2023年 百里基地航空祭 :強風で一部演目がキャンセル・短縮されるも有終の美を飾れた!!

2023年12月17日(日)に開催された「令和5年度 百里基地航空祭」に行ってきた。今年、すでに10回の航空祭に行っていたが、先日の「新田原基地エアショー2023」が ” ド逆光 ” でトホホな結果だったので、「これで終わりたくない」という気持ちが強くて行くことにした。

1. 行き方:

初めて百里基地航空祭に行ったのは2019年で、いつも利用していた旅行会社の見学ツアーに参加して行った。神戸-茨城間を飛行機で移動、ホテルに1泊するツアーだったので参加料が高かったが、何の苦労もなく、前日の特別公開(基地外からの見学)、当日の一般公開を落ち着いて見る/撮ることができて良かったと記憶している。なお、2019年の百里が、飛んでいる”ファントムⅡ”ファミリーを撮れる最後の航空祭になったので、行っておいてよかったと思う。

しかし、コロナ禍明けの昨年(2022年)は、見学ツアーがなかったので(他の旅行社のツアーはあったと思う)、すべて自分で手配。行きはJR新幹線・在来線を乗り継いで土浦に行ってホテルで1泊。当日はJR常磐線で石岡駅まで行き、シャトルバスで基地に入った。帰りもシャトルバスを利用して石岡駅に戻り、JR在来線で東京に移動。東京から高速バスに乗って翌日の朝に帰宅した。なお、私には一緒に航空祭に行く家族や友人はいないので、ツアーを利用しないときは完全に単独行になる。

今年も見学ツアーがなかった(他社のツアーはあり)ので、同様に自分で手配したのだが、行きも高速バスを利用した点、基地まで行くのに土浦駅から出るシャトルバスを利用した点が昨年と違う。

2. 往路:

2-1 前日の移動(大阪~土浦):

前日(12月16日)の朝7時半に大阪・梅田を出るWILLER TRAVELの高速バスに乗り、午後6時頃、東京(新宿)に到着した。午前6時に自宅を出たので、実に12時間を要したことになる。しかも、帰りのバスなら寝てしまえばよいのだが、行きのバスで寝てしまうと夜に眠れなくなる恐れがあったので本を読んだり(電子書籍)、車窓から流れゆく景色を眺めたりして眠らないようにし続ける必要があったので、精神的にも肉体的にもほとほと疲れた(高齢者なので)。

そこまでして高速バスを利用したのは、純粋に”経費節減”のため。今年11回目の航空祭で、さすがに懐が凍えるほど寒くなっていたからだ。

雨上がりの梅田スカイビル
WILLER EXPRESSの高速バスを利用した

東京・新宿からはJR在来線(山手線・常磐線)を乗り継いで土浦駅に移動。土浦駅到着は夜の8時前だったが、駅近くの宿を手配していたので、翌日の買い物をするためにコンビニに寄っても8時15分頃にはチェックインできた。結局、自宅からホテルまで、” ドア・ツー・ドア “で14時間強の長旅になった。我ながら、この歳でよく我慢できたと思う。

ところで、土浦駅で電車を降りる際、車内のボタンを押さないとドアが開かないのに、何もせず突っ立っていて恥ずかしい思いをしてしまった。昨年も同じ経験をしていたのに・・・。来年も行くのであれば覚えていたいとは思うが、”忘れる自信”がある(笑)。

夜8時にようやく辿り着いたJR土浦駅 クリスマスのイルミネーションで彩られていた

2-2 当日の移動(土浦駅前~基地エプロン地区):

昨年、石岡駅発のシャトルバスに乗るために始発電車で石岡駅に行ったが、すでに長蛇の列ができていて乗車まで40分くらい要した。これが嫌で、今年は土浦駅発のシャトルバスのチケットを事前購入していた(当日チケットはなかった)。しかし、土浦駅は石岡駅よりも基地から遠い(約17km程度)のに始発時間が石岡ルートより30分遅い6時半。想定所要時間が70分~120分だったので、8時半の「航過飛行(オープニングフライト)」に間に合うか心配だった。

そこで、運行会社に電話で問い合わせをしたら「当日は25台体制で運行し、始発時間には全車を土浦駅周辺で待機させる。始発時間は6時半だが、状況に応じて早めることがある。また、5時20分頃には担当者を駅前に配置する。石岡ルートとはほとんど違う道を通るので石岡ルートのバスが渋滞しても影響を受けにくい」との説明を聞けたので、予定通り土浦ルートで行くことにした。

当日(12月17日)の朝、5時にホテルを出て5時10分に土浦駅に到着。すでに乗車待ちの列ができていたので並んでいたら、まもなく乗車が始まり5時18分には1台目の始発バスに乗車。バスは6時頃に出発し、渋滞もなかったので7時頃に基地に到着できた。いろいろ心配したけれど、幸先のよいスタートを切ることができてよかった。

シャトルバスを降り、手荷物検査所に向かう途中で撮影。後方に筑波山が見える
午前 7時半ごろのエプロン地区の様子

3. 飛行展示:

3-0 気象偵察:F-2A

手荷物検査所手前の「レジャーシートエリア」でも十分撮影できるし、エプロン地区よりのんびりできるとも思ったが、会場正面の方がシャッターチャンスに恵まれると考えてエプロン地区に入った。「航過飛行(オープニングフライト)」は8時半からだったが、7時半ごろに場内アナウンスがあり、気象偵察をするためF-2A支援戦闘機が1機離陸していった。

例によって滑走路と基地施設との中間地点で、やや北寄りにいたのだが、南から離陸したF-2Aが前を通るころにはかなり高度を上げていたので、滑走路前の人や地上展示機が邪魔にならず撮りやすかった(築城基地のときはかなり苦戦)。F-2Aは、一度会場上空を飛び去ったが、10数分後に戻ってきてハイレートクライムや急降下を披露してくれた。

