2025年 三沢基地航空祭:強風との戦いでヘトヘト。でもやりきった最後の (?) 三沢

2025年 9月21日(日)に開催された「令和7年度 三沢基地航空祭=Misawa Air Festiver (以下、『三沢AF』)」に行ってきた。

関西在住の私にとって三沢AFへの遠征は、経済的にも体力的にも負担が大きい。また、今回はブルーインパルスがやってくるので、一番のねらいであるF35A戦闘機の飛行展示が 1回・15分だけ(当初予定)。さらに直前まで各気象予報機関が降雨を予想(くもり時々雨/くもり一時雨)していたことがネックになり、ぎりぎりまで行こうか、やめようか迷っていた。

それでも、岩国基地航空祭以来、4ヵ月以上のブランクがあり、10月以降の航空祭巡りに向けたウォーミングアップをしておきたかった。” 絶滅確定機種 ” であるF-16C戦闘機を撮っておきたかった。また、直前になって気象予想が好転してきたので、思い切って行ってきた。

なお、来場者数は、約 6.5万人で、ブルーインパルスの飛行展示がなかった昨年の約 6割増し。やはり、ブルーインパルス人気は根強い。

1. 天候:予報と現実:

前述のとおり、木曜日(9月18日)くらいまでは、ほとんどの気象予報機関が高い降水確率を出していたが、その後、良い方向に変わり、「晴れ」、「晴れときどきくもり」などに変わった。また、共通して西風が強いという予報が出ていた。

現実は、航空祭開催中は「晴れ」で、昼前までは雲量が10~20%程度(私の目分量)。その後、雲が広がってきたが、それでも30%程度にとどまった。

最高気温は、23.7℃。午前中は、Tシャツ+長袖シャツ+ウインドブレーカーで過ごし、午後は、ウインドブレーカーなしで長袖シャツを脱いだり着たりした。

予報通り西風が強く、航空祭当日の午前 3時前に強風注意報が発表され(それ以前は、暴風警報)、午後 4時前まで継続。三沢AF開催中は、終始、10m/秒超の風が吹いていたようだ。

2. 行き方:

いつも利用している旅行社が主催するバスツアーを利用した。

観光バスを使用するこのツアーは、前日(9月20日)の夜に東京・新宿を出て当日(9月21日)の早朝に三沢に到着。航空祭終了後、八戸を出発して翌日(9月22日)の早朝に新宿に戻ってくるプラン。車中泊が 2日続くので体力的につらいが、新幹線+ホテルを利用するツアーより安い。また、使用するバスが 3列仕様で隣の人と触れ合うストレスがないので、毎回このツアー・プランを利用している。

大阪‐東京間の移動は、行きだけ新幹線を利用し、帰りは航空祭の翌日( 9月22日)の朝に新宿を出発し、その日の夕方に大阪に到着する高速バスを利用するつもりで、予約していた。ところが、ツアーバスで青森から東京に戻るツアーバスで十分な睡眠をとれず、疲れ果ててしまったので、帰りも新幹線を利用することにした。やはり、車中泊 2連チャン後のバスでの長距離移動は無謀だった。

3. 移動:

3-1 大阪~東京:

ツアーの集合時間が、前日午後 8:45だったので、その日の午後 2時半ごろに家を出て午後4時21分 新大阪発の新幹線で東京駅に向かった。

夜の7時前に東京駅に到着し、夕食を摂ったのち、JR山手線で新宿に向かった。

早めに新大阪駅に着いたので、ホームで新幹線を撮影(乗ったのは別の便)
午後 4時21分新大阪発の ” のぞみ 422号 ” に乗車した
JR東京駅

3-2 東京~三沢基地前~エプロン地区:

前日夜に新宿を出たツアーバスは、当日(9月21日)の午前 6時20分頃に三沢基地の正門前まで徒歩3分ほどの「スカイプラザ三沢」駐車場に到着。すぐにバスを降りて開場を待つ人たちの列に並んだ。開場を待つ間にF-35戦闘機やT-4中等練習機、E-2D早期警戒機、RQ-4B無人偵察機などが離陸していくのを見てテンションが上がった。

開場時間は午前 8時だったが、例年同様、7時半に開場。順番に保安チェック(米軍による身分証の確認)、手荷物検査を受けて入場し、8時20分頃にエプロン地区に到着した(基地正門からエプロン地区まで約 1.7km)。

なお、撮影ポイントは、いつもどおり、滑走路と基地施設・建屋の中間地点に決めた。

「スカイプラザ三沢」の駐車場から三沢基地に向かって歩く
基地正門前で開場を待つ人たちの列に並ぶ
離陸したT-4中等練習機
離陸したE-2D早期警戒機
離陸したRQ-4B無人偵察機
約 1.7km歩いてエプロン地区に到着した
撮影ポイントから滑走路の方向を見た景色

4. 使用機材:

使用したカメラは、航空祭撮影の定番カメラである以下のカメラ。

メイン:RX-10M4( 24-600mmレンズ付きのコンパクトデジタルカメラ)

サブ:RX-100M6( 24-200mmレンズ付きのコンパクトデジタルカメラ)

5. 撮影結果:

5-1 飛行展示の撮影:

当初、F-35Aの飛行展示は 1回(15分)だけだったが、ツアーの添乗員さんから、もう1回(15分)追加になったと聞いた。その代わり、UH-60JとCH-47Jの飛行展示がなくなったが、F-35Aねらいの私としては、大歓迎で、テンションが上がった。

ところが、終始、強風で体が揺さぶられるので、機動飛行する戦闘機をレンズに捉え続けるのに大苦戦。一度視界から外れるとリカバリーに手間取り、なんどもシャッターチャンスを失った。また、立っているだけで体力を消耗するので、飛行機が飛んでいない時は、ほとんど座っていた。

