2024年 岩国基地航空祭:” まずまず ” の天気で昨年の雪辱を果たす

2024年5月5日(日)に開催された「岩国航空基地フレンドシップデー2024(以下、『FD24』)」に行ってきた。昨年4月のFD23では、雨に打たれて寒さに震えながらの撮影だったが、今回は、晴れのち曇りで ” まずまず ” の天気、暑いくらいの気温だったので楽しい1日を過ごすことができた。

なお、来場者数は約 11.3万人だった。

1. 事前準備:

岐阜基地や芦屋基地、築城基地などの航空祭は自分で交通手段や宿を手配して行くが、岩国基地は最寄り駅から遠いし、基地内に入ってからの移動距離も長いから「見学ツアー利用」の 一択。なので、いつも利用している旅行会社のツアー参加者募集が始まったその日に予約を入れた。

また、今年も滑走路前に設けられる「一般有料観覧席」の販売があった。発券手数料などを含めて7,000円弱の出費になるのでかなり痛いが、スタンド席を確保できれば離発着シーンが楽に撮れるし、観覧席専用のトイレも用意されているので発売日当日にネットで購入した。

2. 往路:大阪~基地到着~観覧席確保:

前日(5月4日)の夜、大阪梅田を出発したツアーバスは、航空祭当日の朝4時半頃に岩国基地内の待機場所に到着。そこで2時間くらいを過ごし、6時 45分頃に観光バス専用駐車場に移動し、下車・解散となった。

早速、手荷物検査場が開くのを待つ人の列に並ぶ。すでに長い列ができていたが、7時くらいに手荷物検査が始まり、7時20分過ぎには入場できた。道すがら地上展示機を撮るには撮ったが、心ここにあらず。急ぎ足でエプロン地区に向かった。

手荷物検査が始まるのを待つ列

「一般有料観覧席」の前方には、地面にパイプ椅子が12列ほど並べられていたが、ねらいはその後方のスタンド席。撮影に最適なのは、周囲をよく見渡せる最上段(10段目)だが、すでに埋まっていた。でも、”無問題” 。最上段は、トイレ利用のために降りたり、登ったりするのが大変なので眼中になく、中段くらいの端の席をねらっていた。幸い5段目の右端の席(ベンチシートなので、厳密には “席” ではない)が空いていたので7時 40分頃に腰を降ろした。

なお、” 端の席 ” をねらっていたのは、片側だけでも視界を遮る人がいない環境で撮りたかったから(面倒くさいジジィだ)。

一般有料観覧席のスランド席中段くらいのポジションから見た前方の様子
離陸するANAのB737-800

3. 飛行展示:

冒頭にアナウンサーより、昨年11月に発生した米空軍機 CV-22輸送機”オスプレイ”の墜落で亡くなった方々の名前の紹介があり、黙とうを捧げた。また、今年4月のSH-60K哨戒ヘリコプター2機の衝突・墜落事故発生を受けて今回予定されていた「海上自衛隊セレモニーフライト」がキャンセルになったとの説明があった。

3-1 チーム・ファストラックス

9時過ぎにKC-130が離陸、そのあと随分待たされたが「チーム・ファストラックス」のジャンパー2人がパラシュート降下してFD24の開催を祝った。FD19では、日米の国旗をつけて降下したが、今回は、日本国旗をイメージした「赤白」のリボン、米国国旗をイメージした「赤白青」のリボンをつけての降下だった。

3-2 ウイスキー・パパ:EA-300L

当初、プログラムの2番目は「海上自衛隊セレモニーフライト」だったが、キャンセルになったので、代わりに「ウィスキー・パパ」が1回目の曲技飛行を行った。この時点で会場正面・上空はほぼ晴れ。青空を背景に内海さんがエクストラEA-300Lを操り華麗な曲技飛行を披露してくれた。

3-3 第5空母航空団:F/A-18E/F & EA-18G

今回の目玉のひとつ、「第5空母航空団」による航過飛行が午前10時頃から始まった。映画「トップガン・マーヴェリック」で大活躍した4.5世代の戦闘機 F/A-18E/F 戦闘攻撃機 ” スーパーホーネット ” 4機とEA-18G 電子戦機 ” グラウラー ” 1機が次々に離陸し、空中給油のデモンストレーションや「タッチ&ゴー」を披露してくれた。