日が昇りきっていなかったので露出をプラス補正すべきだったが、標準設定のままにしていて暗い写真ばかりになってしまった。でも気にしない。

離陸したF-2A 支援戦闘機
F-2A 期待に応えて?ハイレートクライムを披露してくれた

3-1 航過飛行:F-2 & T-4 & UH-60J & U-125A

航過飛行は、地元のF-2A支援戦闘機 3機、T-4中等連取機、UH-60J救難ヘリコプター、U-125A救難捜索機 各1機によって行われた。

特に変わった趣向はなかったが、増槽を装着したT-4が意外に逞しく見えたこと、UH-60Jが会場正面でホバリングしたことが印象的だった。

なお、当日の私の服装はF-35の”ビーストモード”なみの重装備(超厚着)で日差しもあったが、西風が強く、むき出しになった顔や手(撮影中は、手袋を外さざるをえない)に当たるので体感温度は低かった。

離陸したU-125A 救難捜索機
離陸したT-4 中等練習機
T-4 増槽を装着していると逞しく見える?
2機編隊で離陸したF-2A
続いて単機で離陸したF-2A
3機による編隊飛行
離陸したUH-60J 救難ヘリコプター
会場正面でホバリングするUH-60J

3-2 機動飛行:F-15J(第306飛行隊)

F-15J戦闘機の機動飛行はリモートではなく、会場で地上展示されていた小松基地 第306飛行隊所属の2機によって実施された。持ち時間 30分の予定だったが、20分くらい飛んだ後に場内アナウンスがあり、飛行展示の一部が中止になったことを知った。理由の説明はなかった(私が聞き漏らしたのかもしれない)が、強風によるものだと理解した。

飛行展示時間が短縮されたのは残念だったが、背中も撮ることができた。また、今年の小松基地航空祭では、ついついアグレッサー機やスぺシャルマーキング機(日伊/日豪共同訓練特別塗装機)の撮影に集中してしまい通常塗装機の撮影がおろそかになっていたが、今回で埋め合わせできた。

小松基地所属のF-15J 戦闘機
アフターバーナーを使って上昇するF-15J
F-15J
アフターバーナーを使って急旋回するF-15J
F-15J 完全に逆光だが、迫力ある写真が撮れた
F-15J
ランディング・ギアを降ろしたまま急上昇するF-15J
F-15J 背面フラップを開いて飛行する場面も撮れた
F-15J 背中もバッチリ撮れた

3-3 捜索救助:UH-60J & U-125A

UH-60J救難ヘリコプターとU-125A救難捜索機による「捜索救助」は、基本的に他基地の演目とほぼ同じ内容だった。それでも昨年と同様にUH-60Jが会場正面でホバリングしながら大きく機種を下げたり、横に平行移動したりして楽しませてくれた。

なお、強風のせいかどうか分からないが、昨年のようなパラシュート降下は見られなかった。

U-125A
U-125A
要救助者救助シーンを再現したUH-60J
下げた機首を軸にして回転するなど、いろいろな飛び方を披露してくれたUH-60J

3-4 対地攻撃:F-2A

F-2A支援戦闘機 4機が離陸し、2機ずつ連携して空対地爆撃/空対地射撃の場面を再現してくれた。築城基地航空祭の「模擬空対地射爆撃」と同様、最初は高々度の飛行(対地爆撃の再現?)で、シャッターチャンスはほとんどなし。その後、高度を下げて飛行(対地射撃の再現?)したが、思うような写真が撮れなかった。いい気持ちで今年の航空祭巡りを終えたいと意気込んで百里に来たのに残念な結果に終わりそうな気がして凹んでしまった。

それでも、帰宅後に撮った写真を恐る恐る確認してみたら”それなり”の写真もあったので、少しうれしくなった。

離陸したF-2A すっきりした”横顔”も好きだ
F-2A
F-2A 光線の影響でマット(艶消し)仕上げしたように見えておもしろい
F-2A 何とか背中を撮ることができた
F-2A 着陸前に4機が集合した

3-5 機動飛行:米軍機

米軍のF-16戦闘機による機動飛行が予定されていたが、強風によりキャンセルされてしまった。そのため、地上展示もなかった。今回の最大の目玉だっただけに残念だっ!!

3-6 機動飛行:F-2A

F-15Jの機動飛行が短縮、F-16の機動飛行がキャンセルされたので、最後の演目もなくなるのではないかと心配したが、2機のF-2Aによる機動飛行が予定通り実施された。「対地攻撃」より低い高度での飛行が基本で、近くでの”捻り”も多かったので、気分よく撮影を楽しめた。

場内アナウンスが「パイロットの1人は茨城県出身、もう1人は大阪府茨木市出身で、これから”イバラキ”対決を展開する」と盛り上げていて面白かったが、写真の撮影には特に影響がなし(笑)。なお、場内アナウンスでも説明があったが、「茨城」県、「茨木」市、ともに”イバラギ”ではなく、”イバラキ”と読む。

ハイレートクライムをするF-2A(側面から)
ハイレートクライムをするF-2A(こんどは背面から)
F-2A
ランディング・ギアを降ろして上昇するF-2A
F-2A
F-2A
湿度が低い中、わずかにヴェイパーを発生させて旋回するF-2A
F-2A
会場正面で背中を見せて飛行するF-2A
F-2A 着陸のため2機が揃って”イバラキ対決”が終わった?

