2023年9月10日(日)に開催された「三沢基地航空祭 2023」に行ってきた。三沢基地航空祭を見に行ったのは今回が初めてだった。
今回の三沢基地航空祭は、台風13号の影響で開催が危ぶまれたが、北上前に熱帯低気圧に変わって何とか無事に開催された。また、当日の開場前に小雨がぱらつくことがあったが、すぐに止んだので撮影に集中できた。撮影結果には不満な点も多かった(基本的に私の技量不足のせい)が、他の基地の航空祭では見られない機種の撮影ができて、それなりに楽しめた。
1. 天気予報:
航空祭の1週間くらい前から台風の予報(熱帯低気圧が台風に変わり北上するとの予報)がでていたが、そのときは、日本列島のかなり東の海上を早いタイミングで通過するとのことだったので、正直、あまり心配していなかった。
ところが、日に日に進行方向が西よりに変わり、また、スピードが遅くなって航空祭が開催される週末あたりに東北地方を通過する予報に変わっていった。これを受けて、三沢基地のホームページに「台風の状況によっては、開催を中止する可能性がある。最終的には金曜日の午後 3時を目途に開催するか否かを判断する」という趣旨の案内が掲示されたが、思い切ってでかけることにした。
2. 往路:
2-1 ツアー参加まで:
私は、大阪から行きやすい静浜基地・小牧基地・岐阜基地・芦屋基地・築城基地の航空祭は、自力で公共交通機関を利用して行く。また、昨年は見学ツアーがなかったので、百里基地や小松基地の航空祭も自力で行った。
しかし、さすがに青森県の三沢基地航空祭は、時間的にも経済的にもキツイので、迷うことなく見学ツアーを利用。しかし、関西発のツアーはなく、東京発のみだったので、前日(9月9日)の午後3時半過ぎに新大阪を出る新幹線で東京に向かった。
午後6時頃に東京駅に到着。夕飯を摂っても集合時間までにかなりの時間の余裕があったので、「お上りさん」よろしく夜の東京駅周辺を撮影して時間をつぶした。
その後、東京駅から山手線で新宿駅に移動して「三沢基地航空祭見学ツアー」に参加し、貸切バスで青森に向かった。



2-2 東京~基地到着~エプロン地区への移動:
今回利用したツアーのバスは独立3列シートだったので、隣の席の方との接触を気にすることなく、快適に青森まで移動することができた(その分、参加費用はかなり高かった!)。
ツアーバスは予定通り、開催日当日(9月10日)の午前6時過ぎに到着し、6時半頃には門の前で開場を待つ人たちの列に並ぶことができた。
その後、7時半頃には手荷物検査を受けて基地内に入ることができ、一路エプロン地区に向かう。ツアーバスを出る前に添乗員の方から三沢基地は広いのでかなり歩くことになるとの説明があったが、その通りで延々と歩くことになった。それでもF-35A戦闘機やF-16戦闘機の写真を撮れると思うとワクワクしくて、知らず知らずのうちに速足になっていた。
エプロン地区についてみると、滑走路前にはすでに沢山の人がいた。今までの経験から、滑走路前やその周辺は人が密集しやすく、また、地上展示機が視界を遮るので機動飛行の撮影には適さないことを知っていたので、迷わず、滑走路と基地施設との中間地点の辺りで荷物を降ろした。





3. 飛行展示:
3-0 スケジュールの変更とカメラの設定ミス:
ツアーバスを出て、基地に向かう前に添乗員の方から、気象状態が悪いので午前中(10:00~11:30)に予定されていたブルーインパルスの曲技飛行を午後に変えて天候回復を待つことになった、これにより他のプログラムも変更になるが、具体的にどうなるか分からない、航空祭の終了時間が午後 3時から 3時半になる、との案内があった。
結局、UH-60JとCV-22の訓練飛行、C17の機動飛行がキャンセルになった。また、他のプログラムも全体的に短縮された。さらにブルーインパルスの飛行展示が編隊飛行のみになって残念ではあったが、開催されない可能性があったことを考えると贅沢は言えないと思った。
一方、カメラの設定ミスについては、100%私の知識不足が原因。私は、今まで航空祭の飛行展示を撮影するときは、シャッタースピードを1/1000秒に設定するのを基本にしていたのだが、今回は、F-35Aを撮影できる貴重な機会なので、できるだけ手ブレを防ぎたいと考えて1/1600秒で撮影。その結果、四隅が暗い写真を量産してしまった。
帰宅後にネットで調べたら、それは開放F値で撮影したときに発生しやすい「周辺減光」でが原因だと知った。私はトリミング肯定派なので「周辺減光」部分をカットして対応できた(それでも「周辺減光」が残る写真あり)が、これを機会にカメラの設定方法を基礎から学びなおす必要があると痛感した。
3-1 F-35A戦闘機:
岩国基地の航空祭では、コロナ禍前からF-35B戦闘機が”飛んでいる”場面を撮るチャンスに恵まれていたが、あまり良い写真を撮ることができずにいた。また、今までF-35Aの”飛んでいる”場面を撮る機会がなかった(今年の岩国基地航空祭では地上展示のみ)ので、F-35Aの飛行シーンの撮影が、今回の最大の目的だった。
結果は、以下の写真の通りで、機動飛行については、鮮明な写真を撮ることができず、当初の目的を果たすことができなかった。
一方、離陸場面や会場正面上空を航過する場面では、” そこそこ ” クリアな写真を撮ることができた。会場左手(西側?)から離陸する場面では、地上展示機や前の人たちの頭が邪魔になって(失礼っ!)断続的に機体が隠れるので、ズーム調整やピント合わせが難しかったが、焦らず落ち着いて撮影できたので、少しは自信がついた(過信?)。