離陸したF/A-18F ” スーパーホーネット “
こちらは、単座のF/A-18E
EA-18G ” グラウラー “
F/A-18 ファミリー 5機による編隊飛行
F/A-18 とEA-18G による空中給油デモ
タッチ & ゴーをするF/A-18F
タッチ & ゴーをするF/A-18E

3-4 F-35B ライトニングⅡ:

続いて飛行展示を披露してくれたのは第5世代のステルス戦闘機 F-35B ” ライトニング Ⅱ” だった。

ヴェイパーやヴェイパーコーンを発生させながら激しい機動飛行を展開したかとおもえば、驚くほど超低速での飛行やホバリングを披露した。

私の力量不足で絶好のヴェイパーコーン発生シーンの撮影に失敗したり、手ブレ・モヤモヤ写真を量産したりしてしまったが、好条件に恵まれて “それなり”写真もなんとか撮ることができた。

短距離離陸するF-35B
F-35B
ハイレートクライムをするF-35B
F-35B 撮りそこなった ” ヴェイパー・コーン ” 発生の瞬間
F-35B 上の写真の続き
F-35B 再びヴェイパー・コーンが発生した
背面飛行するF-35B
F-35B 上の写真の続き
F-35B
ホバリングを始めたF-35B
ホバリングするF-35B

3-5 ブルーインパルス:

ブルーインパルス( 以下、「BI」)は、当初 ” トリ ” を務めることになっていたが、なぜか昼前に飛行展示をおこなった。

このころから雲が増えてきて絶好のコンディションとはいえなかったが、なんとかテンションを上げて撮りきった。

離陸するBIの1番機
BI 「ファン・ブレイク」
BI 「フォー・シップ・インバート」
BI 「タッククロス」
BI 「ローリングコンバットピッチ」 下の写真に続く
BI 「ローリングコンバットピッチ」
BI「コークスクリュー」

3-6 海兵空陸任務部隊(MAGTF):KC-130 & F/A-18D & F-35B & MV-22 & CH-53E & AH-1Z & UH-1Y

“普通の” 航空祭であれば、午前と午後の飛行展示の間には1時間~1時間半くらいの休憩(何も飛ばない時間帯)が入るのだが、今回のFD24は休みなし。ブルーインパルスのプログラム終了後、すぐにMAGTFの飛行展示が始まった。

まず、KC-130空中給油・戦術輸送機が離陸。続いて ” ファイティング・ベンガルズ ” 所属の F/A-18D戦闘攻撃機 ” レガシーホーネット ” 、F-35B戦闘機 ” ライトニングⅡ ” が離陸し、空中給油のデモンストレーションや航過飛行を行った。

さらにMV-22輸送機 ” オスプレイ ” やCH-53E輸送ヘリコプター ” スーパースタリオン ” 、AH-1攻撃ヘリコプター ” ヴァイパー ” 、UH-1汎用ヘリコプター ” ヴェノム ” もやってきて各機の連携による対地上攻撃や海兵隊員の地上展開の場面を再現して見せた。なお、対地上攻撃の場面では爆弾の破裂シーンも再現されて見ごたえ/撮りごたえ十分であったはずなのだが、私は “飛んでいる” 各機を追うのに夢中になっていてそれどころではなかった(苦笑)。

なお、あとで調べて知ったのだが、” ファイティング・ベンガルズ ” は、今年の 3月から半年間、期間限定で岩国に派遣されているとのこと。そのタイミングでFD24が開催され、この独特のカラーリングのF/A-18Dを見る/撮ることができて本当によかったと思う。

離陸するKC-130
離陸する ” ファイティング・ベンガルズ ” 所属のF/A-18D
離陸するF-35B
空中給油のデモを披露するKC-130、F-35B、F/A-18D
編隊飛行するF/A-18D と F-35B
F/A-18D
F/A-18D 上の写真の続き
F-35B
CH-53E
MV-22
AH-1