4. 地上展示:

地上展示機の撮影は、すべての飛行展示が終わり、ある程度人が減ってからやるのが私の”ルーティーン”なのだが、今回の百里基地航空祭は、F-16の機動飛行のキャンセルにより、F-2Aの「対地攻撃」が11時過ぎに終わってから最後のF-2Aの「機動飛行」まで2時間半くらい空いてしまったので、この時間を利用してのんびりと撮影した。

今回の地上展示機の一番の目玉は、三沢基地から飛来した第301飛行隊のF-35A戦闘機のスペシャルマーキング機。ロービジが基本なので、他機種のスぺマ機に比べると変化が少ないが、尾翼の大きな部隊マークのカエル(百里基地所属時代から変わらず)と前輪カバーのスローガンが目についた。

F-35A戦闘機 “ライトニングⅡ” スペシャルマーキング機
F-35A スペシャルマーキング機
増槽・ミサイルを装着したF-2A 支援戦闘機
U-125A 救難捜索機
UH-60J 救難ヘリコプター
CH-47J輸送ヘリコプター “チヌーク”
SH-60K哨戒ヘリコプター
C-1輸送機
P-1対潜哨戒機
E-2C早期警戒機
U-4多用途支援機
U-680A飛行点検機
T-7初等練習機

5. 民間機の離発着:

ご存じの通り、百里基地は茨城空港と滑走路を共有しているので、国内線 スカイマークのB737-800や国際線 タイガーエア台湾のA320の離着陸を撮ることができた。

朝日を浴びて離陸するスカイマークのB737-800
着陸するタイガーエア台湾のA320

6. 帰路:

午後1時50分頃にF-2Aの機動飛行が終わったので、早速、シャトルバス乗り場に向かった。昨年は、シャトルバス乗れるまで長い長い列にならび、1時間半くらい、歩いたり止まったりを繰り返していたが、今年は列が驚くほど短く、またほとんど立ち止まることなく進めたので、拍子抜けするほど早く乗れた(2時半前には乗車)。道が渋滞していたので石岡駅に着くまでに1時間くらいかかったが、昨年の1時間40分に比べれば随分 ” まし ” だ。今回、ブルーインパルスの飛行展示がなかったので空いていたのかなと思ったが、あとで調べたら昨年とほぼ同程度の4万人の来場者数だったことが分かった。

石岡駅からはJR在来線を乗り継いで東京駅に向かい、午後5時半くらいに到着。夕食を摂るには早すぎたので暇つぶしに東京駅周辺を撮影した。クリスマスが近いので特別なイルミネーションがあるのかなと期待していたが、駅舎周辺は特に変わったところがなくてがっかり。

その後、「インデアンカレー 丸の内店」でカレーライスを食べてから「バスターミナル東京八重洲」に行き、バスが出るまで本を読んだりして時間をつぶした。なお、「インデアンカレーの阪急三番街店(大阪・梅田)」は、食事どきはいつも混んでいて空席待ちになるのだが、丸の内店はすぐに座れるのでその点は楽だ。

午後3時半前にはJR石岡駅に到着した
JR石岡駅のホーム 反対側(下り)のホームには人が少ない
JR「荒川沖駅」のホーム 夕日が美しかったので撮影
JR東京駅の駅舎(丸の内側) 夕食前の”暇つぶし”に撮影

WILLER EXPRESSの高速バスは夜9時20分に東京を出て翌日の朝8時過ぎに桃山台駅のバス停に無事到着したが、あまり快適な旅ではなかった。というのは、このバスは東京を出てから桃山台駅に着くまでに4回も(西国分寺、八王子、甲府、京都)止まり、トイレ休憩も3~4回あったので、そのたびに起こされてしまったから。昨年も同じ便を利用して特に不満がなかったが、今年はなかなか寝付けずに辛い思いをした。

それでも、朝方は”そこそこ”眠れたので、桃山台駅停留所に着いたときは意外に元気だった。普通なら私鉄、バスを乗り継いで帰るのだが、月曜日の朝8時過ぎの電車・バスは通期ラッシュで混んでいると思ったので、途中で買い物をしながら歩いて帰宅した。空気が冷たかったが、”ビースト・モード”の厚着のおかげで、あまり寒さを感じずにすんだ。

7. おわりに:

航空祭当日、小美玉市(百里基地の所在地)には強風注意報が出ており、しかも昼頃、強風により基地内でけが人が出ていたことをあとで知った。それを考えれば、F-15Jの機動飛行短縮やF-16の機動飛行・地上展示のキャンセルはやむを得なかったと思う。むしろ、地元機のF-2Aが最後まで飛んでくれて本当にありがたかった。

また、昨年の百里基地航空祭は、午後から曇り空になって”推し”のF-2A撮影が”トホホ”な結果に終わってしまったが、今年の百里はほぼ満足のいく結果になり、有終の美を飾れた。お陰でよい気分で年を越せる。

なお、今回往復で高速バスを利用したが、片道10時間以上の乗車が続くとさすがに”きつい”。来年も行くのなら、せめて片道は新幹線を利用できるよう”小遣い”をためておきたい。また、帰りにバスを利用するなら停車場所が少ない便を選びたいと思う。

百里基地航空祭 2022年:思ったよりスムーズに行けたが午後からの曇天が残念‼ 百里基地航空祭 2019年:初参戦の百里。前日快晴、当日トホホ!でもファトムⅡが撮れ撮れ

2023年 新田原基地航空祭 :思い切って初挑戦するも、フェリーの到着が遅れて大焦り

2023年12月3日(日)に開催された「新田原基地(にゅうたばる)エアフェスタ2023」に行ってきた。ところが、思わぬトラブル(自然災害)が発生して3演目しか見られなかった/撮れなかった。また、事前にわかっていたものの、文字通りの”ド逆光”で真っ黒写真を量産してしまったが、開き直って撮影を続けたら逆光ならではの面白い写真も撮れた。

1. 初参戦:

私が航空祭巡りを始めたのは2014年。はじめの頃は、日帰りツアーでブルーインパルスの飛行展示の撮影だけで満足していたのだが、そのうち、午前中の地元機・戦闘機などの飛行展示も見たく/撮りたくなって0泊2日の見学バスツアーを利用するようになった。また、基地によっては、自分で前泊する宿や交通手段を手配して行くまでに成長?した。