5-1-1 オープニングフライト:F-35 & F-16 & E-2D

空自のF-35A 4機、米軍のF-16C 2機、空自のE-2D早期警戒機 1機が、順番に会場上空を航過した。

F-35A戦闘機 第 301飛行隊および第 302飛行隊の4機
F-35A 上の写真の続き
米軍のF-16C戦闘機 ミサイルを装備して航過。1機は機体上部の塗り分けがないタイプだった
F-16C 上の写真の続き
空自のE-2D早期警戒機 頑張って シャッター速度 1/160秒で撮ってみた

5-1-2 RQ-4B上空航過:

開場まえに離陸していたRQ-4B 無人偵察機 ” グローバルホーク ” が 1回だけ、会場上空を航過した。

地上展示機を撮る際、その長大な翼が入りきらず苦戦したが、さすがに上空では ” 無問題 ” 。それでも、うっかりすると翼端が見切れてしまうので、注意が必要だった。

RQ-4B 3号機
RQ-4B 上の写真の続き

5-1-3 F-35:

結局、空自のF-35A戦闘機 ” ライトイングⅡ ” の飛行展示が 2回になった。どちらも第 301飛行隊、第 302飛行隊の各1機による機動飛行で、写真的には違いが分からなかったので、合わせてアップする。

昨年の三沢AFでは、ヴェイパーコーンを発生させながら飛行する場面が見られたが、今回は、湿度が低かったからか、発生しなかった(と思う)。

離陸するF-35A
離陸するF-35A
F-35A なんとか、背中を撮れた
F-35A
ウエポンベイ全開で飛行するF-35A
F-35A
アフターバーナーを使って上昇するF-35A

5-1-4 F-16:

F-16C戦闘機 ” ファイティングファルコン ” 1機が、飛行展示を行った。昨年までデモンストレーションチームが機動飛行を披露していたが、すでに解散・移転してしまっていたので、今回は、実戦部隊による近接航空支援の再現で、フレア放出も見せてくれた。

私にとっては、このF-16Cの撮影が、2番目のねらいだったが、その動きに追随できず、結果はボロボロ。それでも、スマートな機体に多数のミサイルや各種ポッド、増槽を装着して逞しくなったF-16Cを見られて/撮れてよかったと思う。

離陸するF-16C バルカン砲の発射による煤が機体に残っていて生々しい
F-16C
F-16C 4本のミサイル、各種ポッド、増槽を装着。機体下部に汚れが残っているのが実戦部隊らしい
まぐれで撮れたフレア放出シーン

5-1-5 F-15J

空自 千歳基地所属のF-15J戦闘機 ” イーグル ” が飛行展示を行った。

とくにめずらしいシーンは撮れなかったが、背景に白い雲が ” イイ感じ ” に入って ” 絵になる写真 ” が撮れたと思う(自画自賛 ! )。

F-15J 白い雲が ” イイ感じ ” で写りこんだ
F-15J
F-15J
F-15J

5-1-6 ブルーインパルス:T-4ブルーインパルス仕様機

三沢AFの ” トリ ” は、やはりブルーインパルスの曲技飛行。強風がどんな影響を与えたのか知らないが、「ファンブレイク」や「オポジットコンティニアスロール(以下、『オポ』)」、「タッククロス(以下、『タック』)」「フォー・シップ・インバート」、「ローリングコンバットピッチ」、「コークスクリュー」などを披露してくれた。ただ、昼前から雲が広がってきていたのが残念だった。

「オポ」と「タック」では、5番機と6番機が会場正面で交錯する瞬間をねらって撮影。「オポ」は成功したものの、「クロス」は、手前の5番機が見切れてしまい大失敗だった。トホホ !

ランディング・ギアを出したまま、右旋回をしながら離陸・上昇する4番機
「ダイヤモンド・テイクオフ & ダーティー・ターン」
ファン・ブレイク」 背景が曇り空だったのが残念
「オポジットコンティニアスロール」
「フォー・シップ・インバート」の途中
上の写真の続き まだ、途中
「ローリングコンバットピッチ」
「コークスクリュー」

5-2 地上展示機の撮影:

午前の部が終わってから昼の部が始まるまで 1時間以上あったので、ゆっくり地上展示機を撮影して回った。

今回の最大の目玉は、米軍のF-15E戦闘爆撃機 ” ストライクイーグル ” 。主翼基部に装着された大型コンフォーマル・フューエル・タンクにより、マッチョになっていた。

その他、米軍機では、F-35A戦闘機、F-16C戦闘機が展示されていた。自衛隊機では、F-35A戦闘機、F-15J戦闘機、E-2D早期警戒機、T-4中等練習機、CH-17J輸送ヘリコプター、SH-60K哨戒ヘリコプターなどの展示があった。また、エプロン地区では、RQ-4B無人偵察機の他、ホンダジェットなどの民間機も見る/撮ることができた。

F-15E戦闘爆撃機
F-15E戦闘爆撃機
F-16C戦闘機 背中(上面)に塗り分けがない機体
F-16C戦闘機 増槽の塗料が一部剥がれていて実戦部隊だということ再認識する
米軍のF-35A戦闘機
空自 301SQ所属のF-35A戦闘機
空自 302SQ所属のF-35A戦闘機
F-15J戦闘機
E-2D早期警戒機
T-4中等練習機 普通のT-4だが、なんか ” イイ感じ ” に撮れたと思う
U-4多用途支援機
RQ-4B無人偵察機 まるで、スナメリの頭部のようだ
RQ-4B無人偵察機
CH-47J輸送ヘリコプター
SH-60K哨戒ヘリコプター(海自)
UH-1多用途ヘリコプター
T-4ブルーインパルス仕様機
ホンダジェット

5-3 民間航空機:ATR42-600

いつもなら、飛行展示の合間に離発着する民間航空機を撮るのだが、今回は、強風でヘトヘトなので断念。それでも気まぐれに撮った1枚がこれ。北海道エアシステムのプロペラ機だった。

