2025年 小牧基地航空祭:今年最初の航空祭は厳しい環境での撮影になった

2025年3月2日(日)に開催された「令和6年度 小牧基地航空祭(オープンベース)」に行ってきた。

小牧基地の航空祭は、例年、岐阜基地所属戦闘機による飛行展示があるが、短時間で派手な機動飛行はない。また、ブルーインパルスの飛行展示があっても編隊飛行がメインで曲技飛行が少ないので、どちらかというと地味な航空祭。それでも、ほぼ毎回行っているのは、5月に開催される「岩国航空基地フレンドシップデー」 前に腕慣らしをして航空祭での写真撮影の勘を取り戻しておきたいから。今回の目的も同じだ。

来場者数は、昨年比で2倍強の約4.6万人。やはり、ブルーインパルスの飛行展示があるのとないのでは大違いだ。さらに4月から放送が始まるTVドラマ「PJ~航空救難団~」のキャストの方々が来基されてイベントが行われると告知されていたことが影響していたのかもしれない。

1. 天候:予報と現実:

各予報機関の予報は、ほぼ共通で「くもり」だったが、降水確率は40%程度。「ときどき雨」、「一時雨」、「ところにより雨」とのコメントが出ていた。また、気温が高いと予報していた。

実際は、予報通り くもりで、午前中は雨が降ったり止んだり。11時以降は雨が降らなかったが、スッキリしないくもり空が続いた。

気温は18℃まであがったようだが、肌寒さを感じたのでリュックサックに入れていた使い捨てカイロを使った(寒がりなので)。

2. 行き方:

昨年は、開催日当日の始発新幹線で行ったが、今年はブルーインパルスの飛行展示があり、混雑が予想されたので前泊するか否か、迷っていた。

そのことを妻に話したら、「せっかく行くなら前泊した方がいい」とのお勧めがあった。これは、「亭主元気で留守がいい」を狙ったアドバイスではあることは分かっていたが、「宿泊費を援助するよ(max 5,000円)」との甘い言葉にひかれて前泊することにした(win-win ?)。

具体的には、

(1)前日(土曜日)の午後にJR在来線や名鉄電車を乗り継いで「犬山遊園駅」に行き、近くのホテルに泊まる(宿泊料は 5,900円で900円の赤字)。

(2)当日( 日曜日)、名鉄電車で小牧基地の最寄り駅「牛山駅」に行って航空祭を楽しむ。

(3)航空祭終了後、行きと逆のルートで帰宅する。

という行程だった。

3. 移動:

3-1 前日(自宅~犬山):

ホテルには夕方チェックインするつもりだったので、午後1時頃に自宅を出てバスでJR最寄り駅に行き、JR在来線を乗り継いで「岐阜駅」まで行った。

午後4時半頃にJR「岐阜駅」に到着した
西陽を浴びて輝く「織田信長像」

徒歩で「名鉄岐阜駅」に行き、犬山行きの電車に乗車。5時半前にはホテル最寄り駅の「犬山遊園駅」に到着してチェックインした。

「名鉄岐阜駅」から「犬山駅」行きの電車に乗った

ホテルにチェックインしたものの、周辺にコンビニエンスストアがなかったので、夕食を買うために歩いて「犬山駅」に向かった。その途中で、犬山城周辺の景色を撮影。ちょうど夕暮れ時で美しい風景を撮ることができた。

ゆったりと流れる木曽川 チェックイン前に撮影した写真
夕陽に赤く染められた木曽川 ホテルから「犬山駅」に向かう途中で撮影
犬山城と木曽川
犬山城

3-2 当日(犬山~小牧基地):

午前5時頃にホテルを出た。「犬山遊園駅」から小牧基地の最寄り駅「牛山駅」に行くには隣の「犬山駅」で乗換えをする必要があるが、面倒くさいので約7kgのリュックサックを背負って歩いて「犬山駅」に行った(約20分の道のり)。このとき、傘をさすか、ささないか迷うくらいの雨が降っていた。

特別急ぐ必要はなかったが、5時28分発の始発電車に乗車した。

早朝5時20分頃の「犬山駅」

午前6時前に小牧基地前に到着。そのときは雨は降っていなかった。

しばらくして開門になったが、ロープによる規制線が張られていてすぐに奥には行けず。その後、段階的に前進できたが、最後は手荷物検査所の手前でストップになり、7時50分に手荷物検査が始まるまで長時間待つことになった。

このくらいの待ち時間は「想定内」だったが、今回、椅子の持込みが禁止されていたので2時間弱、立ちっぱなし。高齢者にはかなりきつかった。

6時前の小牧基地正門前の様子

8時前にエプロン地区に到着。いつもの撮影場所は、滑走路エリアと基地施設・建屋の中間地点だが、小牧基地のエプロン地区は奥行きが狭いので、基地施設「小牧基地空輸ターミナル」のエントランス部分で撮ることにした。このエントランス部分は、エプロン地区の地面よりも10cm以上高くなっていたので前の人を気にせず撮影できるいい場所だと思った。

