2024年12月8日(日)に開催された「令和 6年度 百里基地航空祭」に行ってきた。
ブルーインパルス(以下、「BI」)の飛行展示があったからだと思うが、来場者数は昨年よりも 2.5万人も多い 6.5万人だった。
1. 天候:予報と現実
各天気予報会社・機関の予報は、おおむね良かったが、予想最低気温が -3℃ ~ 0℃ 、予想最高気温も 12℃ くらいだったので、極度の寒がりの私はそれが心配だった。
実際は、予報通り好天に恵まれて絶好のコンディションだった。
寒さの方は、服装を ” ビーストモード(上=厚手の長袖Tシャツ、フランネルシャツ、トレーナー、マフラー、ニットキャップ。下=タイツ、チノパンツ、厚手の靴下といったフル装備) ” にしたうえに使い捨てカイロを背中に貼りつつチノパンツの左右ポケットにも ” イン ” 。さらに ” リーサル・ウェポン ” であるベンチコートを羽織っていたので、特に辛い思いをすることなく過ごすことができた(それだけ着てりゃ、当たり前 ? )。
2. 行き方:
2019年に初めて百里基地航空祭に行ったときは、神戸空港発着のツアーを利用したのだが、その後の 2回(2022年と2023年)は、単独・自力で行った。
今回、いつも利用している旅行社が東京発着のバスツアーを企画・販売しているのは知っていたが、単独・自力の方が安いので、今年も土浦に前泊してシャトルバスで基地入りする予定を立てていた。
ただ、当日朝のシャトルバスでの移動が問題。始発バスに乗るには早朝 5時くらいには土浦駅前に行かなければならず、寒空の下、始発時間の 6時半まで待つことになる。また、始発バスに乗れても交通渋滞が発生したら 7時半の「天候偵察」に間に合わなくなる恐れもあったので不安でしかたなかった。
そんな矢先、いつもの旅行社から「基地内の駐車場を確保できた」とのメールが来て心が大きく揺れた(笑)。ツアー参加料は 2万円を超えるし、すでに購入していたシャトルバスのチケット代 2,600円が無駄になる(土浦駅発のバスは、チケットの事前購入が必要)。しかし、早朝にシャトルバスを待つ列に並ぶ苦労がなく、基地到着の遅れを心配することもない。また、今年はブルーインパルスの飛行展示があるので来場者が増えて昨年より混雑することが予想されたのでツアーの利用を決意して参加予約を入れた。
3. 往路:
3-1 大阪~新宿:
百里基地航空祭見学ツアーの集合場所は新宿。集合時間は前日夜の 23時 35分だったので、新大阪駅を 19:45に出る新幹線に乗って東京に向かった。品川駅でJR山手線に乗り換えて新宿駅に 22時半頃に到着した。




集合時間まで時間の余裕があったので、翌日利用する「バスタ新宿」の様子を確認したり、新宿都庁付近をうろついたりして時間をつぶし、23時 20分頃、ツアーの参加受付を済ませて路上で待機していたバスに乗車した。

3-2 新宿~基地エプロン地区到着:
ツアーバスは、予定どおり 23時 55分頃に新宿を出発、茨城に向かい、私は眠りについた。
翌朝、ツアーバスは、最後の休憩場所(SA)を午前 6時過ぎに出発し、6時 48分頃、百里基地内の観光バス専用駐車場に到着。すぐに手荷物検査を受けてエプロン地区に向かって 7時過ぎに撮影スポット(滑走路と基地施設・建屋の中間地点)に腰を降ろした。




4. 飛行展示:
4-0 天候偵察:F-2A
先日の築城基地航空祭では、滑走路前の展示機や人たちが邪魔で離陸機を撮影するのに苦労したが、今回は問題なし。7時半頃に離陸したF-2A支援戦闘機を無事撮影できた。

4-1 航過飛行:UH-60J & U-125A & T-4 & F-2
U-125A 救難捜索機 1機、T-4 中等練習機 1機、F-2A/B 支援戦闘機 6機(うち、2機は「航空自衛隊70周年記念塗装機」)が次々に離陸し、航過飛行を行った。
なお、記念塗装機のデザインは、左右で同一イメージとしつつ、ベースカラーや字の色を変えていて(右側が赤、左側が白)、面白いと思った。







4-2 機動飛行:F-15J
地元の航空祭では航過飛行のみだった小松基地所属のF-15J戦闘機 70周年 記念塗装機 2機が百里で機動飛行を披露してくれた。芦屋のT-4 ブラック・ドルフィンの飛行展示を築城で撮れたのに続いての幸運だった。
北陸新幹線カラーをイメージした第 303飛行隊の F-15Jと和風テイストのカラーリングが映える第 306飛行隊の F-15Jが青空を背景に展開した機動飛行は、 ” 背中見せ見せ ” で迫力満点だった。
例によって? 絶好のシャッターチャンスを何度も逃したが、それでも何とか背中の ” 龍(303飛行隊=ファイティング・ドラゴンズ) ” と ” イヌワシ(306飛行隊=ゴールデンイーグルス) ” をカメラに収めることができた。この 2機が飛ぶことは事前に知っていて期待を膨らませていただけに、まずまずの結果を出せてひと安心した。