HACのATR42-600

6. 帰路:

ツアーバスの基地出発予定時間は、4時半だったが、みんな早めに戻ってきたので、4時過ぎに出発し、八戸にあるスーパー銭湯「極楽湯 八戸店」に行った。そこで、入浴した後、近くの「イオンスタイル 八戸沼館(はちのへぬまだて)店」で夕食を摂った。この店舗、一昨年(2023年)に立ち寄ったときは、「イトーヨーカ堂 八戸沼館店」だったが、昨年は、閉店して利用できなかった。それが、今年の 4月にイオンスタイルになっていたそうだ。

「極楽湯 八戸店」で入浴し、さっぱりできた
「イオンスタイル 八戸沼館店」 ここのフードコートで食事をした

ツアーバスは、9月21日の夜 8時半頃に八戸を出て一路、東京・新宿に向かい、22日の 5時半前に無事、到着した。

その後、すでに混み始めていたJR山手線で東京駅まで向かい、7時過ぎの新幹線で帰阪。JR在来線、私鉄バスを乗り継いで、11時前に帰宅できた。

早朝 5時半頃の新宿「モード学園コクーンタワー」
同じく、早朝の「損保ジャパン本社ビル」
7時前の「JR東京駅」

7. おわりに:

今回の三沢AFは、撮影結果には不満があるが、強風の中、「精一杯やりきった」という実感はある。行くのをやめていたら、きっと後悔していたと思う。

F-35Aを撮りたい一心で、2023年から 3年連続で三沢AFに遠征してきたが、今年から小松基地でもF-35Aを撮れると思うので、経済的にも体力的にも負担が大きい三沢AFへの遠征は、今回でおしまいにするつもりだ。

今、私は、F-35シリーズの撮影に夢中になっているが、今後、航空自衛隊や日本国内の米軍基地で既存の機種との置換が進み、配備数が増えて珍しい存在ではなくなるだろう。そう考えれば、今、撮っておくべきなのは、F-15JやF-16Cなのかもしれない。

とはいえ、今年の小松基地航空祭でF-35Aの飛行展示が実現するのを心から期待している ” 新しいもの好きな ” 私がいる(笑)。

ITM:2024年11月4日、6日、9日 1眼カメラα7Ⅳで3連戦

晩秋とは思えない暖かな日が続いていた11月上旬、久しぶりに 1眼ミラーレスカメラ α7Ⅳを持ち出して伊丹空港(ITM)周辺で撮影した。

4日は「スカイランドHARADA(以下、『ランド』)」で、6日は「伊丹スカイパーク(以下、『パーク』)」、9日は千里川土手で撮影した。

Round 1 (11月4日) :ランド芝生公園

使用レンズは、100-400mmレンズ。中・大型機はフルサイズで、小型機はAPS-Cサイズで撮影した。

この日は、常連の各機の他、JALのB767ウイングレット装着機を撮ることができた。

ANAのB777
上の写真の続き
JALのA350 3番機
上の写真の続き
ANAのB787
JALのB787
上の写真の続き
ANAのB767
JALのB767ウイングレット装着機
上の写真の続き
ANAのB737
JALのB737
J-AIRのE170
IBEXエアラインズのCRJ 700 ” よりどりみやぎ ” 特別塗装機
IBEXエアラインズのCRJ 700 ” 楽天イーグルスジェット “

 

Round 2 (11月6日) :パーク南エントランス付近

使用レンズは、11月4日とおなじく100-400mmレンズ。また、中・大型機をフルサイズで、小型機をAPS-Cサイズで撮影したのも同様。

この日は、ANAのB777 ” C-3PO ANA ジェット ” 、B767とB737のスターアライアンス機、B767ウイングレット装着機、JALのB777(ITMではレア)などが撮れた。

C-3PO ANAジェット
上の写真の続き
ANAのB777通常塗装機
ITMではレアなJALのB777
ANAのA350 1番機
ANAのB787
JALのB787
ANAのB767ウイングレット装着機
ANAのB767スターアライアンス塗装機
JALのB767
ANAのB737
ANAのB737スターアライアンス塗装機
ANAのA321neo
IBEXエアラインズのCRJ700
天草エアラインの ” みぞか号 “
IBEXエアラインズのCRJ700 ” 楽天イーグルスジェット “
J-AIRのE190 ” JAL ミャクミャクJET “

Round 3 (11月9日) :千里川土手

使用レンズは、70-200mmレンズ。

広角端が70mmなので、RX-10M4(広角端24mm)で撮影するときよりも滑走路から遠い場所で撮影した。

この日は、雲がほとんどなかったので、単調な写真ばかりになったが、JALの特別塗装機 ” B767 ” JAL FANTASTIC JOURNEY EXPRESS ” を初めて撮ることができた。

ANAのB777
上の写真の続き
JALのA350
上の写真の続き
ANAのB787
JALのB787
ANAのB767
B767 ” JAL FANTASTIC JOURNEY EXPRESS “
上の写真の続き
上の写真の続き
ANAのB737-800
JALのB737-800
JALのB737-800 上の写真とは別の機
ANAのA321
IBEXエアラインズのCRJ-700
J-AIRのE170
J-AIRのE190 ” JAL ミャクミャクJET “
JACのATR42-600 ” ECO PROP “

α7ⅣとRX-10M4の使い分け:

いうまでもないが、画質はα7Ⅳ+純正レンズ(100-400mm、70-200mm)の圧勝で、「さすがはフルサイズ」と感心する一方、次の点でRX-10M4よりも劣る。

(1) ブラックアウトフリーではないので、連写をすると目が痛くなってきて撮影に集中できないことがある。

(2) RX-10M4と同じ画角(24-600mm)を得るには2~3本のレンズを用意して状況に応じて付け替える、あるいは、別のレンズを付けたカメラを用意する必要がある。付替え/持替えには時間を要するので、シームレスに撮影できない。

