2023年 浜松基地航空祭:曇りのち晴れで絶好のブルーインパルス日和(ただし逆光)!

2023年10月29日(日)に開催された「エアファスタ浜松2023」に行ってきた。この基地の航空祭は、終始逆光での撮影。さらに今回の飛行展示は午後1時半までで、正味の飛行展示時間は、わずか100分。また、帰りの道路渋滞が予想され、帰阪時間が遅くなる可能性が高い。ということで、タイパ、コスパが悪いのは重々承知していたが、岐阜基地所属のF-15J戦闘機、F-2支援戦闘機の機動飛行をカメラに収めたくて「エアフェスタ浜松2023」に行ってきた。

午前中は曇っていたが、昼前から晴れてきて絶好のブルーインパルス日和になった。青空にブルーインパルス機の白いスモークが映えて美しかったが、”逆光が基本”の航空祭なので、終始、露出補正の設定を気にしながらの撮影になった。

1. 往路:大阪➝浜松基地

新大阪駅➝浜松駅は新幹線を使えば1時間半で行けるし、JR浜松駅から浜松基地までシャトルバスが運行されるので単独で行くことも可能だが、私は、エアフェスタ浜松を見学する際は毎回バスツアーを利用してきた。それは、シャトルバスの乗車時間が長いし(道路状況によっては90分かかるといわれている)、始発のバスに乗ってもオープニングフライトが始まる午前9時までに到着できない可能性が高いから。

ということで、今回も、いつも利用している旅行社主催のバスツアーを利用して行ってきた。大阪出発は前日(10月28日)の夜で当日未明に浜名湖SAに到着して時間調整をした。浜名湖SAでは、11月3日公開の映画「ゴジラ-1.0」とのコラボ企画が行われており、ゴジラの実物大?の足跡が造られていた。浜松で映画のロケが行われたのがきっかけで企画されたとのこと。

映画ゴジラシリーズといえば、私は1作目・2作目公開当時は生まれておらず、3作目の「キングコング対ゴジラ」から9作目の「怪獣総進撃」までリアルタイムで映画館で見た。その後も子供と一緒に平成ゴジラシリーズを見たり、2016年公開の「シン・ゴジラ」を楽しんだりしていたが、今度の「ゴジラ-1.0」も面白そうなので劇場で見たいと思っている。

当日の午前7時頃の浜名湖(浜名湖SAで撮影)
浜名湖SAでは、11月3日公開の映画「ゴジラ-1.0」とのコラボ企画をやっていた
浜名湖SA内に造られた”実物大”?のゴジラの足跡

バスが浜名湖SAを出たのは午前8時。添乗員の方によれば、「浜松基地は市街地にあるので、早めに行って路上待機することができない。開場前に着いてしまうと開場まで基地の周辺をグルグル回り続けることになって入場が遅くなるので、これくらいのタイミングが丁度いい」とのことだった。とはいえ、オープニング(フライト)の開始が午前9時だったので、間に合うか心配していたが、8時半過ぎに基地内の駐車場に到着。15分程度歩いて手荷物検査場に行き、何とか9時前にエプロン地区に辿り着くことができてホッとした。

滑走路手前は地上展示機が邪魔になるし、先に来ていた人たちで埋まっていたので、滑走路と基地施設の中間地点を撮影場所に決めて陣取った。

9時半頃のエプロン地区の様子

2. 飛行展示:

2-1 オープニング:T-4 & T-400

地元機によるオープニングでは、はじめにT-4中等練習機6機とT-400輸送機・救難機等基本操縦練習機3機による編隊飛行、続いてT-4だけによる編隊飛行、最後にT-400だけによる編隊飛行が行われた。編隊・航過飛行のみで、しかも曇っていたので、” 映える ” 写真は撮れなかった。

T-4とT-400による編隊飛行
T4のみによる編隊飛行
T-400のみによる編隊飛行

2-2 救難展示:U-125A & UH-60J

こちらも地元機による飛行展示。U-125A救難捜索機が上空を旋回する中、UH-60J救難ヘリコプターから隊員が地上に降下して要救助者をヘリコプターに引き上げる、という定番の内容だった。

離陸したU-125A 救難捜索機
U-125Aは会場上空で旋回を続けていた
要救助者の上空でホバリングするUH-60J 救難ヘリコプター
ロープを使ってUH-60Jから降下する救難隊員2名

2-3 展示飛行:E-767

昨年の航空祭では姿を見せなかったが、今年はE-767早期警戒管制機(AWACS)の展示飛行を見る/撮ることができた。旅客機ベースで背中に大きくて重そうなレーダーを背負っているにもかかわらず急角度で旋回する様は圧巻。また、着陸時にトラブルが発生する場合に着陸を中止して上昇するゴーアラウンドを再現する場面もあった。

大きなレーダーを背負ったE-767
E-767
急角度で旋回するE-767
「ゴーアラウンド」を再現するため低高度でやってきたE-767 手前に見えるのはC-130Hの主翼
「ゴーアラウンド」をするE-767