なお、ブルーインパルス機のほぼ正面だったので、あとで思わぬシャッターチャンスに恵まれた。

「小牧基地運輸ターミナル」前のエントランス部分で撮影することにした
飛行展示開始前(8:20頃)のエプロン地区の様子
12:15頃のエプロン地区はかなり混雑。人ごみの先にブルーインパルス機の尾翼がチラリ

4. 撮影結果:

4-0 使用機材:

メインカメラ:RX-10M4(24-600mmレンズ付きのコンデジカメラ)

サブカメラ:RX-100M6(24-200mmレンズ付きのコンデジカメラ)

4-1 飛行展示:

4-1-1 輸送機・空中給油機:C/KC-130H & KC767

C-130H戦術輸送機、KC-130H空中給油・輸送機、KC-767空中給油輸送機、UH-60J救難ヘリコプター、F-15J戦闘機が同一機種・異機種での編隊飛行や空中給油デモンストレーション、単機でのタッチ&ゴー、機動飛行などを披露した。

前述の通り、午前中は雨が降ったり止んだりで、傘をさしながら撮影する場面が少なからずあった。

「コンバットピッチ」で飛行する2機のC-130H
背中を見せて飛ぶC-130H
急角度で上昇するKC-130H
貨物室の後部扉を飛来で物料投下の場面を再現するC-130H 実際の空中投下はなし
C-130Hに対する空中給油の場面を再現するKC-767
タッチ&ゴーを披露するKC-767
KC-767 上の写真の続き
飛行展示を終えて着陸態勢に入ったKC-767

4-1-2 救難ヘリコプター:UH-60J (KC-130H)

UH-60J救難ヘリコプターがKC-130H空中給油・輸送機と組んだ空中給油の場面や要救助者を救助する場面を披露した。

空中給油のデモンストレーションを行うKC-130HとUH-60J
UH-60J
要救助者の上空でホバリングするUH-60J
要救助者を引き上げたUH-60J

4-1-3 戦闘機:F-15J

岐阜基地から飛来したF-15J戦闘機は、はじめKC-767空中給油・輸送機とペアを組んで空中給油のデモンストレーションを披露した。その後、すぐに機動飛行にはいる予定だったが、フジドリームエアライン(FDA)機の着陸待ちで15分ほど中断。しかも待っている間に雨が降りだしてきて最悪のコンディションになった。傘をさしながらの撮影は難しいのでやめようかとも思ったが、F-15Jは午前中の目玉。あきらめきれずに傘なしで撮ってしまった。

F-15Jは、背中見せ見せの ” 8の字旋回 ” などを披露してくれたが、モヤがかかった ” ボケボケ ” 写真の連発だった(トホホ)。

空中給油のデモンストレーションを行うKC-767とF-15J
F-15J まだこの時点では雨が降っていなかった
上の写真の約15分後に ” 8の字旋回 ” を披露するF-15J このころには雨が降っていた
ランディング・ギアを下げて会場正面を通過するF-15J 機体がまだらに見えるのは、雨が写り込んだため
F-15J 上の写真の続き このあとアスターバーナーを使って加速・上昇し、岐阜基地に帰って行った

4-1-4 ブルーインパルス:T-4ブルーインパルス仕様機

昼前には雨が止んで傘をささずに撮影できたが、ボンヤリした曇り空が続いていたので ” 映える ” 写真は期待できなかったが、午前中のうっぷんを晴らすつもりで最後まで撮りきった。

3機編隊で離陸するT-4ブルーインパルス機
上の写真の続き
他の3機は単機で次々と離陸していった
6機による編隊飛行
着陸灯を灯して編隊飛行するT-4ブルーインパルス機
T-4ブルーインパルス仕様機

4-2 地上展示機:

ブルーインパルスの飛行展示終了後、エプロン地区を回って地上展示機を撮影した。

一番人気はやはり、入間基地所属のC-1輸送機の試作2号機。フェニックスをイメージした特別塗装が施されていて、この機の前にたくさんの人(私もそのうちの1人)が集まっていて撮るのに大変苦労した(泣)。その他、岐阜基地所属のC-1試作1号機の ” 銀ちゃん ” やF-15J戦闘機、浜松基地所属のE-767早期警戒管制機などの外来機の他、地元機が多数展示されていた。