(3) イメージセンサーにゴミの付着がないかチェックし、付着があれば除去しなければならない。これを忘れたり、除去作業が不十分だったりするとゴミが写り込んだボツ写真を量産してしまう。

(4) 高速連写性能が RX-10M4よりも低い。

そのため、迅速かつ広範囲のズーミングや高速連写、軽快なカメラワークが必要な航空祭では、迷わずRX-10M4を使い続けている。また、旅客機の撮影でも気軽に撮りたいときはRX-10M4を選びたい。

一方、テーマを持って美しい写真を撮りたいときは、やはり α7Ⅳの出番。テーマに応じたレンズを選択して いろいろチャレンジしてみたい。

そんな使い分けをして今後も飛行機撮影を楽しんでいきたいと思った。

 

2024年 三沢基地航空祭:快晴に恵まれ 念願のF-35A ” 背中撮り” に成功 !!

2024年9月8日(日)に開催された「令和6年度 三沢基地航空祭」に行ってきた。昨年連続・2回目のチャレンジとなった。

なお、三沢基地の発表によれば、来場者数は約 4万人だった。

1. 行き方:

昨年と同様、いつも利用している旅行社主催の見学ツアーを利用して行ってきた。同社のツアーは2種類あり、

A:東京-三沢間の移動は新幹線を利用。航空祭前夜はホテルに宿泊して航空祭当日の夜に帰ってくるツアーと

B:東京-三沢間は3列シートのバスを利用。航空祭前夜と当日夜は車中泊して月曜日の朝に帰ってくるツアーだった。

私が選んだのは Bのツアー。参加料がAより安いこと(それでもかなり高額)、航空祭当日の到着時間が早朝であること(Aの到着時間は 7:40)、昨年もBと同じツアーを利用していて要領が分かっていたことからBを選んだ。

また、別途、大阪-東京間の移動が必要で、コスト削減のため一時は東京から大阪への帰りに高速路線バスを使うことも検討したが、さすがに ” キツイ ” と考えて行きも帰りも新幹線を利用することにした。

2. 天候:予報と実際:

実は、今回の三沢基地の予行演習をかねて8月25日開催の「令和6年度 松島基地航空祭」に行くつもりで見学ツアーや新幹線などの予約手配をしていた。しかし金曜日の時点ですべての気象予報機関(ウエザーニュース、気象庁、日本気象協会、SCW予報)が高い確率で雨が降るという予報を出していた。かりに雨が降らなかったとしても曇天下のブルーインパルス(以下、「BI」)の展示飛行は ” 映えない ” ので行くのをやめた。後で調べたら千歳基地から来ていたF-15J特別塗装機のデザインがかなりユニークで、これを撮れなかったのは少し残念だったが後悔はしていない(負け惜しみ)。

しかし、三沢基地は別物。現時点で航空自衛隊のF-35A戦闘機を見る/撮ることができるのは三沢だけだし、米軍機の飛行展示もあるのでよほどのことがないかぎり行くつもりでいた。開催日の1週間くらい前からしばらくは降雨を予想する予報も出ていたが、直前にはどの予報も低い降水確率を示していたので安心して出かけることができた。昨年は、台風接近の影響で開催日直前の金曜日まで開催が確定決定しないという大変な状況だったので、雲泥の差だった。

3. 往路:

3-1 大阪~東京:

ツアーの集合時間が夜の9時だったので、7時頃に東京駅に着く新幹線を選択。新幹線による移動は快適な一方、単調なのでとくに記憶に残るようなことはないだろうと考えていたのだが、新大阪駅で思わぬ出会いがあった。

駅の待合室が混んでいたので早めに乗車ホームに上がったら、「写真撮影は黄色い線の内側でお願いします」というアナウンスが何度も繰り返されていた。相変わらずマナーが悪い ” 撮り鉄 ” がいるのかなと思いつつベンチに座っていたら、いきなり目の前を黄色い車体が左(西)から右(東)に横切った。「ドクターイエロー」だ。慌ててホームの ” 黄色い線の内側 ” ギリギリまで移動してシャッターを切った。すでに遠ざかりかけていて、ろくにピントを合わせる余裕がなかったが、何とか撮れた。私は鉄道マニアではないので、これで十分、 ” 無問題 ” 。

新大阪駅を通過して走り去るドクターイエロー
航空祭前日の午後4:15に新大阪駅を出る新幹線で東京駅に向かった
新大阪駅のホームにて それにしても手前の車両先端部の汚れがひどい!

3-2 東京駅~新宿駅:

新幹線が夜 7時前に到着し、東京駅舎を撮影(私の定番ルーティーン)、丸の内で夕食を摂ったのちに山手線で新宿駅まで移動した。ツアーの集合時間(9時)までに余裕があったので東京都庁舎を利用したプロジェクションマッピング映像「ゴジラ都庁襲撃」の上映を楽しんだ。離れた場所からの観覧だったので音楽・音響なしの状態で迫力は感じなかったが、いい暇つぶしになった。

東京駅舎
ライトアップされた東京都庁舎
東京都庁舎に映し出されたメカゴジラ

3-3 新宿~三沢基地前~エプロン地区到着:

今回のツアーバスも 3列シートだったので、隣の参加者との接触がなく、また、前後の間隔が広くて足を延ばせたのでよかったが、高速道路の継ぎ目を通過するときの振動がけっこうきつくて熟睡できなかった。

それでも、バスの運行は順調で開催日当日の朝6時前に基地最寄りのショッピングセンターに到着。すぐに入門待ちの列に並んだ。

開門予定時間は8時だったが、昨年と同様、7時30分に開門。7時45分頃には手荷物検査を終えて8時10分前にはエプロン地区に到達できた。さっそく、滑走路と基地施設・建物の中間地点を撮影場所に決めて腰を落ち着けた。

