先週11月27日(日)の築城基地航空祭に続いて2022年12月4日(日)に開催された「令和4年度 百里基地航空祭」に行ってきた。この航空祭も一般観覧者の抽選がなかったので、自由に行けたのだが、直前までどうしようか悩んだ。
というのも、①ブルーインパルスのアクロバット飛行を除けば、築城基地航空祭とほぼ同じプログラムで、(勝手に)期待していたF-35Aの外来がなかった、②いつも利用している旅行社による見学ツアーがなく、自力で公共交通機関を利用して行く必要があった、③ネットで調べたらシャトルバスの乗車や運行に時間がかかり、最初から見られない可能性が高かったから。
それでも行ったのは、直前の築城基地航空祭で満足できる成果(写真)が得らなかったからだ。築城基地航空祭は今年で4回目で、好天に恵まれて”それなり”の写真は何とか撮れたが、自分のイメージ通りに撮れた写真が以前に比べて少なかったような気がしており、不完全燃焼に終わっていた。「このままで年を越したくない」との思いが強くなり、チャレンジしたのだ。
1. 往路:
1-1 前日の移動:
開催日が公表された直後に土浦の宿を予約していたので、前日の午後に新幹線で新大阪駅を出て、東京駅で上野東京ラインに乗り換え、夕方に土浦駅に到着した。


1-2 当日の移動:
土浦駅を午前5:48に出る始発電車で石岡駅(6:02到着)に移動して、そこでシャトルバスに乗った。
百里基地航空祭は、2019年に旅行社のツアーを利用して行ったきりで、自分で確認・手配するのは今回が初めてだったので、不安だらけだった。特にシャトルバスの利用については、運行する関東鉄道バスのホームページに過去の実績として「始発時間帯から乗車まで、断続的に最大90分かかりました」とか「(出発から到着までの)所要時間:45分から120分」とか書いてあったので心配していた。しかし、石岡駅到着後、40分くらいでバスに乗車でき、バスの運転手さんが基地の進入路を間違えてロスタイムが発生したにもかかわらず、乗車してから1時間たらずで基地に着けたので、プログラムの演目を最初から楽しむことができた。



2. 飛行展示:
2-1 航過飛行:F-2A & T-4 & U-125A
最初のプログラムは、地元機による「航過飛行」。事前に調べた天気予報の通り、午前中は快晴だったので、青空の下、F-2A支援戦闘機3機、T-4中等練習機1機、U-125A救難捜索機1機が次々に離陸して、航過・編隊飛行を披露した。





2-2 機動飛行:F-15J
次のプログラムは、小松基地から来ていたF-15J戦闘機による機動飛行だった。妄想癖のある私は、ひょっとしたら小松基地航空祭でお目にかかった「トップガン マーヴェリック コラボ機」が飛ぶのではないか、とか、アグレッサー仕様機ではないかなどと期待していたのだが、現実は、フツーのF-15J戦闘機だった(勝手に妄想してた私が悪いのに悪口を言ってごめんなさい)。もっとも、前者については、小松基地航空祭が終われば通常塗装に戻されるだろうと思っていたのでそれほど期待していた訳ではない。なお、今回の航空祭でF-15J戦闘機を操縦していたパイロットが小松基地航空祭で「トップガン コラボ機」のパイロットを務めていた方(タックネーム”ゴリ”)だとの場内アナウンスがあった。
それよりも残念だったのは、高々度の機動飛行がメインで、私のカメラのレンズ(600mm×2=1,200mm。×2というのはソニーお得意の「全画素超解像ズーム」を利用した場合)では大きく写すことが難しかったこと。また、基地に到着したときには、すでに沢山の人がいたのでエプロン地区の真ん中辺りで撮影していたのだが、前の人の頭や地上展示機が邪魔(失礼っ!)になって、離陸する場面を上手く撮れなかった。





2-3 捜索救助:U-125A&UH-60J
続いては、地元機のUH-60J救難ヘリコプターとU-125A救難捜索機による「捜索救助」。正直、どこの基地でも披露される定番中の定番なのであまり期待していなかったのだが、航空救難団 百里救難隊所属のメディック(ドラマ「空飛ぶ広報室」では、鈴木亮平さんが隊長役を演じていたのを思い出す)3名がUH-60Jからのパラシュート降下を行った。また、UH-60Jが横に平行移動したり、下げた機首を軸に360°回転したりして私たちを楽しませてくれた。