背中や主翼がテカって変な色に見えるが、これはこれで面白いと思う
4-3 遭難救助:UH-60J & U-125A
U-125A 救難捜索機が会場上空を旋回するなか、UH-60J 救難ヘリコプターが地上にいる要救助者を救出する様子を再現する定番の飛行展示。
UH-60J からのパラシュート降下とU-125A からの救難物資投下があったが、救難物資投下の方はタイミングを逃して いい写真が撮れなかった。






4-4 機動飛行:F-2A
2機の F-2A 支援戦闘機(通常塗装機)が、機動飛行を披露。
快晴、順光の下、 ” 推しの ” F-2をカメラで追い続けた。







4-5 曲技飛行:T-4 ブルーインパルス仕様機
午前中最後のプログラムは、ブルーインパルス(以下、「BI」)の曲技飛行だった。
今年は、BIの飛行展示がない航空祭が多かったので、BIの撮影は、10月 27日開催の「エアフェスタ浜松2024」以来だった。その浜松では、シャッターチャンスに恵まれ、「オポジット・コンティニアス・ロール」や「タッククロス」の交差シーンを ” バッチリ ” 撮れたものの、あいにくの曇り空で残念だった。
今回の百里は、快晴に恵まれたので、やる気満々で臨んだのだが、浜松ほどのジャスト・タイミングはなし。それでも、青空に映えるBIの曲技飛行の撮影を楽しめてよかった。
なお、例年 11月~ 12月に期間限定で「クリスマス・ツリー・ローパス」が披露されるが、今年は、今回の百里が最初で最後だった。








4-6 AGG(対地攻撃):F-2A/B
最後のプログラムは、F-2A/B 4機(記念塗装機の2機を含む)による対地攻撃のデモンストレーションだった。
午後から ” ド逆光 ” になり、真っ黒写真を量産。また、コンバット・ブレイクのタイミングをうまく捉えることができず、あまりいい写真が撮れなかった。それでも午前中の F-15J 記念塗装機や F-2A/B の機動飛行が ” 撮れ撮れ ” で気分がよかったので、落ち込まずにすんだ(笑)。








5. 地上展示:
昼休み ? と展示飛行終了後の時間を使って地上展示機、展示車両の撮影をした。


























6. 民間航空機:
茨城空港を離陸する民間航空機 スカイマークのB737-800も撮った。
4機とも同じ機種でウイングレットのマークも同じだが、機体番号が違っているので別の機だ。




7. 帰阪:基地~新宿~大阪
ツアー参加者が全員バスに戻ったので、午後 2時半頃に出発。しかし、基地内も周辺道路も大変混雑していて高速道路(常磐道)に入るのに 2時間以上を要した。さらに高速道路に入っても断続的に渋滞に遭遇したので、新宿到着が随分遅くなるのではないかと思っていたが、予定より 30分遅れた程度で、午後 7時過ぎに新宿都庁の周辺道路に到着した(バスは、残りの参加者を乗せて大宮に向かった)。


帰りの高速路線バスの出発時間が夜の 10時 45分だったので、4時間弱の暇つぶしが必要だった。
そこで、まず、新宿都庁舎に行き、45階の南展望室に上がった。そこで、しばらく休憩しつつ夜景を撮影。その後、地上に下りて都庁舎をキャンバスにしたプロジェクションマッピングを楽しんだ。
さすがにお腹が空いてきたので、新宿駅近くの「カレーハウスCOCO一番屋」に入ってロースかつカレーを食べた。その時点で、バスの出発まで 2時間弱。暇つぶし対策としてネットカフェやまんが喫茶の利用、天然温泉「テルマー湯」での入浴などを考えていたが、疲れもあって面倒になってしまったので、どこにも寄らずに「バスタ新宿」に行った。
待合スペースはとても混んでいたが、しばらく待っていたら椅子が空いたので、そこに座って大人しくバスの出発時間を待った。







「バスタ新宿」を出発したWILLER EXPRESSのバスは、予定通り、翌朝(月曜日)、7時半頃に自宅に近い停留所に到着。そこから 30分弱歩いて帰宅した。
8. おわりに:
昨年と同様、築城でF-2の飛行展示を堪能した直後にF-2主役の百里に時間とお金をかけて行く意味があるのか ? と悩んだが、小松の記念塗装機 2機の機動飛行をバッチリ撮れた。また、久しぶりの青空の下でのBIの曲技飛行を撮れたので、行ってよかった。
また、すでにシャトルバスのチケットを購入していたのに、2万円超の参加料を払ってツアーに参加するのは もったいないのではないか ? とも考えたが、何のストレスもなく、寒い思いもせず、早い時間に基地内に入ることができたので、正解だったと思う。
ということで、2024年 最後の航空祭を気分よく快適に楽しめて本当によかったと思う。
来年も無理のない範囲で航空祭巡りを楽しみたいと思う。
了


