KIX:南風を待ちわびて

関西国際空港(KIX)には、数えるほどしか行っていない。自宅から電車とリムジンバスを乗り継いで片道2時間弱かかること、有力な撮影スポットが最北端の1ヵ所(関空展望ホール・スカイビュー)のみで、しかも通常は、離着陸地点が撮影スポットのはるか南なので、迫力のある写真がほとんど撮れないことがその理由だ。

それでも、南風が強い日には、KIXと対岸を結ぶ連絡橋の前を優雅に舞い降りてくる国内外航空会社の飛行機を撮影できたので、コロナ禍前は、天気予報で風向きや風速を調べてKIXに何度か足を運んだ。個性豊かな海外航空会社の飛行機が駐機・タキシングしている風景を撮れたし、予報に反して南風が弱かったときでも大型機であれば、撮影スポットに”そこそこ”近い地点で離陸するので、海を絡めて”それなりに”よい写真を撮ることができた。

【南風が強いときに撮れる写真】

スターフライヤーのA320
ジェットスター航空のエアバスA320
JALのB737-800
ANAのB737-800 通常塗装機
ANAのB737-800 スターアライアンス塗装機
エア・カナダのB767
UPSワールドワイドサービスのB747-400
2016年に運航を停止したトランスアジア航空(復興航空)のA330
ユナイテッド航空のB787
JALのB787
エア・インディアのB787
中国南方航空のB787

天気が良く、あたたかな日に、スカイビューでのんびり1日をすごすのは、気分がいい。コロナ禍が世界中で収まり、国際線の飛行機がKIXに戻ってきたら風向きにかかわらず、また行ってみたいと思う。

UKB:西風・東風がチャンス

神戸空港(UKB)の展望デッキには背の高い防護柵が設置されており、金網の目が細かいので、飛行機を撮影するのに不向きだが、以前は、展望デッキの上階に寿司屋があり、その店舗前のスペースが絶好の撮影スポットだった。そのスペースは、5人も並べば一杯になるほど狭かったが、南側に見える滑走路やその先にある海を遮るものは何もなく、ちょっとした踏み台があれば、駐機中の飛行機も簡単に撮影できたので、通いつめた時期があった。なお、その当時は、フジドリームエアラインズ機の乗り入れはなく、たまにANAのB767などがくるほかは、B737のみで、B737好きの私にとってはパラダイスだった。ただ、便数が少なく、1時間で着陸が1便、離陸が1便という時間帯もあったと記憶している(コロナ禍前で!)。

離陸前のソラシドエアのB737-800 ”くまもん”ジェット

通常、UKBでは、西(明石海峡大橋の方)から東(大阪の方)に向かって着陸し、東から西に向かって離陸するが、展望デッキが滑走路の東端(大阪の方)にあるので、着陸時は展望デッキのかなり前で着地し、離陸時は展望デッキのかなり先で離陸するので迫力のある写真がなかなか撮れない。そういうときは、出発準備中の飛行機や着陸後の飛行機を中心に撮影していた。

東風が強いときは、飛行ルートが変わって西から東に向かって離陸する。そのため、展望デッキよりかなり手前で離陸するので「飛んでいる」状態の飛行機を撮影できるので良かった。さらにタイミングがうまくあえば、飛行機と海と船が絡んだ写真が撮れる。

ただ、東風が強いときでも西に向かって離陸することが多かったので、乗客を乗せた機をトーイングカーがどちらの方向に向けるか、ハラハラ・ドキドキしながら見つめていた。そして、機首を右側(西側)に向けると分かった瞬間、心の中で思わず「Yes!(よしっ!)」と叫んでいた。

離陸するスカイマークのB737-800 うまく船が絡んだ
離陸するソラシドエアのB737-800
離陸するスカイマークのB737-800

西風が強いときは東から西に向かって着陸する。展望デッキの少し手前まで着地しないので、この場合も「飛んでいる」状態の飛行機を撮影できる。また、船が絡むとよりダイナミックな写真になる。

ただ、西風が強くても必ず東から降りてくるとは限らない。最初のアプローチはいつも西(明石海峡大橋の方)からで、西から着陸するときは着陸灯が見えたままだが、東から着陸するときは、機首を一度南に向けるので着陸灯が見えなくなる。だからレンズごしに見つめていた着陸灯が見えなくなったら、心の中で「Yes!」と叫んだ。そして飛行機が空港南側の海上を東に向かって進み、空港を過ぎたあたりで180°方向転換して目の前に降りてくるのを待つときのワクワク感は何回味わってもあきることがなかった。

着陸するスカイマークのB737-800 波の高さから風の強さが分かる
着陸するエア・ドゥのB737-700 逆光でキラキラ輝く海が美しい
着陸するソラシドエアのB737-800

2021年の1月に久々にUKBに行ったら、展望デッキ上の寿司屋が閉店しており、店舗前の絶好スポットに上がれなくなっていた。あの場所で東風、西風が強いときのドキドキ感、ワクワク感は二度と味わえないと知り、大きく凹んだ。その後、どうなったか知らないが、コロナ禍が収まったら、また出かけて撮影スポット探しをしてみたいと思っている。

       了

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ITM:マイ・ホームグランド

飛行機の写真撮影を始めた場所、伊丹空港こと大阪国際空港(ITM)。住まいから近く(原付バイクなら30分ほどの距離)、便数が多く(コロナ禍前の話だけど)、機種のバリエーションが多く(Saab340やボンバルディアQ400などの小型ターボプロップ機からB777まで)、絶好の撮影場所が多数ある(空港展望デッキ、伊丹スカイパーク、スカイランドHARADA、千里川)から。

最初は、空港デッキに陣取ってRW-32Lから離陸する飛行機を撮ったり、出発前・到着後の作業の様子などを撮ったりしていた。グランドハンドリングスタッフの皆さんがトーイングカーやベルトローダー、コンテナードーリーなどを器用に運転・操作してきびきびと働く姿を眺める(写真を撮る)のも結構好きだった。これは矢口史靖監督の映画「ハッピーフライト」の影響かもしれない。

映画「ハッピーフライト」では、パイロットやCAだけでなく、グランドスタッフや整備スタッフの苦労や活躍も丁寧に描かれていて、本当にいろいろな人たちの連携があってはじめて安全なフライト(=ハッピーフライト)が可能になるのだと認識するきっかけになった。今でもときどきDVDでこの映画を見返して感動を新たにしている。・・・本当に大好きな映画のひとつだが、あえてツッコミを入れるとすれば、トラブルに遭遇するANAのB747がハワイ行きなのに、外国人風の乗客がひとりもいないように見える点だけは、少し気にかかる。(笑) もちろん、それでこの映画の価値が落ちるとは思わないので、ご覧になったことがない飛行機ファンやその予備軍の方がもしいらしたら、ご覧になることをお勧めする。

今は、伊丹スカイパークやスカイランドHARADA、千里川での撮影がメインになってしまったが、そのうち空港デッキに行って離着陸前の風景などを撮ってみたいと思っている。

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