ところが、新田原基地の航空祭だけは、なかなか行く気になれなかった。その理由は、「見学ツアーを利用しないとコスト・時間がかかる」、「いつも利用している旅行社の見学ツアーでは最初から見る/撮ることができない」、「基本的に終日逆光撮影となる」、「F-15戦闘機の機動飛行がメインディッシュ?だが他の基地でも撮影できる(とくに小松基地では、アグレッサー機も撮れる)」からだ。それでも今回初挑戦したのは、いつまで元気で航空祭めぐりをすることができるかわからないので、今のうちに1度は経験しておきたいと考えたから。

ということで、コスパ・タイパを考えていつも利用している旅行社の見学ツアーに参加して行ってきた。

2. 往路:

2-1 自宅~神戸~フェリーターミナル:

利用した見学ツアーは、土曜日(12月2日)の夜にフェリーで神戸港を出て月曜日(12月4日)に神戸港に帰ってくるもの。神戸空港には行ったことがあったが、神戸港は初めてなので、早めに自宅を出て午後4時過ぎに神戸三宮駅に到着した。神戸港まで行けるシャトルバスもあったが、それを利用すると到着がツアー集合時間(6時10分)の直前になり、船や港周辺の写真を撮る時間を確保できないので、歩いて神戸三宮フェリーターミナルに行くことにした。

フェリーターミナルに4時半までに着けたので、ツアー参加前に夕日に染まる神戸港や高層ビル、乗船するフェリーなどの写真を撮った。

神戸三宮から徒歩20分程で到着したフェリーターミナル 左後方にフェリーが見える
美しい夕焼けに見惚れてしまった
夕日に染まる神戸三宮の高層ビル
宮崎カーフェリーの「フェリーろっこう」 この船で神戸-宮崎を往復した

2-2 宮崎港~新田原基地:

今回のツアーで利用したのは、1室に2段ベッドが10台ほど並ぶドミトリー客席。ツアー料金を考えればやむを得ないと思うが、そのベッドの狭さに驚いた。長さ方向は身長が170cmない私には問題ないが、2階席?の場合は足元にリュックなどの荷物を置くことになるのであまり余裕がない。横方向は悲惨で、横になって両肘を伸ばすことができない。また、腕を上にあげると天井/上段ベッドに届いてしまうので、閉塞感が抜群であった。

そんなこともあって熟睡できずに開催日当日の朝を迎えたのだが、さらなる悲劇が私を襲った(大袈裟かっ!)。7時頃、船内放送があり、10月2日の夜に発生したフィリピン地震の影響で津波注意報が発令されてそれが解除されるまで宮崎港に接岸できない、現時点で何時に入港できるか分からないと伝えられた。

参加した見学ツアーの基地到着予定時間は午前10時で、はじめから「オープニングフライト」、「捜索、救難活動」は見られない/撮れないことは覚悟していたのだが、到着が遅れるとさらに見られない/撮れない演目が増えてしまう。正直、がっかりし、不安になったが、自分では何もできないので気持ちを落ち着かせて発令解除を待った。

結局、フェリーは約1時間半遅れて10時前に入港・接岸し、旅行社が手配していたバスに乗り込んで新田原基地に向かった。

1時間半遅れで宮崎港に接岸したフェリー
宮崎港の駐車場? パームツリーで”宮崎感”バッチリ

フェリーの1時間半遅れの影響を心配しつつ、不安な気持ちでバスに乗り、基地が近づいてきたら、上空にF-15戦闘機が何機も飛び回っているのが見えた。当初、見られる/撮れると思っていた飛行教育航空隊 第23飛行隊の「大編隊飛行 F-15」が始まってしまったのだ。バスの車中では、早速カメラを構えて写真を撮る人もいたが、私にはそのようなスキル・気力がないとわかっていたので、諦めた。

結局、バスは基地内の駐車場に10時40分くらいに到着し、急ぎ足で手荷物検査場に向かった。添乗員の方から新田原基地は手荷物検査が厳重なので、入場できるまでに時間がかかるかもしれないと伺っていたが、幸い、順調に進み、10時50分過ぎにエプロン地区に到着できた。例によって滑走路と基地施設との中間地点で撮ることにした。

結局、「オープニングフライト」と「大編隊飛行 F-15」は見逃した/撮り逃したが、「機動飛行 F-2」、「機動飛行 F-15」、「曲技飛行 T-4(ブルーインパルス)」の3演目を見る/撮ることができた。一時は、ブルーインパルスだけになるかもとか、ブルーインパルスもだめになるかもとか考えたくらいなので、最小限の影響で済んだといえる。

なお、2つ目の演目「捜索、救難活動」は、新田原救難隊が11月29日に墜落した米軍のCV-22輸送機”オスプレイ”の捜索に加わていたためキャンセルされていたことをツアーの添乗員さんから聞いた。

エプロン地区から基地施設を見た景色
F-15の機動飛行が終わり見学者が減ったころのエプロン地区の様子

3. 飛行展示:

3-1 機動飛行: F-2A

本当にギリギリだったが、午前10時55分からはじまった築城基地第6飛行隊(ロクスコ)所属のF-2A支援戦闘機の機動飛行に間に合った。先日の築城基地航空祭(Tsuiki Air Show 2023)では、順光で”推し”のF-2Aの写真を沢山撮れて気をよくしたのだが、今回は予想通りの”ド逆光”で、真っ黒写真を量産してしまった。