3-7 F/A-18F ” スーパーホーネット”

MGTFのパフォーマンスに続き、F/A-18F戦闘攻撃機 ” スーパーホーネット ” の機動飛行がはじまった。

いきなり短距離で離陸・急上昇し、ランディングギアを出したまま宙返りしたり、ヴェイパーを盛大に出しながら上昇・急旋回したり、背面飛行をしたりした。そのころにはすっかり空が曇っていたが、必死にカメラで追いかけて写真を撮りまくった。

離陸するF/A-18F
ランディング・ギアを出したまま宙返りをするF/A-18F
F/A-18F
ハイレートクライムをするF/A-18F
F/A-18F
背面飛行をするF/A-18F
F/A-18F
F/A-18F
F/A-18F

3-8 室屋選手:EXTRA 330SC

室屋選手は、いつもながらのダイナミックな曲技飛行を披露してくれた他、自動車(レクサス車)との競争シーンも見せてくれた。

なお、最初はシャッタースピード 1/200秒で頑張っていたのだが、途中で疲れてきてしまい、1/1,000秒に変えてしまった。なので、後半の写真はプロペラが “フリーズ” している。

EXTRA 330SC
レクサス車と競争する? EXTRA 330SC
EXTRA 330SC
EXTRA 330SC

3-9 陸上自衛隊ラぺリング:UH-1

陸上自衛隊のこのプログラムは定番中の定番。UH-1多用途ヘリコプターから4名の陸自隊員がロープを使って地上まで降下した。なお、シャッタースピードは最初から1/1,000秒に設定して撮った。

UH-1
ラぺリングをした陸上自衛隊員
ラぺリングをする陸自隊員

3-10 ウイスキー・パパ 3-11 F-2

「ウイスキー・パパの曲技飛行は午前中に十分撮れたので満足している」、「F-2の機動飛行まで撮っていたらツアーバスの集合時間に遅れる心配がある」、「地上展示機の撮影がほとんどできていない」ことを口実に「ウイスキー・パパ」とF-2A支援戦闘機の撮影をパス。「一般有料観覧席」エリアをあとにした。

4. 地上展示:

飛行展示の撮影を早めにあきらめて午後 3時過ぎまで地上展示機を撮った。あいにくの曇り空で ” 映える ” 写真は撮れなかったが、米軍機、空自機、海自機の写真を撮ってまわった。

F-35B戦闘機 ” ライトニングⅡ “
上の写真とは別のF-35B
F/A-18F 戦闘攻撃機 ” スーパーホーネット “
EA-18G 電子戦機 ” グラウラー “
上の写真と違う EA-18G
KC-130 空中給油・戦術輸送機
C-2 輸送機
海上自衛隊のUS-2 救難飛行艇
海上自衛隊のTC-90 練習機
海上自衛隊のT-5 練習機
海上自衛隊のTH-135 練習機
海上自衛隊のMCH-101 多用機
海上自衛隊のU-36A 多用機
陸上自衛隊の軽装甲機動車
陸上自衛隊の16式機動戦闘車

5.帰路:

最後のプラグラムを2つパスしたものの、それでもヘトヘトの状態でツアーバスに戻った。集合時間に遅れた方がいたが、午後4時10分頃には基地内駐車場を出た。

とはいえ、基地を出るのにかなりの時間を要し、高速道路に上がってからも度々渋滞に巻き込まれた。そうなると心配になるのは、終電に間に合うかどうか。私鉄であれば下車駅から自宅まで徒歩 20分で帰れるが、23:50が終電の梅田発車時間。一方、JRであれば、午前 0:10まで電車があるが、下車駅からの距離が倍以上になる。そうは言っても私が努力して何とかなるわけではないので、「まぁ、JRの終電にさえ間に合えばいいや」と腹をくくって到着を待ちわびた。

結果、午後 11:38頃に大阪駅付近に到着。そこから私鉄駅まで普通に歩いたら 15分程度かかるので間に合わない。かなり疲れていたが、走っては歩き、走っては歩きを繰り返して何とか私鉄の終電の発車時間に間に合った!