入間基地所属のC-1輸送機 試作2号機 前にいるのは搭乗員の皆さん
C-1 試作2号機
C-1 試作2号機
岐阜基地所属のC-1輸送機 試作1号機 ” 銀ちゃん “
C-1 試作1号機
バックヤード?に並んだC-130H戦術輸送機
C/KC-130H戦術輸送機/空中給油・輸送機
C-130H戦術輸送機
KC-767空中給油・輸送機
E-767早期警戒管制機
KC-46A空中給油・輸送機
P-3C哨戒機
U-125A救難捜索機
U-36多用機
F-15J戦闘機
AH-1S対戦車ヘリコプター
UH-60J救難ヘリコプター(陸自)
UH-60J救難ヘリコプター(空自)
T-4ブルーインパルス仕様機
T-4ブルーインパルス仕様機 この機は、予備機なので尾翼番号のシートが貼られていない

4-3 その他の航空機:

航空自衛隊の飛行展示を撮る合間に会場付近を離陸・飛行するFDAの旅客機やヘリコプターなどを撮った。

E-175 FDA 5号機
E-175 FDA 8号機
E-170 FDA 2号機
E-175 FDA 14号機
E-175 FDA 15号機
水産庁のビーチクラフト式B200型「漁業取締航空機」
藤田医科大学病院のBell429ドクターヘリ
NHKのAW139ヘリコプター
名古屋テレビ放送のAW169ヘリコプター

4-4 TV番組関連イベント:

事前にも告知があったが、4月からテレビ朝日系で放送されるTV番組「PJ~航空救難団~」の関連イベント(トークショーとフォトセッション)が11時から開催され、キャストの内野聖陽さん、神尾楓珠さん、石井杏奈さん、前田拳太郎さん、渡辺碧斗さん、犬飼貴文さん、前田旺志郎さんが出席された。

私も関心はあったものの、わざわざイベント場所(救難機展示場所とブルーインパルス機展示場所)に近寄るつもりはなかったので、見る/撮るチャンスはないと思っていた。ところが、イベントが始まって30分後くらいにトラックが1台やってきて、ブルーインパルス機の横で止まった。何がごとかと思ってカメラを向けたらキャストの皆さんが荷台に座られていたので、すかさずシャッターを切った。皆さんが降車されるまでの短い間の撮影だったが、ちょっと得した気分になった(ドラマ好きな高齢者)。

かなり距離があったが、ブルーインパルス機の正面に陣取っていたからこそのシャッターチャンスだった。

手荷物検査所のテントの支柱に掲示されていた告知ポスター
トークショーの会場(救難機前)からトラックで移動されたキャストの皆さん
ブルーインパルス機前でフォトセッションを行うため、立ち上がり、降り始めたキャストの皆さん

5. 移動(帰路):

基地内、基地周辺道路が大変混みあっているとの放送があったので、午後3時過ぎまでエプロン地区に残っていたが、なかなか、混雑が解消されなかった。「正門」よりは空いているという「大山川門」に向かったものの、基地を出るまでに交通整理で何度も足止めされ、さらに基地を出てからも狭い歩道をノロノロ歩くような状態が続いたので、開門前の約2時間立ち続けや航空祭開催中の立ったり座ったりで疲れていた足がこわばり、痛みだした。

それでも何とか、3時40分ごろに名鉄「間内(まない)駅」に到着し、最初に来た電車に乗ったら、なんと「犬山駅」の手前で止まる「小牧駅」行きだった。しかたなく「小牧駅」でしばらく待って「犬山駅」行きの満員電車に乗り換えた。

それでも、「犬山駅」で乗った「岐阜駅」行きの電車が空いていたので、すぐに着席。約40分間の休憩をとることができた。

名鉄「間内駅」前のロータリー
「間内駅」のホームで電車を待っていたらE-767が帰投する場面を撮ることができた
何も考えずに最初に来た電車に乗ったら「小牧駅」行きの電車だった

名鉄「岐阜駅」から歩いて5時15分頃にJR「岐阜駅」に到着。そこからJR在来線を乗り継いで自宅最寄駅に戻り、最後はバスに乗って午後8時半前に帰宅できた。「米原駅」から先は座れたので、なんとか体力を回復することができた。

JR「岐阜駅」
「織田信長像」は、この日も元気に立っていた

6. おわりに:

ときどき雨が降る厳しい環境下での撮影で、” 映える写真 ” 写真が撮れなかったが、F-15Jやブルーインパルス機の飛行展示を ” そこそこ ” カメラで追うことができたので、「岩国航空基地フレンドシップデー2025」に向けた腕慣らしをするという主目的は達成できた。

また、入間基地所属のC-1 試作2号機やTV番組関連イベントの様子、前日の犬山城周辺の美しい夕景などが撮れたので、文句なし。行ってよかったと思う。

ただし、F-15Jの機動飛行を傘をささないで撮影した結果、カメラが雨に濡れてしまったので、この点は心配。しばらく様子をみて問題があれば点検・オーバーホールに出したいと考えている。