2023年 松島基地航空祭:直前の天気予報にテンションDownするも、行って大正解 !!

2023年8月27日(日)に開催された「令和5年度 松島基地航空祭」に行ってきた。

1. 天気予報:

飛行展示の撮影が目的で航空祭に行く私にとって、当日の天気は最大の関心事。だから開催日の2週間前から気にし始め、1週間前からは、ウェザーニュース、気象庁・日本気象協会の天気予報、SCW気象予報を1日に何度も何度も確認しては、ウキウキしたり、ガッカリしたりしている(無職なので時間だけはたっぷりある。余命は少ないが・・・苦笑)。

今回の2度目、4年ぶりの松島基地航空祭は、どうだったかというと、直前の予報では、気象庁以外のすべて予報機関が航空祭開催中に雨が降ると予報。また、気象庁の予報も降水確率が40%で、「ところにより雨が降る」とのことだったので、テンションがダダ下がりになった。

最後まで行こうか止めようか大いに迷ったが、いつまで元気に航空祭巡りができるか分からないので1回々々を大事にしたいと思い、行くことにした。結果、一度も雨に降られず、大正解だった。

2. 往路:

今回、参加した見学ツアーは、借切りバスで前日(8月26日)の深夜に東京・新宿を出発するプランだったので、それに間に合うよう、新幹線で新大阪から東京に移動した。雨に降られることを覚悟していたので、ポンチョや傘、カメラ用のレインカバーをどのように組み合わせたら良いかとか、雨脚が強くなってきたら諦めて軒下に入ろうかとか、いろいろ心配をしながらの旅だったので、ワクワク感はほとんどなかった。

前日深夜に東京・新宿を出たツアーバスは、予定通り、当日の朝7時過ぎに現地のバス駐車場に到着した。外を見ると雨は降っておらず、また、曇ってはいるものの空が明るかったので、少し、安心した。

バス駐車場は、松島基地ではなく、外部の「松島基地航空祭駐車場運営協力会」が確保してくれたもので、基地までは1km程度歩く必要があった。それでも思っていたよりは良い天気だったので、心も体も軽くなり、まったく苦にならなかった。

田畑を縫ってしばらく行くと、ブルーインパルスの格納庫が見え始め、その前に多数のF-2B支援戦闘機と1機のT-4ブルーインパルス機が駐機されているのが分かった。普通、ブルーインパルス機はエプロン地区に6機(または、予備機を含めて7機)まとめて駐機されるので、1機だけその場所にあるのはおかしいなと思ったのだが、その理由はのちに分かることになる。

基地から1kmほど離れたツアーバス駐車場から歩いて基地南門に向かった
しばらく歩くとブルーインパルスの格納庫が見えてきた。
格納庫前には7機のF-2B支援戦闘機と1機のT-4ブルーインパルス仕様機が駐機されていた
ブルーインパルス格納庫前の様子

特に急いで歩いた訳ではないが、7時半頃には松島基地の南門に到着し、開門を待つ列に並んだ。開門予定時間は午前8時だったそうだが、早めの開門となり、8時半前にはエプロン地区に到達できた。

午前7時半頃に南門前で開場を待つ列に並んだ
南門から入場し、すこし歩いた地点の様子

今回、離発着シーンを狙うつもりがなかったので、無理に前方に行かず、滑走路と格納庫との中間地点に場所を確保した。

なお、今回の来場者数は約4万人で、コロナ禍前の2019年の5.6万人におよばなかったとのこと。そのせいか、最後のブルーインパルスの飛行展示の時点でもそれほど混みあっていたという印象はなく、快適に楽しめた。

晴れ間が出てきた昼過ぎの基地の様子。基地に到着したときは曇っていた
同じく昼過ぎの様子

3. 飛行展示:

3-0 気象観測:

ツアーバス駐車場から基地に向かう途中で、格納庫前にあったF-2B支援戦闘機の内の1機がタキシングを始めたのに気づいて写真を撮った。今までの経験から「多分、この機は、気象観測のために飛ぶんだろうな」と思ったのだが、その通りで、8時半頃に離陸していった。

なお、ご存じの方も多いと思うが、東日本大震災で発生した津波で甚大な被害を受けた松島基地は、再発防止策として格納庫エリアを3.6m嵩上げした。一方、滑走路の高さは変わっていないので、格納庫エリアと滑走路を行き来するためのスロープが設けられている。

F-2B支援戦闘機がタキシングを始めた
滑走路に繋がるスロープを下っていくF-2B
スロープをさらに下り脚部が全く見えなくなったF-2B
気象観測のために離陸したF-2B支援戦闘機

3-1 オープニングフライト:UH-60J & U-125A & T-4 & F-2

航空祭のパンフレットには、UH-60J、U-125A、T-4、F-2でオープニングフライトを行うと記されていた。当然、T-4は通常塗装機(地味なグレー)だと思っていたのだが、なんと、T-4ブルーインパルス仕様機だった。この機こそ、基地に入る前にブルーインパルス格納庫前で見かけた1機で、尾翼にナンバーが付されていない予備機だった。

その後、T-4ブルーインパルス機はF-2B支援戦闘機2機と編隊を組んで航過飛行を行った。他の基地ではまず見ることができない場面だ。

「オープニングフライト」のために離陸したT-4ブルーインパルス仕様機(予備機)
U-125A救難捜索機
UH-60J救難ヘリコプター
他では見られないT-4ブルーインパルス仕様機とF-2B支援戦闘機による編隊飛行
F-2B×2機を従えて航過飛行するT-4ブルーインパルス仕様機

3-2 F-2訓練/機動飛行:

地元機であるF-2B支援戦闘機による飛行展示は、午前、午後合わせて3回あった。

それぞれ、趣向を凝らした内容だったが、写真では違いが分からないので、まとめてご紹介する。

曇り空を背景にした撮影がほとんどで、ピント合わせに苦戦(RX-10M4による超望遠撮影はコントラストAFのみ)したり、逆光に悩まされたりしたものの、ヴェイパー出しまくりの迫力ある写真も撮れたので、私としては十分、満足できた。

3-3 救難展示:U-125A & UH-60J

他の基地と同様にU-125A救難捜索機とUH-60J救難ヘリコプターの連携による救難展示であったが、今回の松島基地では高度を上げたUH-60Jから3人の救難隊員がパラシュート降下し、地上の要救助者(ダミー人形)をUH-60Jで吊り上げる場面が披露された。

U-125A救難捜索機
U-125A救難捜索機
UH-60Jから3人の救難隊員がパラシュート降下した
パラシュート降下する救難隊員
地上の要救助者をUH-60Jに吊り上げた

3-4 F-16デモフライト:

米空軍第35戦闘航空団所属のF-16戦闘機”ファイティング・ファルコン”が午前中の”トリ”を務めた。ダイナミックな飛行展示をカメラに収めるのは本当に大変だったが、必死に食い下がった(大袈裟かっ!)。

なお、プログラムによれば、F-16デモフライトの持ち時間は30分であったが、何かの演目(場内アナウンスがあったが、聞き取れなかった)がキャンセルになり、15分程度で終わってしまった。しかし、F-16を追っかけるのに疲れていた私には十分だった。

正直、午前中で「お腹いっぱい」になった。

3-5 ブルーインパルス訓練/展示飛行:

” 地元機 ” T-4ブルーインパルス機の飛行展示も午前、午後の2回実施された。

こちらもF-2Bの飛行展示と同様、写真では両者の違いが分からないので、まとめてご紹介する。

なお、例によってブルーインパルスの曲技名が間違っている可能性があること、ご容赦いただきたい。

「ダイヤモンドテイクオフ&ダーティーターン」
「スローロール」
「ファンブレイク(午後のフライト) 」
「ファンブレイク(午前中のフライト)」 こちらは曇り空
「オポジットトライアングル」
「ローリングコンバットピッチ」 その1
「ローリングコンバットピッチ」 その2
「ローリングコンバットピッチ」 その3
「オポジット・コンティニアス・ロール?」を行うために会場左手から侵入してきた6番機
「オポジット・コンティニアス・ロール?」
手前を航過する5番機をフォローすべきだった

4. 地上展示:

見学ツアー利用の場合、早い時間に到着できるので、エプロン地区で場所取りをする前にじっくり撮ればいいのかもしれないが、「飛んでいる飛行機」の写真撮影がメインの私にとって地上展示機の撮影は、どうしても”オマケ”のように思えてしまう。今回もエプロン地区で良いポジションを確保したいと気持ちが焦り、おざなりな撮影に。陸上自衛隊のV-22オスプレイもスルーしてしまった。

地元機のF-2B支援戦闘機
米空軍のF-16戦闘機 ” ファイティング・ファルコン “
海上自衛隊のUS-2救難飛行艇
海上自衛隊のP-1対潜哨戒機

5. 帰路:

今回参加した見学ツアーは航空祭当日の夜10時に新宿に戻ってくるプランだったので、深夜に東京を出発する高速バスを利用して帰ることも検討したが、万一、交通事故・渋滞や異常気象現象などが発生して東京到着が遅れた場合、バスに乗れず路頭に迷うことになる。また、前日・当日合わせてツアーバスに10時間以上乗り、航空祭で疲れていることを考えるとさすがに ” キツイ ” と判断してあらかじめ予約していた新宿歌舞伎町のカプセルホテル(一泊、3,200円)に宿泊した。

ツアーバスの終着地から近くて便利ではあるものの、ホテルの住所が新宿歌舞伎町なので、周囲が騒がしいのではないか、風紀が悪いのではないかと心配もしたが、「じゃらん」の「クチコミ・評価」が3.9だったので、思い切ってこのホテルを選択した。結果は、歌舞伎町の外れで人通りが少なく、ラブホテルの他、一般のホテルもあるエリアで一夜を明かすには十分な環境だった。また、大浴場で湯舟につかることもできて、若干ながら疲れを癒すこともできた。

ホテルから新宿駅に向かう途中でゴジラロードに気づいてパチリ
ゴジラのアップ
TVで目にしたことはあったが、実物を見るのは初めてだった

大阪への帰途についたのは、航空祭翌日の月曜日、8月28日。体のことを考えれば、新幹線を利用すべきだと分かっていたが、コストを削減(新幹線の半額以下!)するため、朝の8時に東京・池袋を出て当日の午後5時10分に大阪・梅田に到着するWILLER EXPRESSの高速バスを利用した。乗車時間が9時間以上(休憩時間を含む) になるので、退屈するのではないかと心配していたが、車窓を流れる景色(田畑や森林の緑が美しかった!)を眺めたり、ときおり睡魔に襲われてウトウトしたりしていたら、何となく時間が流れ、午後5時に大阪梅田に無事到着した。

月曜日の朝8時に東京・池袋を出る高速バスを利用した(5,890円)
午後5時頃 梅田スカイビルに隣接したバスターミナルに到着

6. 今後の方針(?):

コロナ禍前の私は、航空祭開催日の2~3日前の天気予報をみて降水確率が40%以上で雨マークが出ていたら、たとえ見学ツアーのチャンセル料が発生する場合でも迷いなく、行くのを断念していた。その考え方からすると今回の松島基地航空祭は取りやめてもおかしくなかったのだが、結果は「降雨なし」で3ヵ月ぶりの航空祭を大いに楽しめた。今後は、小雨程度の予報であれば、行くことを基本にしたいと思った。

松島基地航空祭 2019年:はじめての東日本進出