2024年 芦屋基地航空祭:T-4 記念塗装機の飛行展示はなかったが、いつも以上にのんびり楽しめてよかった !

2024年10月6日(日)に開催された「令和6年度 芦屋基地航空祭」に行ってきた。この基地の航空祭は、基本的に逆光での撮影になるので露出補正に苦労させられるが、地元のT-4中等練習機 ” レッド・ドルフィン ” の他、例年、築城基地所属のF-2支援戦闘機、新田原基地所属のF-15J/DJ戦闘機の飛行展示を撮ることができる。また、ブルーインパルス(以下、「BI」)の来基・飛行展示があってもあまり混雑しないので、のんびり楽しむことができるのがうれしい。

1. 天候(予報と実際):

直前の天気予報は、おおむね「曇りのち雨」だったが、降り始めるタイミングを「夕方から」とする予報や「夜遅くから」とする予報があった。今回の芦屋基地航空祭は午後2時終了なので、どちらの場合でも問題なかったのだが、秋雨前線により気象状況が不安定になっていたので、降雨のタイミングがずれる可能性があり心配だった。

結果は予報通り、終日曇り空で、少なくとも私が九州・小倉を離れるまで一度も雨が降らなかった。気温は、朝のうちはTシャツ・半袖シャツの上にウインドブレーカーを羽織っていたが、だんだん暑くなって最後はTシャツだけで過ごせるようになった。

2. 行き方:

よく利用している旅行社が2種類の見学ツアーを企画・販売していたが、私は、芦屋基地航空祭は、以前から自力で行っていたので今回も同様にした。

大阪・梅田からJR小倉駅への移動は高速夜行バスを利用。小倉駅から遠賀川(おんががわ)駅へはJRの在来線で、遠賀川(おんががわ)駅から芦屋基地へはシャトルバスで移動した。帰りは、行きの逆ルートでJR小倉駅まで行き、小倉駅から新大阪駅まではJR新幹線を利用した。

3. 往路:大阪~芦屋基地:

JR新幹線小倉駅前までは、WILLER EXPRESSの高速夜行バスを利用した。使用するバスは4列シートだが、隣席との間に大きな仕切板があるので、体が触れ合う心配はない。また、前後方向に余裕があるので、航空祭見学ツアーのバスよりもかなり快適に乗車できるので気に入っている。

大阪梅田のヨドバシカメラ
WILLER EXPRESSのターミナルがある梅田スカイビル

WILLER EXPRESSの高速路線バスは、予定通り、航空祭当日の朝 5時過ぎにJR小倉駅周辺に到着。すぐにJR在来線で遠賀川駅に向かった。

開催日当日午前5時過ぎにJR小倉駅前に着いた
JR小倉駅の在来線ホーム
遠賀川駅前のロータリー

遠賀川駅前のロータリーには、すでにシャトルバスを待つ人の列ができていたので、最後尾に並んだ。

当初、シャトルバスの始発時間は7時半だったが、芦屋基地の入門準備に合わせて調整され、7時40分頃に出発した。私の前には30人弱しかいなかったので、始発バス(2台が同時に出発)に余裕で乗れた。

シャトルバスの出発を待つ人の列

シャトルバスが芦屋基地に到着したのは、8時頃。遠賀川駅でシャトルバスを待っている間に手荷物検査を受けていたので、下車後、すぐにエプロン地区に向かうことができた。

芦屋基地に到着したシャトルバス
芦屋基地のエプロン地区から基地施設・建屋を見た様子

4. 飛行展示:

当初、海上自衛隊の曲技チーム「ホワイトアローズ」による飛行展示が予定されていたが、天候不良のため中止になった。

4-1 オープニングフライト:T-4 & U-125A & UH-60J

オープニングフライトは午前9時20分からだったが、とくにアナウンスがないまま、8時半頃から次々にT-4中等練習機 2機、U-125A救難捜索機 1機、UH-60J救難ヘリコプター 1機が離陸していった。

低い高度の離陸で、滑走路エリアの車や施設が邪魔になって機体が見えたり隠れたりするのでカメラに収めるのが難しかった。

その後、9時20分頃にUH-60Jが単機で低空を、T-4とU-125が編隊で高空を航過してオープニングフライトが終わった。

2機編隊で離陸する T-4
離陸するUH-60J
U-125A と T-4による編隊飛行

4-2 救難展示飛行:U-125A & UH-60J

U-125A救難捜索機が会場上空を旋回する中、UH-60J救難ヘリコプターが地上の要救助者の救出シーンを再現した。

U-125A
UH-60J
要救助者(ダミー)を引き上げる救難隊員

4-3 航過後着陸・地上展示:C-1

C-1輸送機は、今年度末までに全機退役することになっていて、岐阜基地所属のC-1試作1号機 通称 ” 銀ちゃん ” も同様。その銀ちゃんが、芦屋基地にやってきて急上昇・急下降や背中を見せながらの旋回を披露してくれた。退役迫る銀ちゃんの飛行展示を見られる/撮れる貴重なひとときだった。