それでも、帰宅後に撮れた写真を確認してみたら、逆光ならではの面白い写真も撮れていたので気をよくした(F-15やブルーインパルスも同様)。

築城基地 第6飛行隊所属のF-2A ”ド逆光”なので、補正してもこの程度にしかならない(トホホ)
F-2A 順光だったら悪くない写真だったのに・・・
モヤモヤの画像ながら、なかなか”いい感じ”で撮れたと思う(あいかわらず甘い自己評価)
急旋回するF-2A 逆光でヴェイパーが強調されて迫力が出ている(と思う)
ランディング・ギアを降ろしたまま上昇するF-2A
今回のF-2Aのベストショット

3-2 機動飛行 F-15:

今回の最大のお目当てはもちろん、第305飛行隊所属のF-15J戦闘機 2機による機動飛行。F-2Aと同じく、逆光ならではの迫力ある写真も撮れたし、背中も何とか撮ることができた。ただ、持ち時間が40分あったが、飛ばないスクランブル発進の展示(滑走路前で見ていないと何をやっているのか分からない)も含まれていて見せ場が少なかったように感じられた。

ところで、第305飛行隊といえば、ドラマ「空飛ぶ広報室」で、交通事故で”P免(パイロット免許のはく奪)”になる前に青井大祐 二尉(綾野剛さん)が所属していた飛行隊。当時(ドラマの放映は2013年)は百里基地所属で、F-4EJ戦闘機”ファントムⅡ”も現役だったが、第302飛行隊は2016年に新田原に移転、F-4EJは2020年にひっそりと退役してしまった。そのうち、F-2やF-15が退役してそれを懐かしく思う日がくるのだろうか(それまで元気にしてる?)。

離陸する第302飛行隊所属のF-15J
離陸する別のF-15J 下に写っているのは地上展示機のキャノピー
F-15J
F-15J 何とか背中を撮ったが、逆光で残念!
F-15J 背中を撮れたが、アングルが”イマイチ”
F-15J 上の写真の続き
F-15J 逆光で力強い写真が撮れた
F-15J この写真も逆光で迫力がでている
F-15J 上の写真の続き

3-3 曲技飛行 T-4(ブルーインパルス):

当日の天気は、若干の晴れ間はあるものの、基本的にうす曇り。築城基地航空祭のような青空+機体+白いスモークの3点セットは期待できなかった。一方、”ド逆光”でスモークの”モクモク”感が増して面白い写真が撮れた。とくに期間限定の演目「クリスマスツリー・ローパス」は、スモークが立体的に見えて「らしさ」が増したと思う。また、うす曇りでギラツキが減った太陽を絡めた写真が”絵になる”と思い、あえて”引き(=広角)”で撮ってみた。

ブルーインパルス たまに青空を背景に撮れるときがあった
「ダイヤモンド・テイクオフ&ダーティーローパス」 逆光でたくましく見える
「ファンブレイク」
「フォーシップインバート」
ときには逆光も悪くない
期間限定の「クリスマスツリー・ローパス」
「クリスマスツリー・ローパス」 上の写真の続き
太陽を絡めて”引き”で撮影
上の写真と同様、太陽を絡めたショット ゴーストが発生しているが、”無問題”
普段は、もっと”寄り”で撮影するのだが、あえて”引き”で勝負した
「スタークロス」 築城基地のときはスケールが大きすぎて24mmでも収まりきらなかったが、今回はOK!

4. 地上展示:

ツアーバスの出発時間まで余裕があったので、地上展示機/車両をカメラに収めた。しかし、2時半くらいになったら、隊員の方がロープで立入禁止エリアを広げはじめたので、最後はせわしない撮影になってしまった。

F-15J戦闘機
T-4中等練習機 芦屋基地所属の “レッドドルフィン”
E-2C早期警戒機
E-2C早期警戒機 翼をたたんだ状態で展示されていた
P-1哨戒機
C-2輸送機
16式機動戦闘車

5. 帰投機撮影:

まだエプロン地区にいたときから、地上展示されていたF-2A支援戦闘機やP-1哨戒機がエンジンをかけ、帰投準備を始めた。「しめた!お見送り写真が撮れるぞ」とよろこんだが、問題は、どこで撮影するかだ。エプロン地区で待った方がいいアングルで撮影できそうだったが、離陸のときには立入禁止エリアになってしまう恐れがあった。また、バスの集合時間に遅れてしまう可能性もあると考えて、観光バスの駐車場で撮ることに決めた。

観光バスの駐車場は滑走路に面していて、私が乗るツアーバスもそこで待機していたので、乗り遅れる心配はなし。ただ、滑走路の上がり側の端に位置していたので、前を通るときはかなり高度を上げていたので残念。また、前を通るシャトルバスに邪魔されて思うようなアングルで撮れない場面もあった。

いろいろ文句も言ったが、F-2A支援戦闘機、U-4多用途支援機、P-1哨戒機、T-400基本操縦練習機、SH-60K哨戒ヘリコプターのお見送り写真を撮ることができ、ちょっと得した気分になった。

F-2A 出入りするシャトルバスに邪魔されて離陸直後の写真が撮れなかった
U-4
P-1
P-1 上の写真の続き
T-400
SH-60K
SH-60K 上の写真の続き

6. 帰路:

フェリーの乗船時間までに余裕があったので、ツアー参加者全員で港に近いイオンモールに立ち寄って買い物をした。

買い物を終えてバスに戻ったら夕日がとても美しかったので、カメラの設定をマニュアルフォーカスに変えて撮影した。なんてことのない風景だが、こんな景色をカメラに収めるのもいいなと思った。

イオンモールに止められたバスの車窓から撮影

バスが宮崎港に着いたのは、午後5時半ごろ。すっかり日が落ちていたが、駐車場のパームツリーがシルエットになって美しかったので、ここでもマニュアルフォーカスで1枚撮った。