はじめは、曇りがちだったが、すぐに青空が広がってきて快晴に。気温もだんだん上がってきてTシャツ1枚で十分の温かさ(暑さ?)になり最高の撮影環境だった。

朝6時前に三沢基地前のショッピングモールの駐車場にバスが到着
7時15分頃の正門前の様子
7時半前、T-4が周辺を飛んでいた 気象偵察をしていたのだろうか
オープニングフライトがはじまる直前のエプロン地区の様子 こちら側はやや曇りがち
エプロン地区で滑走路の方を撮った写真 こちら側は青空が広がっていた

4. 飛行展示:

一時、F-22戦闘機 ” ラプター ” のデモフライトがあるかもしれないとの情報が流れたが実現しなかった。また、航空自衛隊 三沢基地のホームページでF-18(F/A-18?)やP-8哨戒機 ” ポセイドン “の飛行展示があると紹介されていたが、こちらもなく、米軍機の飛行展示はF-16のみであった(C-130は、パラシューターを降下させたのみで飛行展示はなし)。

それでも、BIの飛行展示がなかったのでF-35A戦闘機の飛行展示時間が十分確保されていて文句なし。また、1年ぶりにF-16戦闘機の機動飛行を撮影できてよかった。

4-1 オープニングフライト: F-35A & F-16 & E-2C/D

予定通り、8時半からオープニングフライトが始まり、航空自衛隊の第301飛行隊と第302飛行隊のF-35A戦闘機 4機が、続いて米空軍のF-16戦闘機 2機が、最後に航空自衛隊のE-2C早期警戒機 1機が航過飛行を行った。

4機編隊で航過する第301飛行隊と第302飛行隊のF-35A
4機の内の2機を大写しにしてみた
手前の2機が第302飛行隊所属機、奥の2機が第301飛行隊所属機
米空軍のF-16
上の写真の続き
E-2D 早期警戒機
上の写真の続き

4-2 パラシュート降下(2回):C-130 & Wings of Blue

米空軍士官学校のデモンストレーションチーム ” Wings of Blue ” によるパラシュート降下は、午前中に2回あった。

いずれもC-130輸送機からの降下だったが、青空の下、いろいろなバリエーションでの降下を披露してくれて飽きなかった。

米空軍のC-130H
Wings of Blueによるパラシュート降下
Wings of Blueによるパラシュート降下
Wings of Blueによるパラシュート降下

三沢基地所属の無人偵察機 RQ-4 ” グローバルホーク ” は、午前 9時頃に離陸し、午後 2時20分頃に着陸した。その間、基地上空を航過飛行するのではないかと勝手に期待していたが、それはなくて残念だった。

離陸したRQ-4 もっと手前で撮りたかったのだが、カメラの設定ミスがあり対応が遅れた
RQ-4 胴体部分をトリミングしてみた

4-4 機動飛行:F-35A

いよいよ、第301飛行隊のF-35A戦闘機 ” ライトニングⅡ ” による飛行展示がはじまった。

昨年の三沢基地航空祭は曇天下でまともな写真が撮れなかったが、今回は好天に恵まれて今まで、なかなか撮れないでいた背中も ” バッチリ ” 撮ることができた。また、かなり引き気味で撮影していたので高速飛行時のヴェイパーコーン?が発生した瞬間も逃さずゲットできた。

離陸後、ヴェイパーを引きながら上昇をはじめたF-35A
ヴェイパーコーンを発生させて高速飛行するF-35A 引き気味に撮っていたので盛大にトリミング
上の写真の続き 一度収まったヴェイパーコーンが再び発生
水玉のようなヴェイパーを引いて旋回するF-35A
ついに背中をゲット!
F-35A こちらも ” 背中ゲット ” の図
F-35A この角度も気に入っている
ウェポンベイを開いて飛行するF-35A
上昇するF-35A
F-35A

4-5 訓練飛行:CH-47J

CH-47J ” チヌーク ” とその次のUH-60J ” ブラックホーク ” の訓練飛行の時間はトイレ休憩に当ててしまったので、「遠くから一応、撮っといた」レベルの写真だけになってしまった(言い訳)。

CH-47J
空中消火用バケツをぶら下げて飛行するCH-47J

4-6 訓練飛行:UH-60J

CH-47Jと同じく「遠くから一応、撮っといた」写真のみ。

UH-60J
要救助者(ダミー?)を引き上げたUH-60J

4-7 機動飛行:F-2B

松島基地所属のF-2B支援戦闘機もヴェイパーをモクモク出しながら元気に飛び回ってくれた。

複座型のF-2B
F-2B
F-2B
F-2B

4-8 訓練飛行:F-15J

実は、松島基地航空祭をパスしたことで撮りそこなった第 203飛行隊のF-15J特別塗装機の飛行を期待していたのだが、残念ながら第201飛行隊所属の通常塗装のF-15J戦闘機 ” イーグル” 2機による訓練飛行だった。

それでもなんとかいい写真を撮ろうと真剣に取り組んだのだが、今回は空回り。” 背中バッチリ写真 ” を撮れなかった。

千歳基地 第201飛行隊所属のF-15J
F-15J 背中はこれくらいしか撮れなかった
ブレーキフラップを上げて飛行するF-15J

4-9 機動飛行:F-16

F-16戦闘機 ” ファイティングファルコン ” を最後に撮ったのは昨年の三沢基地航空祭のときなので1年ぶりのチャレンジだった。今回、唯一の米軍機ということで気合を入れて撮影に臨んだが、大苦戦。すばやい機動飛行に追いつくことが難しかった。それでも何とか背中も撮れたので ” 結果オーライ ” だった。

米空軍のF-16
F-16 上の写真の続き
ヴェイパーを出しながらハイレイトクライムをするF-16
背面飛行するF-16
F-16 何とか背中を撮れた !!