岐阜基地所属のC-1 ” 銀ちゃん “
C-1
C-1

4-4 編隊・航過飛行:T-4

8機のT-4中等練習機 ” レッド・ドルフィン ” がいろいろな隊形で編隊・航過飛行を行った。

2機編隊で離陸するT-4
T-4
T-4

4-5 機動飛行:F-15J

新田原基地 第23飛行隊所属のF-15DJ戦闘機 2機が力強い機動飛行を披露してくれた。 

ただ、露出補正を明るめに設定していたこともあって全体的に霞んだ写真ばかりになってしまった。

新田原基地所属のF-15J
F-15J
F-15J
F-15J

4-6 機動飛行:F-2A

築城基地からやってきたF-2A支援戦闘機は、「航空自衛隊70周年記念塗装機」だった。尾翼のみの特別塗装だったが、11月24日の築城基地航空祭に先駆けて記念塗装機を見る/撮ることができてうれしくなった。

築城基地所属のF-2A 70周年記念塗装機
模擬 タッチ & ゴーをするF-2A
ランディングギアを出したまま上昇するF-2A
F-2A

4-7 曲技飛行:EA-300L

競技曲技飛行チーム ” ウイスキーパパ “の飛行展示は相変わらず素晴らしかったが、背景が曇天で ” 映える ” 写真が撮れず残念だった。

ウイスキーパパのEA-300L
EA-300L
EA-300L

4-8 機動飛行:T-4

T-4中等練習機 2機による機動飛行は見ごたえ十分だったが、機体が曇り空に溶け込んでしまってピントを合わせるのに苦労した。

T-4 ” レッド・ドルフィン “
T-4
T-4

4-9 編隊飛行:T-4

最後は、T-4中等練習機 12機による編隊飛行。隊形を変えて 2回ほど航過飛行を行った。

T-4 12機による編隊飛行
T-4
T-4

5. 地上展示:

今回の航空祭の一番のお目当ては、 ” ブラック・ドルフィン ” ことT-4航空自衛隊70周年記念塗装機。この機の飛行展示を楽しみにしていたのだが、滑走路から遠いエプロン地区に配置されていたので、飛行展示がないことを確信し、いろいろな角度から何枚も写真を撮った。

もちろん、他の地上展示機も一通り撮影した。

芦屋基地ではレアな? T-4 通常塗装機
芦屋基地のスタンダード T-4 レッド・ドルフィン
C-1 輸送機 ” 銀ちゃん “
海上自衛隊のUS-2 救難飛行艇
UH-60J 救難ヘリコプター
U-125A 救難捜索機
CH-47J 輸送ヘリコプター
T-7 初等練習機
陸上自衛隊のAH-64D 攻撃ヘリコプター
海上自衛隊のTC-90 練習機

6. 帰路 & 撮り鉄:

午後2時に航空祭が終わったので、すぐにシャトルバス乗り場に向かった。今回、BIの来基・飛行展示がなかったからだと思うが、バス乗り場が空いていて待つことなくすぐに乗車できた。基地からJR遠賀川駅までの道路が多少混んでいたが、それでも2時40分頃には駅に到着。ホームで待つ人は多くなくて、最初に来た3時1分発の門司港行きの区間快速電車に乗車(混んでいなかったので席に座れた)、3時半過ぎに小倉駅に着いた。

予約していた新幹線の小倉駅発車時間は5時16分。予約を変更して早めの電車で帰ろうかなとも思ったが、面倒くさくなり(老化現象)、小倉駅で休憩を取りつつ、遅めの昼食を食べて新幹線の発車時間を待った。

新大阪駅には7時半頃に到着し、そこでJRの在来線に乗り換えて自宅最寄駅まで移動。最寄り駅からはバスを利用して8時半前に帰宅した。

なお、遠賀川駅で電車を待っているとき、DE10機関車や883系・885系ソニック特急列車が通過したのでカメラに収めた。

また、ヘリコプターの爆音が聞こえてきたので空を見上げたらAH-64D攻撃ヘリコプターが飛んでいたので、これも撮った。

JR遠賀川駅のホーム
小倉方面に向かう電車が到着した
883系の青いソニック
885系の白いソニック
駐屯地に帰投する? AH-64D

7. おわりに:

T-4記念塗装機の飛行展示はなかったが、築城基地のF-2A記念塗装機や岐阜基地のC-1試作1号機(銀ちゃん)の飛行展示をバッチリ撮れて良かった。

また、BIが来なかったお陰で滑走路前最前列の撮影場所を確保で、帰りのシャトルバス、電車も空いていたので、いつも以上に快適な航空祭を楽しむことができた。これで、青空と適度な白い雲があれば完璧だったのだが、それは、贅沢。雨が降らなかっただけ ” まし ” だと思う。

これから、浜松基地(10月27日)、岐阜基地(11月17日)、築城基地(11月24日)、百里基地(12月8日)で開催される航空祭に行くつもりをしているので、体調管理に気を付けていきたいと思う。