その後、すぐに行きと同じ船「フェリーろっこう」に乗船。船室の狭さは相変わらずだったが、疲れていたのでぐっすり眠ることができた。

宮崎港の駐車場 シルエットになったパームツリーが”いい感じ”
宮崎港で私たちを待っていてくれた?「フェリーろっこう」

「フェリーろっこう」は、翌朝(12月4日 月曜日)の7時半に神戸港に到着。ここで見学ツアーの参加者が散開したが、電車が通勤ラッシュで混んでいることが分かっていたので、9時前までターミナルの待合室で時間をつぶし、フェリーの写真を撮ったのち、行きと逆のルートで歩いて神戸三宮駅に向かい、道すがら、神戸税関本関や神戸関電ビルディング、東遊園地などの写真を撮った。神戸三宮からは私鉄を乗り継いで自宅最寄り駅まで行き、そこから歩いて11時ごろに帰宅した。

神戸港に接岸した「フェリーろっこう」
神戸税関本関 「本館」ではなく、「本関」だそうだ
神戸関電ビルディング
東遊園地と神戸市役所庁舎(左の奥) 紅葉が美しかった

7. おわりに:

逆光なりの面白い写真・迫力のある写真を撮ることができて有意義な撮影旅行だった。また、新田原基地航空祭を敬遠していた理由となる問題点をすべて実体験できたのもよかった。

やはり終日 ” ド逆光 ” は辛いので、新田原基地の航空祭見学は、今回が最初で最後になると思うが、津波注意報によるフェリーの延着も含めていい経験をさせてもらった。

2023年 築城基地航空祭 :天候に恵まれ”推し”のF-2Aを撮りまくり

2023年11月26日(日)に航空自衛隊の築城基地で開催された「築城基地航空祭 2023」に行ってきた。

先日(11月12日)の岐阜基地航空祭と大違いで、文句なしの快晴。また、予報で聞いていたよりもずっと暖かかったので、いい気分で”推し”の F-2A支援戦闘機の他、新田原基地のF-15J戦闘機、T-4ブルーインパルス機などを撮りまくった。絶好のシャッターチャンスを何度も逃したり、ピントが甘い”ボツ写真”を量産したりしたが、何とか満足のいく写真も撮ることができて、楽しい1日だった。

1. 前々日・前日の移動:

過去に1回だけ見学ツアーを利用したことがあったが、それ以外は全部、自分で交通手段や宿を手配・確保しており、今回も同様にした。

大阪-小倉間の移動は、JR新幹線を利用するのが早くて快適だが、経済的にキツイ。そこで、行きは、前々日(11月24日)の夜に大阪を出て前日(25日)に小倉に着く「WILLER EXPRESS」の高速夜行バスを利用した。

バスは4列シートながら隣席との間に仕切があり、また、前席との間が広めになっていた。見学ツアーで利用する観光バスよりも断然快適なはずだったのだが車内が異常に暑く、そのせいか、ウトウトしては目覚めるを繰り返すつらい1夜を過ごすことになってしまった。

ヨドバシカメラ梅田店と隣接するショッピングモール・ホテル
グランフロント大阪
WILLWR EXPRESSのバスターミナルがある梅田スカイビル

バスは予定通り前日(11月25日)の朝、7時過ぎに小倉駅前に到着。ホテルにチェックインするまで時間があったので、” 暇つぶし ” を兼ねて予行演習の様子を撮影することにした。

前日(11月25日)の朝、7時過ぎに小倉に到着した

JR九州の在来線を利用して築城駅に移動したのだが、驚いたのは、築城駅で降りた乗客の多さ。築城駅の改札口は反対のホーム側にあるので陸橋で渡らなければならないのだが、狭くて混雑したため、乗客が降りきらないうちに発車のアナウンスが始まってしまった(もちろん、全員が降りるまで発車することはなかったが)。

朝の8時半前に築城駅に到着した
2. 予行演習の撮影:

予行演習の撮影場所に選んだのは、「松原展望台広場(以下、『広場』)」。逆光撮影になるが、基地全体を見渡すことができるので、当日の展示飛行がどのように行われるかを把握できると思ったから。また、行き方が分かりやすそうだったのも理由の一つだ。

午前8時半前に築城駅に到着し、約20分ほど歩いて広場に着いたのだが、歩いている最中にF-2A支援戦闘機が何機も離陸していった。急いでカメラをリュックから出して撮ろうとしたが、もたついているうちに終わってしまった(残念っ!)。なお、基地の沿道には予行演習を撮ろうとカメラを構えた人が多数いて、その熱意の高さに驚いた。暇つぶしで来ている私とは大違いだ(ごめんなさい)。

事前リサーチの通り広場は逆光撮影で、しかも滑走路から遠かったので、いつも狙うような写真は撮れなかったが、逆光ならでは迫力のある写真が撮れたり、当日は撮影できなかった着陸シーンを撮ったりすることができた。また、広場や周囲の山々の紅葉と絡めた写真も撮れたので、来てよかったと思った。

広場から築城基地方向を見た景色
急上昇するF-2A支援戦闘機 逆光ならではの迫力がある写真が撮れた
急上昇するU-125A救難捜索機 こちらも逆光ならではのダイナミックな写真(自画自賛)
T-4ブルーインパルス機と広場の紅葉 手前のボケが美しくないのが残念
広場からブルーインパルスが空に描いたハートを見たところ
予行演習を終えて着陸するT-4ブルーインパルス機
紅葉に染まる山々を背景に着陸する5番機
着陸するF-2A支援戦闘機 当日は着陸シーンが撮れなかったので前日に撮れてよかった

広場での撮影を昼過ぎに切り上げてJR在来線を利用してホテルの最寄り駅である苅田駅に移動。午後4時過ぎにホテルにチェックインした。

築城駅 ホームをつなぐ陸橋の幅が狭くて朝の大混雑につながった

3. 当日朝の移動:苅田~基地内エプロン地区

昨年(2022年)の航空祭のときも苅田駅から始発電車に乗ったのだが、「ギュウギュウ詰め”とまではいかないが、電車が揺れると隣の人に当たってしまうような状態(私のブログより)」だった。しかも、今回は朝8時からの開催なので、さらに電車が混むことが予想された。