4-10 機動飛行:F-35A

午後の部は、第302飛行隊所属の2機のF-35A戦闘機 ” ライトニングⅡ ” による機動飛行からはじまった。午前中の撮影である程度気に入った写真が撮れていたが、もっといい写真を撮ろうと必死で追いかけた。

離陸する第302飛行隊のF-35A
F-35A
F-35A
F-35A
ハイレートクライムをするF-35A

4-11 機動飛行:F-35A & F-16

今回の航空祭の飛行展示の ” トリ ” は、航空自衛隊のF-35A戦闘機と米空軍のF-16戦闘機による機動飛行だった。それぞれ、交互に低速飛行や高速飛行、急速旋回、急速上昇を行い、両機の違いを披露した。

米空軍のF-16 午前中に飛んだ機とは別の機
F-16 背中を撮れた
低速飛行をするF-16
第302飛行隊所属のF-35A
F-35A
ランディング・ギアを降ろして飛行するF-35A

5. 地上展示:

午前中最後のパラシュート降下(2回目)終了から午後最初のF-35A 戦闘機の機動飛行まで2時間以上あったので、エプロン地区の地上展示機をゆっくり撮影することができた。

米空軍のA-10 攻撃機 ” サンダーボルトⅡ “
A-10
第301飛行隊所属のF-35A 戦闘機(特別塗装機)
こちらは第302飛行隊所属のF-35A 戦闘機(特別塗装機)
松島基地所属のF-2B 支援戦闘機
F-15J 戦闘機 ” イーグル “
米空軍所属のF-16 戦闘機 ” ファイティングファルコン “
米空軍のP-8 哨戒機 ” ポセイドン “
E-2D 早期警戒機 ” ホークアイ “
航空自衛隊のRQ-4 無人偵察機 ” グローバルホーク “
RQ-4 広角で撮影したので強調されてはいるが、翼が恐ろしく長い
T-4 中等練習機
U-125A 救難捜索機
T-400 輸送機・救難機等基本操縦練習機
U-680A 飛行点検機
U-36A 多用機
UH-60J 救難ヘリコプター ” ブラックホーク “
AH-1S 攻撃ヘリコプター ” コブラ “
UH-1 多用途ヘリコプター
SH-60K 哨戒ヘリコプター

6. 民間旅客機:B737-800

今回、民間航空機で撮れたのはJALのB737-800の1機のみだった。

JALのB737-800
B737-800 上の写真の続き

7. 帰路:

7-1 基地~八戸~東京:

2時半前に RQ-4が着陸したのでツアーバスが止まっているショッピングモールの駐車場に向かい3時前にバスに到着した。

三沢基地内に接地されたF-1戦闘機とF-16戦闘機のモニュメント

基地を出たのち、昨年と同様、「極楽湯八戸店」に寄って入浴するとともに夕食を摂った。

なお、昨年は、夕食は近くにあった「イトーヨーカドー八戸沼館店」で食べたのだが、今年の8月末で閉店になっていたので、「極楽湯」の一択だった。

「極楽湯八戸店」
今年の8月末に閉店になった「イトーヨーカドー八戸沼館店」

7-2 東京~大阪:

帰りのバスも振動に悩まされてなかなか寝付けずに苦労したが、予定通り月曜日の朝5時20分頃に東京(新宿)に到着。山手線で東京駅まで行き、午前7時30分発の新幹線で帰阪。11時頃に自宅に着いた。

東京駅のホームにて
午前7時30分発の ” のぞみ11号 ” で帰阪した

8. おわりに:

F-15Jの特別塗装機が来なかった。また、背中が撮れなかった。F-16の機敏な動きを追い切れなかった。など残念なことも多々あったが、終日快晴に恵まれ、BIの来基がなかったたので入場者が少なく、比較的空いていたという好条件の下、念願のF-35Aの背中やヴェイパーコーンを撮ることができて本当に楽しい一日を過ごすことができた。

ただ、ツアーバスの乗り心地が悪くて行きも帰りも十分な睡眠が撮れなかった。高額なツアー参加料に加えて大阪‐東京間の新幹線代もかかり経済的な負担が大きかった。ことなどを考えると来年も三沢基地の航空祭に行く気になるかどうか分からない。もし、BIの飛行展示があったら会場が混雑するだろうし、F-35Aや米軍機の飛行展示の時間が短くなるだろうから、さらに ” パス ” する可能性が高まる。

 

2023年 三沢基地航空祭:F-35A狙いで初参戦!!  機動飛行の撮影はトホホだったが、それなりに満足できた

2023年9月10日(日)に開催された「三沢基地航空祭 2023」に行ってきた。三沢基地航空祭を見に行ったのは今回が初めてだった。

今回の三沢基地航空祭は、台風13号の影響で開催が危ぶまれたが、北上前に熱帯低気圧に変わって何とか無事に開催された。また、当日の開場前に小雨がぱらつくことがあったが、すぐに止んだので撮影に集中できた。撮影結果には不満な点も多かった(基本的に私の技量不足のせい)が、他の基地の航空祭では見られない機種の撮影ができて、それなりに楽しめた。

1. 天気予報:

航空祭の1週間くらい前から台風の予報(熱帯低気圧が台風に変わり北上するとの予報)がでていたが、そのときは、日本列島のかなり東の海上を早いタイミングで通過するとのことだったので、正直、あまり心配していなかった。

ところが、日に日に進行方向が西よりに変わり、また、スピードが遅くなって航空祭が開催される週末あたりに東北地方を通過する予報に変わっていった。これを受けて、三沢基地のホームページに「台風の状況によっては、開催を中止する可能性がある。最終的には金曜日の午後 3時を目途に開催するか否かを判断する」という趣旨の案内が掲示されたが、思い切ってでかけることにした。

2. 往路:

2-1 ツアー参加まで:

私は、大阪から行きやすい静浜基地・小牧基地・岐阜基地・芦屋基地・築城基地の航空祭は、自力で公共交通機関を利用して行く。また、昨年は見学ツアーがなかったので、百里基地や小松基地の航空祭も自力で行った。

しかし、さすがに青森県の三沢基地航空祭は、時間的にも経済的にもキツイので、迷うことなく見学ツアーを利用。しかし、関西発のツアーはなく、東京発のみだったので、前日(9月9日)の午後3時半過ぎに新大阪を出る新幹線で東京に向かった。

午後6時頃に東京駅に到着。夕飯を摂っても集合時間までにかなりの時間の余裕があったので、「お上りさん」よろしく夜の東京駅周辺を撮影して時間をつぶした。

その後、東京駅から山手線で新宿駅に移動して「三沢基地航空祭見学ツアー」に参加し、貸切バスで青森に向かった。

前日の午後3時39分に新大阪を出る新幹線で東京に向かった
東京駅の夜景
東京駅の夜景

2-2 東京~基地到着~エプロン地区への移動:

今回利用したツアーのバスは独立3列シートだったので、隣の席の方との接触を気にすることなく、快適に青森まで移動することができた(その分、参加費用はかなり高かった!)。

ツアーバスは予定通り、開催日当日(9月10日)の午前6時過ぎに到着し、6時半頃には門の前で開場を待つ人たちの列に並ぶことができた。

その後、7時半頃には手荷物検査を受けて基地内に入ることができ、一路エプロン地区に向かう。ツアーバスを出る前に添乗員の方から三沢基地は広いのでかなり歩くことになるとの説明があったが、その通りで延々と歩くことになった。それでもF-35A戦闘機やF-16戦闘機の写真を撮れると思うとワクワクしくて、知らず知らずのうちに速足になっていた。

エプロン地区についてみると、滑走路前にはすでに沢山の人がいた。今までの経験から、滑走路前やその周辺は人が密集しやすく、また、地上展示機が視界を遮るので機動飛行の撮影には適さないことを知っていたので、迷わず、滑走路と基地施設との中間地点の辺りで荷物を降ろした。

一時小雨が降ったが、開場前に止んだ
米空軍 第35戦闘航空団のモニュメント
エプロン地区に向かって歩く人たち
F-1戦闘機のモニュメント
F-16戦闘機のモニュメント

3. 飛行展示:

3-0 スケジュールの変更とカメラの設定ミス:

ツアーバスを出て、基地に向かう前に添乗員の方から、気象状態が悪いので午前中(10:00~11:30)に予定されていたブルーインパルスの曲技飛行を午後に変えて天候回復を待つことになった、これにより他のプログラムも変更になるが、具体的にどうなるか分からない、航空祭の終了時間が午後 3時から 3時半になる、との案内があった。

結局、UH-60JとCV-22の訓練飛行、C17の機動飛行がキャンセルになった。また、他のプログラムも全体的に短縮された。さらにブルーインパルスの飛行展示が編隊飛行のみになって残念ではあったが、開催されない可能性があったことを考えると贅沢は言えないと思った。

一方、カメラの設定ミスについては、100%私の知識不足が原因。私は、今まで航空祭の飛行展示を撮影するときは、シャッタースピードを1/1000秒に設定するのを基本にしていたのだが、今回は、F-35Aを撮影できる貴重な機会なので、できるだけ手ブレを防ぎたいと考えて1/1600秒で撮影。その結果、四隅が暗い写真を量産してしまった。

帰宅後にネットで調べたら、それは開放F値で撮影したときに発生しやすい「周辺減光」でが原因だと知った。私はトリミング肯定派なので「周辺減光」部分をカットして対応できた(それでも「周辺減光」が残る写真あり)が、これを機会にカメラの設定方法を基礎から学びなおす必要があると痛感した。

3-1 F-35A戦闘機:

岩国基地の航空祭では、コロナ禍前からF-35B戦闘機が”飛んでいる”場面を撮るチャンスに恵まれていたが、あまり良い写真を撮ることができずにいた。また、今までF-35Aの”飛んでいる”場面を撮る機会がなかった(今年の岩国基地航空祭では地上展示のみ)ので、F-35Aの飛行シーンの撮影が、今回の最大の目的だった。

結果は、以下の写真の通りで、機動飛行については、鮮明な写真を撮ることができず、当初の目的を果たすことができなかった。

一方、離陸場面や会場正面上空を航過する場面では、” そこそこ ” クリアな写真を撮ることができた。会場左手(西側?)から離陸する場面では、地上展示機や前の人たちの頭が邪魔になって(失礼っ!)断続的に機体が隠れるので、ズーム調整やピント合わせが難しかったが、焦らず落ち着いて撮影できたので、少しは自信がついた(過信?)。

離陸するF-35A 断続的に地上展示機や前の人たちの頭で隠れるので、撮るのが難しかった
F-35A 上の写真の続き
機首下部の電子・光学式照準システム”EOTS”の一部がオレンジに輝いている
ヴェイパーで機体の後部が霞んでいる
F-35A
ウェポンベイを全開にしたF-35A
クリアな機動飛行の写真を撮るのが難しかった
F-35A エプロン地区付近を航過する場面は、何とかクリアな写真を撮ることができた

3-2 F-16戦闘機:

F-16戦闘機の機動飛行もF-35Aとほぼ同じ時間帯に披露されたが、こちらは機動飛行も含めて ” まずまず ” の写真が撮れた。

F-35Aのときと同様、地上展示機や前の人たちの頭が邪魔だったが、会場左手(西側)からの離陸場面も諦めずにカメラで追い続けた結果、何とか ” まともな ” 写真が撮れた。

離陸するF-16戦闘機
F-16
F-16
F-16
F-16
F-16

3-3 T-4 ブルーインパルス機:

天候の回復を待ってブルーインパルスのフライトが午後に変更された。その甲斐あって昼頃から晴れてきたので、久しぶりに青空にスモークが映える曲技飛行を楽しめると思い、メモリーカードとバッテリーを入れ替えて離陸を待ったのだが、期待外れに終わった。というのは、最初に離陸した5番機が気象観測を行ったものの、結果が思わしくなかったようで、編隊飛行のみになってしまったから。つい、「小牧基地の航空祭(近隣への配慮から編隊飛行がメインの航空祭)かよっ!」と思ってしまった。

それでも、気持ちを切り替えてできるだけ青空が背景になるタイミングを狙ってシャッターを切った。

気象観測を行うために離陸したブルーインパルス5番機
やはり青空がバックだと”映える”

3-4 EA-18G電子戦機:

スケジュール表では、最初の「航過飛行」ではF-35A、E-SD、F-16、P-8が飛ぶと書かれていたのだが、思いがけずEA-18G電子戦機”グラウラー”も飛んだ。

私の戦闘機系の ” 推し ” は、F-2A/B支援戦闘機。母体となったF-16戦闘機がそれに続くが、その次はF/A18ファミリーの複座型機。EA-18Gもその仲間なので大歓迎だ。離後、機動飛行を行うことはなく、すぐに着陸してしまったのは残念だったが、” そこそこ ” クリアな写真を撮ることができてよかった。

離陸するEA-18G電子戦機 ” グラウラー “
EA-18G
EA-18G

3-5 F-15J戦闘機:

今回の航空祭の全般を通じて場内アナウンスが聞き取りづらく(高齢者なので?)、また、飛行展示に関する案内が少なかったが、特に、F-15J戦闘機の「訓練飛行」のときは、事前のアナウンスがなく、突然、会場の右手(東側)から 2機がリモートでやってきて、会場を1回パスしただけで終了。そのため、まともな写真が撮れなかった。

F-15J
F-15J

3-6 E-2C/D哨戒機:

スケジュール冒頭の「航過飛行」で離陸し、会場中央上空に戻らないで着陸した。

この機の撮影も ” ワンチャン ” だった。

なお、プロペラ機を撮るときはシャッタースピードを遅くするのが基本だが、万一、元の速いスピードに戻し忘れるとボケボケ写真を量産することになるので、シャッタースピードを変えずに撮影した。

EC-2C/D哨戒機
E-2C/D 上の写真の続き

3-7 P-8対潜哨戒機:

B737をベースにしたP-8対潜哨戒機”ポセイドン”が「航過飛行」することは事前に知っていたが、この機の離陸時にも会場アナウンスがなかった(と思う)ので、最初は、滑走路を共用している航空会社の飛行機かもしれないと思った。それでも念のためファインダーで追いかけていたら途中でP-8であることが分かり、慌ててシャッターを切った。

この機も離陸後、会場正面に戻らずに着陸してしまったので、手を抜かずにフォローしていて本当によかった。

離陸するP-8対潜哨戒機
P-8

3-8 CH-47J輸送ヘリコプター:

CH-47Jは、空中消火用バケツを機体下部から吊り下げた状態で会場正面に飛来して散水する様子を披露した。こちらも、シャッタースピードの戻し忘れを心配して1/1600秒のままで撮影した。

CH-47J
空中消火用バケツを吊り下げて飛行するCH-47J

4. 地上展示:

午前中の展示飛行が終わり、午後のブルーインパルスの曲技飛行が始まるまで、時間の余裕があったので、米軍のA-10攻撃機”サンダーボルトⅡ”と航空自衛隊のF-35A戦闘機”ライトニングⅡ”のみ、例によって”チャチャっと”撮った。

この時点で晴れ間がかなり広がっていて、「午前中からこうだったらよかったのにな」と思ったが、「雨に降られずに撮れただけ儲けもの」だと思いなおした。

A-10
A-10
F-35A
F-35A

5. 帰路:

松島基地航空祭のときは、ツアーバスが航空祭当日の夜に東京まで戻ってきたが、今回は遠いので、時間調整も兼ねて八戸のスーパー銭湯「極楽湯」で休憩し、入浴、夕食を済ませた。出発時間まで余裕があったので、近場をうろついていたら、運河(海?)の対岸で火災が発生しているように見えたので写真を撮ったが、そばにいた現地の方(だと思う)は気にもとめていない様子だったので、工場からの排煙・排気ではないかと思った。

その後、ツアーバスは一路東京・新宿に向かい、予定通り、航空祭翌日(月曜日)の午前5時過ぎに到着した。

前回の松島基地航空祭のときは”経費削減”のため、高速路線バスを利用し、9時間かけて帰阪したが、今回は体力的にキツイと考えて帰りも新幹線を利用。午前7時に東京駅を出る電車に乗ったので、午前中に帰宅できた。

スーパー銭湯「極楽湯」で入浴し、周辺で夕食を摂った
「極楽湯」周辺を歩いていたら、工場の辺りで火災が発生しているように見えたのでびっくりした
9月11日(月)朝の東京駅 新幹線のホーム

6. おわりに:

初めての三沢基地航空祭は、残念な結果になったこと(F-35Aの機動飛行の撮影)もあったが、EA-18Gなどの離陸・航過場面がしっかり撮れたり、F-16の機動飛行の撮影が ” まあまあ ” だったりしたので、全体としては ” それなり ” に満足できた。とはいえ、関西から三沢基地に遠征するのは体力的にも経済的にもかなり ” キツイ ” ので現時点で来年再チャレンジするかどうかは未定。来年、見学ツアーの販売が始まった時点で判断したいと考えている。

なお、この記事の中で、会場アナウンスについて何度も愚痴ってしまったが、悪天候によりスケジュールの変更を余儀なくされ、運営も大変だっと思うので文句をいうつもりはない。それよりも、このような状況下で頑張って開催・運営してくださったすべての関係者の方々にお礼を申し上げたい。