2-4 機動飛行:F-15J

例年通り?岐阜基地からやってきたF-15J戦闘機がダイナミックな機動飛行を行った。

わずか15分の”持ち時間”だったが、背中を見せての航過やタッチアンドゴー、ヴェイパーを引きながらの急旋回、ハイレートクライムなどを披露してくれた。

背中を見せて会場正面を航過するF-15J 戦闘機
翼端からヴェイパーを引きながら旋回するF-15J
「タッチアンドゴー」のあと、ハイレートクライムをするF-15J
ハイレートクライムをするF-15J
F-15J

2-5 機動飛行:F-2A

私の最大のお目当ては岐阜基地からやってくるF-2A支援戦闘機の機動飛行。最近は、白・赤・青のテスターカラーで彩られた試作502号機がやってくることが多かったが、今回は、紅白の試作501号機だった。この501号機とは今年の「小牧基地オープンベース2023」でも出会っていたが、まともな写真が撮れずに悔しい思いをしていた。今回こそは、何とかものにしようと懸命に追いかけた結果、”そこそこ”の写真を撮ることができた。

なお、午前中の飛行展示はこのF-2の機動飛行が最後で、午前10:45には終わってしまった。

岐阜基地所属のF-2A 支援戦闘機 試作501号機
背中を見せながら航過するF-2A 翼端、主翼付け根からヴェイパーが出ている
地上攻撃態勢で接近するF-2A
紅白のテスターカラーで彩られたF-2A試作501号機
ランディングギアを降ろし、エンジン停止トラブル発生時の滑空飛行を再現するF-2A

2-6 曲技飛行:T-4ブルーインパルス仕様機

午後は、ブルーインパルスの飛行展示のみ。逆光ではあったが、青空の下、機体を煌めかせ、白いスモークを出しながら華麗な曲技飛行、編隊飛行を展開するT-4ブルーインパルス仕様機をカメラに収めることができた。

※分かる範囲で演目名を書いてみたが、間違っている可能性もあるのでご承知おき、ご容赦いただきたい。

離陸する1番機
「ファンブレイク」
「ワイドトゥデルタループ」?
「フォー・シップ・インバーテッド(部分)」
「ワイド・トゥー・デルタ・ループ」
バーティカルキューピッド
スタークロス
「タッククロス」

3. 地上展示:

最後の飛行展示であるブルーインパルスの曲技飛行が午後1時半には終わってしまい、ツアーの集合時間まで十分な時間があったので、ゆっくりと地上展示機や空自・陸自車両の写真を撮ることができた。

午後2時頃のエプロン地区の様子 飛行展示がすべて終わってしまったので、かなり人が減ってきていた
T-4 中等練習機
F-2A 支援戦闘機
E-2C 早期警戒機
T-400 輸送機・救難機等基本操縦練習機
UH-60J 救難ヘリコプター
C-130H 窓から浜松市のゆるキャラ「出世大名 家康くん」の人形が見える
上の写真の「家康くん」の部分を拡大したもの

4. 帰路:

ツアーバスの出発時間(午後3時)に間に合うよう、2時過ぎにエプロン地区を離れ、行きと同様、徒歩で観光バス駐車場に向かった。観光バス・タクシー乗り場に向かうルートは人が少なく、サクサクと歩けて15分程度で到着したが、一方、シャトルバス乗り場に向かうルートは、エプロン地区から長蛇の列ができていた。私も単独で行った昨年の小松基地や百里基地の航空祭で、帰りのシャトルバスを待つ列に長時間並ぶ辛い経験をしていたが、今回のエアフェスタ浜松の列はそれとは比べものにならないレベルだと思った。そのせいか、体調不調者が出たようで、救急車が出動していた。やはり、エアフェスタ浜松の見学は、バスツアーを利用するに限ると再認識した。

私の乗ったツアーバスは予定通り、午後3時に駐車場を出発。途中、何度か渋滞に巻き込まれたりしたが、添乗員さんと運転手さんの的確な判断・運転により、予定よりも2時間近く早い午後8時15分頃に大阪・梅田に到着した。

以前のエアフェスタ浜松では、終電車に合うか心配になるほど遅くなったこともあったので、それを思うと今回は本当についていたと思う。

帰りも浜名湖SAで休憩をとった

5. おわりに:

今回の撮影結果は、順光かつ好天下の撮影でよい結果を残せた先日の小松基地航空祭に比べると ” イマイチ ” だったし、トータルの飛行展示時間が100分というのは不満だったが、因縁のF-2A試作501号機やF-15Jの背中をカメラに収めることができた。また、心配していた道路の渋滞もそれほど酷くなく、早い時間に帰阪できたので、全体的には、行ってよかったと思う。

次に挑む航空祭は、11月12日(日)開催の岐阜基地航空祭。今年は順光で撮影できる南会場も開放される。当日の天気がどうなるか、上手く撮影できるか分からないが、今から楽しみで仕方がない。