空港にでかけるときは、事前に天気や気温、風向きを調べるものの、それ以外は何も気にしないのが基本だ。まれにスペシャルマーキング機の運航予定を確認してそれをお目当てにいくこともあるが、それほど熱心な方ではない。
そんな私が、2014年に予備知識なしでUKBにでかけ、偶然撮ることができた珍客2機を紹介したいと思う。
まずは、スカイマークのエアバスA330-300。ご存じのとおり、スカイマーク絶頂期に同社が国内航空路線で存在感を示すために?導入した大型機で2014年の6月中旬から正式運航がはじまったが、翌年そうそうに運航停止になった運の悪い?機材だ。
その日(2014年5月25日)は、西風が強かったので、東(大阪方向)から西(淡路島方向)に向かって降りてくるB737を撮影するつもりで、UKBにでかけ、朝からお気に入りの撮影スポット(寿司屋の前の狭いスペース。今は立入りできないと思う)に陣取って撮影をしていたのだが、昼過ぎからやけに人が増えてきた。はじめは、飛行機に搭乗するまでの暇つぶしできた旅行客の人たちかと思ったが、構えているカメラを見て航空ファンだとわかった。それでも、特別な飛行機がくるとは思わず、のんきに構えてB737を撮影していた。(当時は、フジドリームエアラインズのエンブラエル機の乗り入れはなく、ほぼ100%、B737だった)
ところが、午後3時前になると周囲が騒がしくなり、隣の人が親切に「来ましたよ」と教えてくれた。何のことかもわからずに東の空を見たらスカイマークのA330-300がUKBに向かって悠然と降りてくるのを知り、慌てて連写を開始した。周囲にいた人たちによれば、正式運航を直前にひかえ、UKBに緊急着陸することを想定して実施したテストフライトで、それを承知でUKBにきていたということだった。もし、西風が強くなかったらUKBにいくこともなかったので、本当に運がよかったと実感した。
西風が強かったので東(大阪方向)からUKBにアプローチするスカイマークのA330-300
同上。滑走路の東端に達した
A330-300
A330-300
A330-300
もうひとつが、ロシアの航空会社の大型輸送機。この日は、空港ビルから滑走路沿いに西にいった場所で、西(淡路島方向)からアプローチする着陸機を撮影しようとしていたのだが、通常、UKBでみかけるB737シリーズやたまにみかけるA320シリーズ、B767に比べ、けた違いに大きい機体が降りてきたのにはびっくりした。
撮影当時は、その大きさやいかめしい外観から「軍用機ではないか」と思ってしまったが、あとで調べてみたらヴォルガ・ドニエプル航空のアントノフAH-124ルスラーン輸送機であることがわかった。UKBに着陸するところ、積荷を降ろすために貨物室を開けたところ、UKBを離陸するところを撮影できたが、これもまったく偶然の出会いだった。
ヴォルガ・ドニエプル航空のアントノフAH-124ルスラーン輸送機
AH-124輸送機
AH-124輸送機。車輪の数の多さに驚かされた
着地したAH-124輸送機
積荷を降ろすために機首と後部のドアを開けたAH-124輸送機
西(淡路島方向)に向かって離陸するAH-124輸送機。下に見えるのはラヴィマーナ神戸の結婚式場
いろいろ調べて目的の機を撮りにいくのもよいが、何も考えず、ぶらりとでかけてサプライズに遭遇する(レア機を撮影)のもまた、楽しいと思う。「犬も歩けば棒に当たる」式だが、これからもこれを基本にのんびりと続けていきたい。
了
UKB:西風・東風がチャンス
UKB:黄昏の輝きの中で