そこで、当日朝の5時過ぎに苅田駅に行き(5時56分始発)、ホームの中央付近は混むだろうと考えて先頭車両の停車位置で電車を待つことにした。この判断は大正解。苅田駅に電車が到着した時点ですでにギュウギュウ詰めだったので、その場所でも乗車するのが大変だった。その上、ホーム中央付近で待っていたと思われる人たちが先頭車両に押し寄せてきた。さらに、2駅先の「行橋(ゆきはし)」駅では、乗車できない人もいた。

到着時には私以外誰もいなかった11月26日 早朝の苅田駅

満員電車となったが、無事、6時13分に築城駅に到着。通常は陸橋を渡って反対側(上り側)に行かないと改札口を出ることができないが、航空祭の開催に合わせて下り側に臨時改札口が設けられていた。辺りはまだ、真っ暗だったが、人の流れに沿ってゆっくりと歩いて6時半前には基地内の手荷物検査所前の列に並ぶことができた。

午前8時にはオープニングフライトが始まるので開場が遅いと間に合わなくなるのではないかと心配していたが、7時前に開場になり、手荷物検査を受けて入場。7時10分過ぎにはエプロン地区に到着できた。

なお、今回も無理をせず、滑走路と基地施設・倉庫の中間地点を撮影ポイントに決めた。

開場待ちをしているうちに夜が明け始めた 美しい朝焼けだった
7時過ぎにエプロン地区手前のエリアに到着 ここで一時、待機させられたが、すぐに開放された
7時10分過ぎのエプロン地区と基地施設
今回の撮影場所から撮影したエプロン地区の状況 前方が滑走路(昼前に撮影)

4. 飛行展示:

4-1 オープニングフライト:F-2A

基地の西側には多少の雲があったが、滑走路方向(東側)には雲がなく、好条件での撮影ができると思い、テンションが高まった。

7時半過ぎに場内アナウンスがあり、第6飛行隊(ロクスコ)のF-2A支援戦闘機 3機、第8飛行隊(ハチスコ)のF-2A支援戦闘機 3機がRW25を利用して離陸していった。なかなか高度を上げないので、前にいる人たちの頭が邪魔になって(失礼っ!)かなり苦戦したが、あきらめずに追いかけて写真に収めることができた。

そして、8時からオープニングフライトがはじまった。はじめにロクスコ、ハチスコの各3機が通常隊形、密集隊形で編隊飛行を行い、続いて全6機による編隊飛行を披露してくれた。

朝日を浴びて離陸するロクスコのF-2A
2機編隊で離陸するハチスコのF-2A
離陸後に急上昇するハチスコのF-2A
3機編隊で進入してきたロクスコF-2A
密集隊形で編隊飛行するロクスコのF-2A
上の写真の続き
3機編隊で進入してきたハチスコのF-2A
機体を傾けた密集隊形で編隊飛行するハチスコのF-2A
上の写真の続き
F-2A 6機による編隊飛行

4-2 航過飛行:T-4

芦屋基地所属のT-4中等練習機 ” レッド・ドルフィン ” による航過飛行は、かなりあっさりしたものだった。ランディング・ギアを上げた状態で1回、ギアを降ろした状態で1回通過したのみ。しかも、高高度を保っていたため、気にいった写真が撮れなかった。

独特のカラーリングが施された芦屋基地所属のT-4 中等練習機 “レッド・ドルフィン” ピントが甘いっ!

4-3 航過飛行:T-7

芦屋基地所属のT-7初等練習機による航過飛行もあっさりした内容だった。T-4と同じく、高々度による航過飛行でシャッターチャンスが少なかったが、2機がそろって翼を左右に振る場面があった。が、そのとき、単機ねらいで撮っていたので、それが分かる写真は撮れなかった(残念!)。

芦屋基地所属のT-7 初等練習機
2機がシンクロして翼を左右に振ったが、単機ねらいで撮っていたので分からない

4-4 機動飛行:F-15J

新田原基地からやってきたF-15J戦闘機の機動飛行はわずか10分程度であったが、何とか背中を撮ることができた。天気がよいとカメラのAFの食いつきが良くなり成功率が上がるのでうれしい。

新田原基地 第305飛行隊所属のF-15J 戦闘機
F-15J
F-15J
アフターバーナーを使って上昇するF-15J

4-5 戦技飛行:AH-64D

陸上自衛隊 目達原駐屯地所属のAH-64D攻撃ヘリコプター”アパッチ・ロングボウ”の戦技飛行があったが、そのとき私はエプロン地区を離れ、トイレを待つ長い列に並んでいた。それでも爆音がする方向を見ていたら建屋ごしに機影が見えたので、列に並びながら撮影した。当然ながら?シャッタースピードを1/1,000秒のままだったので、プロペラは “フリーズ” 状態だ。

AH-64D 攻撃ヘリコプター
AH-64D
AH-64D

4-6 救難展示:U-125A & UH-60J

U-125A救難捜索機が会場上空を旋回し、UH-60J救難ヘリコプターから降下した隊員が地上の要救助者を吊り上げる定番の演目。

U-125AとUH-60Jの編隊飛行
U-125A
UH-60J

4-7 競技曲技飛行:EA-300L

岐阜基地航空祭につづいて今回もアクロバット飛行チーム「ウイスキーパパ」の競技曲技飛行があった。青空を背景に展開されたEA-300Lの飛行はあいかわらず華麗でお見事だった。