3-2 F-16戦闘機:
F-16戦闘機の機動飛行もF-35Aとほぼ同じ時間帯に披露されたが、こちらは機動飛行も含めて ” まずまず ” の写真が撮れた。
F-35Aのときと同様、地上展示機や前の人たちの頭が邪魔だったが、会場左手(西側)からの離陸場面も諦めずにカメラで追い続けた結果、何とか ” まともな ” 写真が撮れた。






3-3 T-4 ブルーインパルス機:
天候の回復を待ってブルーインパルスのフライトが午後に変更された。その甲斐あって昼頃から晴れてきたので、久しぶりに青空にスモークが映える曲技飛行を楽しめると思い、メモリーカードとバッテリーを入れ替えて離陸を待ったのだが、期待外れに終わった。というのは、最初に離陸した5番機が気象観測を行ったものの、結果が思わしくなかったようで、編隊飛行のみになってしまったから。つい、「小牧基地の航空祭(近隣への配慮から編隊飛行がメインの航空祭)かよっ!」と思ってしまった。
それでも、気持ちを切り替えてできるだけ青空が背景になるタイミングを狙ってシャッターを切った。



3-4 EA-18G電子戦機:
スケジュール表では、最初の「航過飛行」ではF-35A、E-SD、F-16、P-8が飛ぶと書かれていたのだが、思いがけずEA-18G電子戦機”グラウラー”も飛んだ。
私の戦闘機系の ” 推し ” は、F-2A/B支援戦闘機。母体となったF-16戦闘機がそれに続くが、その次はF/A18ファミリーの複座型機。EA-18Gもその仲間なので大歓迎だ。離後、機動飛行を行うことはなく、すぐに着陸してしまったのは残念だったが、” そこそこ ” クリアな写真を撮ることができてよかった。



3-5 F-15J戦闘機:
今回の航空祭の全般を通じて場内アナウンスが聞き取りづらく(高齢者なので?)、また、飛行展示に関する案内が少なかったが、特に、F-15J戦闘機の「訓練飛行」のときは、事前のアナウンスがなく、突然、会場の右手(東側)から 2機がリモートでやってきて、会場を1回パスしただけで終了。そのため、まともな写真が撮れなかった。


3-6 E-2C/D哨戒機:
スケジュール冒頭の「航過飛行」で離陸し、会場中央上空に戻らないで着陸した。
この機の撮影も ” ワンチャン ” だった。
なお、プロペラ機を撮るときはシャッタースピードを遅くするのが基本だが、万一、元の速いスピードに戻し忘れるとボケボケ写真を量産することになるので、シャッタースピードを変えずに撮影した。


3-7 P-8対潜哨戒機:
B737をベースにしたP-8対潜哨戒機”ポセイドン”が「航過飛行」することは事前に知っていたが、この機の離陸時にも会場アナウンスがなかった(と思う)ので、最初は、滑走路を共用している航空会社の飛行機かもしれないと思った。それでも念のためファインダーで追いかけていたら途中でP-8であることが分かり、慌ててシャッターを切った。
この機も離陸後、会場正面に戻らずに着陸してしまったので、手を抜かずにフォローしていて本当によかった。


3-8 CH-47J輸送ヘリコプター:
CH-47Jは、空中消火用バケツを機体下部から吊り下げた状態で会場正面に飛来して散水する様子を披露した。こちらも、シャッタースピードの戻し忘れを心配して1/1600秒のままで撮影した。


4. 地上展示:
午前中の展示飛行が終わり、午後のブルーインパルスの曲技飛行が始まるまで、時間の余裕があったので、米軍のA-10攻撃機”サンダーボルトⅡ”と航空自衛隊のF-35A戦闘機”ライトニングⅡ”のみ、例によって”チャチャっと”撮った。
この時点で晴れ間がかなり広がっていて、「午前中からこうだったらよかったのにな」と思ったが、「雨に降られずに撮れただけ儲けもの」だと思いなおした。




5. 帰路:
松島基地航空祭のときは、ツアーバスが航空祭当日の夜に東京まで戻ってきたが、今回は遠いので、時間調整も兼ねて八戸のスーパー銭湯「極楽湯」で休憩し、入浴、夕食を済ませた。出発時間まで余裕があったので、近場をうろついていたら、運河(海?)の対岸で火災が発生しているように見えたので写真を撮ったが、そばにいた現地の方(だと思う)は気にもとめていない様子だったので、工場からの排煙・排気ではないかと思った。
その後、ツアーバスは一路東京・新宿に向かい、予定通り、航空祭翌日(月曜日)の午前5時過ぎに到着した。
前回の松島基地航空祭のときは”経費削減”のため、高速路線バスを利用し、9時間かけて帰阪したが、今回は体力的にキツイと考えて帰りも新幹線を利用。午前7時に東京駅を出る電車に乗ったので、午前中に帰宅できた。




6. おわりに:
初めての三沢基地航空祭は、残念な結果になったこと(F-35Aの機動飛行の撮影)もあったが、EA-18Gなどの離陸・航過場面がしっかり撮れたり、F-16の機動飛行の撮影が ” まあまあ ” だったりしたので、全体としては ” それなり ” に満足できた。とはいえ、関西から三沢基地に遠征するのは体力的にも経済的にもかなり ” キツイ ” ので現時点で来年再チャレンジするかどうかは未定。来年、見学ツアーの販売が始まった時点で判断したいと考えている。
なお、この記事の中で、会場アナウンスについて何度も愚痴ってしまったが、悪天候によりスケジュールの変更を余儀なくされ、運営も大変だっと思うので文句をいうつもりはない。それよりも、このような状況下で頑張って開催・運営してくださったすべての関係者の方々にお礼を申し上げたい。
了

























