6.おわりに:

例年見られるF-16戦闘機の機動飛行がなかった、昼前くらいから曇っていた、F-2の機動飛行が最後に回されたので(当初の ” トリ ” はブルーインパルス )撮れなかった、など残念なことも多々あったが、” 地獄の ” FD23に比べたら “極楽” 。文句は言えない。

相変わらず、成功率は低かったが、他ではなかなか撮れないF/A-18ファミリーやF-35Bの ” それなり ” 写真を何とか撮ることができた。特に、期間限定で岩国基地に来ていた VMFA(AW)-224「海兵第224全天候戦闘攻撃中隊」のフライング・ベンガルズのレガシーホーネットはなかなかいい写真(自画自賛 !)が撮れたので大満足だ。

今年最初の航空祭「小牧基地オープンベース2024」の結果は今一つだったが、2回目の FD24の結果は、 ” まぁまぁ ” だったので、この勢いを失わずに2024年の航空祭巡りを続けていければいいなと思う。

 

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2024年4月28日:近距離撮影のチャンス到来!! (近隣の貯水池)

無職の私にはあまり実感がないが、世の中は2024年4月27日からゴールデン・ウィーク(以下、「GW24」)に突入。その2日目の4月28日に近隣の貯水池に散歩に行った。あくまでも散歩が目的で真剣に野鳥撮影をするつもりではなかったので、お供はコンデジのRX-100M6。

この貯水池は、周囲を高い護岸と柵で囲われているが、1ヵ所だけ柵が水中に設置されていて鳥や魚が自由に行き来している。また、そこには遊歩道から水辺まで続く階段があるので、下まで降りてのんびり景色を眺めたり、鳥や魚などを観察/撮影したりできるお気に入りの場所だ。

1. いきなりバンの親子:

いつもの場所に腰を降ろしてすぐにバンのヒナが数羽やってきて、柵の手前側(私から見て)に入り、さらに目の前の階段部分(私からの距離は1m強)に上がってきた。慌ててその内の1羽にフォーカスして歩く様子や池に戻って泳ぎ去る様子をカメラに収めた。また、危険を察知して?寄ってきた親鳥の姿も撮ることができた。

なお、撮っているときは夢中で気づかなかったが、あとで写真を見てみたらヒナの足が体に比べて異常に大きく、ちょっとグロテスクだなと思ってしまった(失礼っ!)。

バンのヒナ
体と足の大きさがアンバランスなバンのヒナ
泳ぎだしたバンのヒナ
バンの親

2. ” フツー ” の鳥たちとアオサギ:

バンの親子がいなくなったあと、その辺にいた ” フツー ” のハトやカルガモを撮っていたのだが、いきなり、バサバサという大きな羽音とともにアオサギがやってきて目の前の柵に止まった。今まで何度もアオサギを見ていたが、こんな至近距離(約2m)で見たのは初めて。あらためて大きな鳥だと気づかされた。

アオサギは、しばらく柵の上で首を伸ばしたり、羽を広げたりしたあと、階段部分(私が座っていた場所から3mくらい離れた場所)に飛んできた。

暇つぶしに撮影した ” フツーの ” ハト
カルガモ
いきなり目の前にやってきたアオサギ
首を目一杯伸ばしたアオサギ
アオサギの顔のドアップ
風を受けた羽毛がふくらんで毛皮のコートをまとったように見えるアオサギ
階段部分にやってきたアオサギ
アオサギ

3. 公園のツツジ:

場所を変えて私に絶好のシャッターチャンスを提供してくれたアオサギが去ったので、貯水池を離れ帰途についたが、途中で公園に立ち寄ってツツジの写真を撮った。

公園で咲いていたツツジ

4. おわりに:

何も期待せず、気がるに立ち寄っただけなのにバンのヒナやアオサギを至近距離で見る/撮ることができた。「犬も歩けば棒に当たる」ではなく、「ジジィも歩けばシャッターチャンスに恵まれる」の日だった。近所を歩くときもできるだけカメラを持っていくようにしたい。