EA-300L
機首を斜め下に下げた状態で横にスライドするEA-300L
EA-300L

4-8 曲技飛行:T-4ブルーインパルス機

今年の岐阜基地航空祭はくもり空で、せっかくのブルーインパルスの曲技飛行が”映え”なかったが、今回の築城航空祭は最高のコンディションだった。

いつも書いているが、青空+青・白のブルーインパルスの機体+白いスモークの3点セットは最高の取り合わせだ。

「ダイヤモンドテイクオフ&ダーティーターン」
「ファン・ブレイク」
青空に白いスモークが映える
今の時機限定のスペシャル演目「クリスマスツリー・ローパス」
「バーティカルキューピッド」
「スタークロス」も披露したが、スケールが大きすぎて24mm(フルサイズ換算)でも収まりきらなかった
「コークスクリュー」

4-9 航過飛行:US-2

海上自衛隊のUS-2救難飛行艇の航過飛行は想像以上にあっさりしたものだった。もともと、持ち時間が5分だったので、大して期待をしていなかったのだが、低空で会場の右手から左手を1回通過しただけで終わってしまった。しかも高度が低かったので、地上展示機や前の人たちの頭で見え隠れする中での撮影になり苦戦した。

低空飛行で航過するUS-2

4-10 機動飛行:F-2A(ハチスコ)

第8飛行隊(ハチスコ)所属のF-2Aがヴェイパーを引きながら急旋回したり、アフターバーナーを使って急上昇したりするのを必死で追いかけた。普通の(?)機動飛行では、会場正面で旋回したら、いったん会場から遠ざかり、会場の右手・左手・正面から現れるのだが、築城のF-2Aはすぐに急旋回して後ろから現れることもあるので、ボヤボヤしていられない。わかってはいたが、絶好のシャッターチャンスを何度も逃してしまった。それでも、何とか「イケてる(自画自賛)」写真を撮ることができた。

また、前日の予行演習の撮影でコンバットブレイクをやるタイミングが分かっていたので、逃さず連写することができた。

F-2A 支援戦闘機 機体・翼が照り返しで鈍い色に光って迫力満点
F-2A
コンバットブレイクする2機のF-2A
コンバットブレイク 上の写真の続き
ヴェイパーを引きながら旋回するF-2A
ハイレートクライムをするF-2A

4-11 デモスクランブル:F-2A

「デモスクランブル」といっても緊急事態の発生に応じて2機のF-2Aがスクランブル発進の準備を短時間で行い、離陸地点に向かうまでの様子を展示するもので、実際に離陸することはない。すべて地上で行われるので、前にいる人たちの頭越しに見えるのは尾翼ぐらい。なので、写真は撮らなかった/撮れなかった。これは、毎回同じだ。

4-12 模擬空対地射爆撃:F-2A(ロクスコ)

最後の演目は、第6飛行隊(ロクスコ)所属のF-2A支援戦闘機による「模擬空対地射爆撃」。

増槽を装着した4機のF-2AがRW07を使用して離陸したのだが、私の撮影スポットの前を通るときはまだ高度が低く、地上展示機や前の人たちの頭が邪魔になって(失礼っ!)、午前中のRW25使用時の撮影以上に苦戦した。

この演目では、会場上空に進入してきたF-2Aが爆撃/射撃を行ったのちに急旋回/急上昇して離脱する。もちろん、実際に爆撃/射撃するはずはなく、”爆撃”のときは、地上で火薬を爆発させて弾着を再現する。”射撃”のときにも何かやっていたかもしれないが、滑走路と基地施設との中間地点にいた私には見えなかった。

“爆撃”のときは高々度を保ったまま飛行したので、シャッターチャンスに恵まれず、すっかりテンションが下がってしまった。そのあとの”射撃”のときは高度を下げて迫力のある”捻り”を何度も見せてくれたのだが、気持ちの切り替えが遅れてずいぶんチャンスを逃した。来年もぜひ築城基地航空祭に行きたいと思うが、そのときの私に言いたい。「『模擬空対地射爆撃』は、後半の”射撃”が勝負、最後まで気を抜くな!」と。

R07を使って離陸するロクスコのF-2A
ロクスコ所属の4機が次々と離陸していった
F-2A
F-2A
F-2A 上の写真の続き  ”捻り”を撮れる絶好のチャンスを活かしきれなかった。残念!

5. 地上展示:

F-2Aの「模擬空対地射爆撃」は午後2時10分くらに終わったが、基地から築城駅に向かう道が混んでいるとの場内アナウンスがあったので、ぎりぎりまで地上展示機を撮影した。

C-130H 戦術輸送機
KC-767空中給油・輸送機
P-1 哨戒機
U-125A 救難捜索機
T-7 初等練習機
AH-64D 攻撃ヘリコプター ” アパッチ・ロングボウ “
UH-60J 救難ヘリコプター ” ブラックホーク “
CH-47J 輸送ヘリコプター ” チヌーク “
OH-1 観測ヘリコプター ” ニンジャ “
「ウイスキーパパ」のEA300

6. 帰路:

午後3時前にすべての撮影を終えて帰途についたが、基地から築城駅に向かう道路や駅のホームで混雑しないように基地内で調整をしていたため、長い列に並ぶことになった。基地を出られたのは午後4時15分くらいになってしまったが、基地の外に出られたらほとんど止まることなく歩け、またそれほど待たずに電車が来たので、4時半過ぎには小倉行きの電車に乗れた。

経費節減のため行きは高速バスを利用したが、帰りは楽をして新幹線を使った。午後6時19分に小倉駅を出て8時31分に新大阪に着く新幹線(のぞみ58号)に乗り、新大阪駅からは、JR在来線、バスを乗り継いで9時過ぎに帰宅できた。

7. おわりに:

“推し”のF-2Aの飛行展示がたっぷりあり、終日順光撮影、さらに快晴に恵まれたのでTsuiki Air Show 2023を存分に楽しむことができた。反省点も多々あるが、この経験を活かして来年はさらに成功率を高めたいと思う。

 

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