2-4 曲技飛行:T-4ブルーインパルス
午前中の”トリ”は「ブルーインパルス」の曲技飛行。普通、ブルーインパルスの曲技飛行が航空祭最後の”トリ”なのだが、今年の小松基地航空祭と同様に午前中の”トリ”にまわっていた。おそらく、帰りの混雑を緩和するためだったのだろう。
今年、航空祭が復活してすでにブルーインパルスの曲技飛行を3回見ることができていたが、芦屋基地と浜松基地は逆光メインだったし、小松基地は台風が接近中で曇り空だったので、今回の百里基地がベストコンディションだった。ブルーインパルスT-4の白・青の機体と真っ白なスモークが青空に映えて美しかったので、テンションが上がり、今まで以上に真剣に撮りまくった。その結果、今まで何度もトライして撮影できなかった「タッククロス」で2機が交差する瞬間を上手くカメラに収めることができ、本当にうれしかった(小さめに撮影した結果。そのためかなりのトリミングが必要だった)。










【昼休憩】
今年、これまでに私が行った航空祭では、すべて基地内の食事が禁じられており、航空祭が終わり基地を出るまで何も食べられなかったのだが、百里基地の航空祭は食事が可能だったので、今回の最大のお目当てであるF-2A支援戦闘機による「デモスクランブル」や「地上攻撃」が始まるまでの間に持参していた昼食を食べたのだが、だんだん、雲が広がってきてすっかり、暗くなってしまった。また、風も強くなってきてユニクロのダウンジャケット、ヒートテックのベストや長袖Tシャツ、ソックス、さらにはタイツまで穿いて完全防備していたつもりだったが、それでも足りずに使い捨てカイロまで使ってしまった。
2-5 デモスクランブル:F-2A
午後の最初のプログラムはF-2A支援戦闘機2機による「デモスクランブル」。実は、先日の築城基地航空祭でも「デモスクランブル」のプログラムがあったが実際にF-2A支援戦闘機が飛ぶことはなく、離陸準備をして滑走路に入るまでで終わる内容(毎回、同じ)だったので、百里基地でも同じではないかと心配になり、事前に百里基地に電話で問い合わせをしていた。その結果、”ちゃんと”離陸して機動飛行を行うと教えていただけたので安心していたのだが、あいにくの曇天で、私が求めるメリハリのある美しい写真は撮れなかった。前日の夜確認した天気予報では午後も晴れだったのに・・・(トホホ)。




2-6 対地攻撃:F-2A
最後のプログラムは、F-2A支援戦闘機4機による「対地攻撃」。築城基地の航空祭でも「模擬空対地射爆撃」というプログラムがあり、そちらでは陸上自衛隊の協力の下、発射された爆弾が破裂する音や煙を再現していたが、百里基地ではそれがなかった。とは言え、私は、”飛んでいる”飛行機を撮るのが目的なので不満はない。




3. 地上展示:
地上展示機も撮影したが、曇天下の撮影となり、メリハリのある写真、 ” 映える ” 写真が撮れなかった。




4. 帰路:
東京からの帰りは、新幹線ではなくWILLER EXPRESSの高速夜行バスを利用するつもりだったが、まずは、基地から出るシャトルバスに乗ってJR石岡駅まで行かなくてはならない。しかし、利用者が大変多くてバスに乗るまでに約1時間半を要した。また、道路も混んでいたのでバスに乗車してから石岡駅に行くまでに約1時間40分かかってしまった。石岡駅からはJR在来線を使って東京駅まで移動したのだが、着いたのは夜の8時頃だった。
それでも高速バスが「東京ミッドタウン八重洲」を出るのは午後9時20分だったので、近くの店で夕食を摂ってもまだ、時間の余裕があった。
高速夜行バスは、予定通り東京を出発し、翌日(12月5日)の朝8時過ぎに大阪に到着した。いろいろ苦労したものの、何とか自力で関東エリアの航空祭に行って帰ることができたので、少し、自信がついた(過信?)。


5. おわりに:
当初の目的である「大好きなF-2A支援戦闘機の機動飛行シーンを美しく撮り、築城基地航空祭のうっ憤を晴らす」は、曇天のため達成できなかったが、ブルーインパルスの曲技飛行の撮影ではかなり善戦できたので、良い気分で今年最後の航空祭を終えることができた。自分なりに「やり切った」と思えた。
築城基地航空祭の記事でも書いたが、素人の老人が趣味でやっていることなので、「上手く撮れなくて当然、悩むことはない」、「伸びしろがあることは良いことだ」と考えて来年の航空祭に臨みたい。現時点で3月5日の「小松基地オープンベース」と4月15日の「海上自衛隊/米海兵隊岩国航空基地フレンドシップデー」の開催が公表されているので、それに向けて腕を磨き、体力・気力をつけていきたい。
了


