私は基本的に暑さに強い(代わりに寒さには滅法弱い)のだが、今年(2023年)の夏の暑さは格別で、私にもカメラにも厳しい日々が続いている。脱水症状にならないよう、適宜スポーツドリンクを飲むのだが、飲んだ先から汗が滴り落ちて目に入るのでタオルが手放せない。また、カメラの表面温度が高くなるので、撮っていないときはタオルを掛けて直射日光を避けなければならない(撮影が終わったら日陰に入るのが”大人のジョーシキ”だが、私は出ずっぱりでシャッターチャンスをひたすら待つ変人だ)。
熱中症警戒アラートもたびたび発出されて不急の外出を避けるように呼びかけられているが、「老い先短い」私に残された時間は短いので(笑)、相変わらず伊丹空港(ITM)通いを続けている。
前景への気づき:
私は、飛行機写真を取り始めて早10年になるが、今までずっと①飛行機の全体を写す、②水平を確保する(ダメなときはトリミングするが、できるだけしたくない)。③進行(飛行)方向にある程度の余白を残す(これはトリミングでも対処不能)、の3点を気にして「形式写真的」なものを撮ってきた。そのせいもあって手前に視界を遮るものがない場所を選んで撮っていたのだが、先日、「伊丹スカイパーク」の南エントランス付近で椅子に座ったままで撮影していたら、たまたま滑走路手前にある木が右下に写りこんだ写真が撮れた。手前に木、センターに飛行機、後ろにフェンスや木・建物が配置されたことで望遠レンズの圧縮効果が低減され、遠近感が出た。また、飛行機の大きさが強調されているように感じられ、大変気に入った。撮影経験10年を経て初めて”前景”を意識した瞬間だった(遅っ!)。
そこで何回か続けて同じ場所、同じ体勢(椅子に座って)で写真を撮ってみた。

日が当たって明るく見える背景と日陰になり暗く映っている飛行機や前景との対比が面白い

上の写真とは別の日に撮影した。こちらは、”前景”効果がでていない

こちらの前景も無粋なフェンスが写っているだけなので、今までの写真と変わらない

一番上の写真とは逆に手前の木が明るく、飛行機と後景が暗く映っている

大きな機体が優雅に降りてくる感じがでている(自画自賛!)

側面のイラストが良く見えないが、私はこのアングルが好きだ


上の写真の続き
従来の撮影場所:
もちろん、従来通り、「スカイランドHARADA」の芝生広場でも継続的に撮影している。ここで撮影する場合、グライドスロープや風速計を絡めて撮ることができるのだが、飛行機との距離が近いので、”前景”効果は薄い。それでも”お気に入り”の場所であることに変わりないので、これからもお世話になると思う。







夏雲を背景に:
RW23Rに降りてくる小型機を”The 夏雲”に絡めて撮影した。このブログのタイトル「青空と白い雲」にピッタリな写真がたくさん撮れた。




機体下部が照り返しで光っている


おわりに:
夏場の飛行機撮影は、猛暑や急な雷雨に備えなければならない他、陽炎のせいで画像が歪むので、ベストな環境とはいいがたい。それでも強い日差しの中を悠々と飛ぶ(降りる/舞い上がる)飛行機を撮る楽しみを忘れることができないので、健康の悪化に注意しつつ、続けていきたいと思う。
また、「前景」の大事さを認識することができたので、いろいろな撮影場所・アングルを試してみたいと思った。
了
















