊員が地上の要救助者をヘリコプターに吊り上げる場面を想像していたのだが、実際は、隊員(警察官?)2人と捜索犬がヘリコプターから降下し、捜索犬による要救難者の捜索を開始するまでの様子が展示された。
なお、以下の写真はすべて4K動画からキャプチャーして調整したもの。



2-5 展示飛行(ブルーインパルス):
ブルーインパルスの飛行展示は、従来と同様、編隊飛行が中心で、しかも曇り空の下での展示だったので、メリハリのある美しい写真を撮ることができなかった。特にスモークで空に図形を描く演目では、スモークが空に溶け込んでしまい分かりにくかった。
好天に恵まれた昨年12月の百里基地航空祭での飛行展示が懐かしい‼








3. 地上展示:
飛行展示が昼前に終わり、OB終了の午後1時半まで十分時間があったので地上展示機の写真をじっくり撮ることができた。
とは言え、基地内の食事持ち込みが禁止されていたので、朝の4時以降、何も食べておらず、ヘトヘトになった。

















4. FDA機の離陸:
「小牧基地OB」の開催中もお向かいの「県営名古屋空港(正式名称は『名古屋飛行場』とのこと)」ではFDAの旅客機がなに食わぬ顔?で離発着していたので、こちらも撮影した。
ご存じの通り、FDAの使用機材はエンブラエルERJ-170またはERJ-175の2機種であるが、同じカラーリングの機がないので撮っていて飽きがこない。





5. 帰路:
駅の混雑を避けるため、会場が閉まる午後1時半まで粘ろうかと思っていたが、飛行展示が終了してもあまり人が減らなかったので、最後までいると大混雑に巻き込まれるのではないかと考えて1時過ぎに帰途についた。最寄り駅である「牛山」駅が大変混みあっているとの案内があったので、1駅岐阜寄りにある「間内(まない)」駅まで20分程度歩き、そこから名鉄電車に乗って「名鉄岐阜」駅まで移動。JR「岐阜」駅周辺で遅めの昼食を摂るとともにお土産を購入して行きと逆ルートでJRの在来線を乗り継いで帰宅した。家に辿り着いたのは午後の6時半過ぎであった。

6. 岩国基地航空祭に向けて:
「小牧基地OB」で結果を出し、いい気分で「岩国航空基地フレンドシップデー2023」に乗り込めるようにしたかったのだが、残念ながら失敗。 でも十分楽しめたので気を取り直してチャレンジしたいと思う。 「岩国基地フレンドシップデー」では、映画「トップガン マーヴェリック」で大活躍したF/A18E・F戦闘機の他、F-35BやMV-22″オスプレイ”、F-16戦闘機などに出会えると思うと今から興奮している。とは言え、力み過ぎは良い結果を生まないので、当日は、常にクールでいられるようにしたいと思っている(実は、これが難しいのだが)。
了














